何年も悩んでいたけど、ようやく一息ついたので書きます。


いくら親だと言っても私だって人間。
子供をひどく叱りとばすこともあれば、外に追い出したりすることだってある。
でもやっぱり自分の子供。病気やケガのないように最低限のことはしている。
それが当たり前だと思っていた自分の価値観を吹き飛ばすような事件が、すぐ近くで起きていた。


ずっと前からおかしいと思っていたある一家。
子供がボードに乗って坂を下る音がものすごくうるさい。と思ったのが最初。
何事かと思って外を見ると1歳~就学前の子ども3人が道路で遊んでいる姿が目に入った。
普通に車が往来する道路に子供達だけで遊んでいた。
そして子供達のさわぐ声がものすごくうるさい。頭に響く。なにか心臓がドキドキする。
思い出すことも辛い日々の始まりだった。

それから毎日のように夕方になってパジャマ姿で子供達が外で遊ぶようになった。
深夜12時に子供が遊ぶ声が聴こえることもあった。
たまに母親がいる時があるけど、たいていタバコを吸っていて見ていない。
注意するといっても名前を呼ぶだけ。1歳くらいの子供が崖に登って落ちても見ているだけ。
一家が外で飼っている子犬も吠えっぱなし。縄をつけずにうろついていることもあった。

一度注意したら逆ギレされた。外に置いてあった自転車が壊された。庭に入ってきて荒らされた。
近所中に、あの人はおかしな人だと言いふらされた。
全く身の覚えがないことも尾ひれをつけて言いふらされた。
もうメチャクチャだった。

とうとう夫に相談した。「子供ならよくあること」それだけだった。
児童相談所に相談しても「死ぬほどではない。地域で見守って」と言われた。
警察に相談しても数時間後にやってきて「今はいませんね」
市の相談課に苦情をだしてようやく警察がやってきて口頭で注意した。
でも警察が帰って数分したら元通りにだった。

何年もの間、近所では私のほうが頭のオカシなうるさいおばさんだと言われ続けた。
少しずつ本当におかしくなったのだろう、声を聞くと動悸が激しくて眠れない日々が続いた。
思い余った私は心療内科で薬をもらって飲んだ。

続きます。