<デグー>
デグー科に属する齧歯類で、デグー属またはその1種を指す。原産はチリの山岳地帯。
山岳地帯という高低差のあるところで暮らしているため、高いところに上るのが大好きです。
しかしその反面、降りるのはとても下手で足を踏み外して落ちることも珍しくありません。
<転落>
その夜、次の日が休みということもあって夜更かししてもいい夜。
寝るには早いのでゲームでもしようかとPS4の前まで行きました。
でも「明日も予定があるからゲームはやめておこう」と
柄にもなく次の日のことを考えて、ゲームをすることをやめました。
(後悔1:ここでゲームをしておけば餌やりだけで終わったと思うと、ゲームしておけばと思った)
寝るには少し早かったので、ピッピの餌やりのついでに遊ぼうかなと思いピッピのところへ。
するとピッピはとても喜んで「遊んで、遊んで」とアピールしてきます。
「ピッピ~」と呼ぶと「ピロピロ」と返事をしてとても嬉しそうなピッピ。
そんな姿をみて遊んであげたいと思い、出しました。
今思うと餌を上げるだけにしておけばと後悔しています。
(後悔2:当時いい出来事が多すぎてかなり浮かれていました。今思うと冷静な判断力がなかったと思います)
ピッピを手に乗せ向かった先はここ
見てわかる通りとても危険な場所です。
幅も狭く仕切りもなく、そしてとても高い。
中には高いところから落ちても大丈夫な動物はいます。
猫とかリスとか。でもデグーはその手の動物ではなく、
人間と同じように自分の身長と同じくらいの高さでもとても危険なのです。
ここはデグーの身長の何倍もの高さがあります。
普通ならこんなところで遊ばせませんよね。
本当にバカだったと思います。
ここに放してからしばらくはご機嫌に散歩していたピッピですが次の瞬間
赤丸地点から→方向にジャンプしてしまいました。
とっさに「ピッピだめ!」と叫びましたがデグーがそれで止まるはずはありません。
ジャンプに失敗しピッピはそのまま落下してしまいました。
この高さから下に
「ピッピ!ピッピ!」と叫びながら急いで駆け寄る私。
ピッピは横ばいになってぴくぴくとするだけで全く動きません。
目もうつろで呼吸も荒い。
即死しなかったのは不幸中の幸いだったのかもしれないけど、まさに虫の息でした。
急いでタオルにくるんで状態を確認します。
息は、、、してる
血は、、、出てない
目は、、、うつろ
骨折は、、、後ろ両足が全く動かない
<後悔>
目の前で苦しんでいるピッピに「ごめん、ごめん」と謝ることしかできない私。
悪いのは私なのに、そう思うと余計に申し訳なく苦しかったです。
早く医者に診てもらいたいけど時間は夜の12時半。
朝一で病院に連れて行くために、その夜は一睡もできませんでした。
続きます。