読み流して頂いても。。


私は乳癌と糖尿病と2つの疾患を持っています。

乳癌は術後の再発予防で内服をしているだけなので、疾患有りとは言わないのかもしれませんが。


糖尿病は、現在進行形で今の主治医は境界型糖尿病と診断していますが、他の2人の医師に糖尿病と診断されたので、まぁ基礎疾患持ちになりますね。


糖尿病になってから、すごく感じるのは、糖尿病が身近ではない人(例えば自分が血糖値高めを気にしたことがない、家族の誰か近しい人に糖尿病の人がいないなど)は糖尿病なんて結局、無関心ということ。

それは乳癌にも言えることだけど。


乳癌と少し違うのは糖尿病にはかなり負のイメージがあること。不摂生したから糖尿病になった、自己管理が出来ない人がなるといったイメージがあまりにも強いこと。『スティグマ』と言われていますね。


20代の頃にすでに境界型糖尿病と指摘を受けていた私は、体質や遺伝が大きく影響していると思われ、決して不摂生な生活はしていません。むしろそこらへんの方々よりもバランスのとれた食生活、規則正しい生活をしてきたし、しています。だからそういうイメージを持たれているこの世の中の風潮に長年、傷ついてきました。


20代で初めて糖尿病を意識し始めた頃、友達に『血糖値が高めだって』って言っただけで、『糖尿病なんて太ったおじさんがなる病気でしょ?』って言われたことを未だに引きずっています。。


糖尿病がどんな病気か知らない人なんてそんなものです。昨年、血糖値上昇を指摘されて、ほぼ糖尿病って言われて、友人に言ったら、50歳で、人間ドックも毎年受けているのにヘモグロビンA1Cの意味すら知らなかったです。無関心ってそういうことですよね。


糖尿病の疑いを指摘された時、乳癌になった時と同じように私はブログを探しまくりました。

でも乳癌に比べて、糖尿病のブログは本当に少なくて。。それをその友人に言ったら、糖尿病はおじさんが多いからブログやるって感じじゃないんじゃない?って、サラッと言われて、その言葉に、確かになぁと思ったけど、ストレートに言わなくてもってまたまた結構傷ついて。。まぁ悪気はない、ただ無知なだけなんだと自分に言い聞かせて、心がざわめくのを抑えて。。。

結局、病気を知らない人、知ろうとしない人はその程度の知識しかなくて、そのくらいのことしか言えないんです。その病気の疑いをかけられてる、あるいは診断されたという人の立場になって言葉を発するって難しいのだと思います。


それは私も同じ、私は両親も病気だし、病院勤務の経験もあるので、人並み以上には病気への関心はあると思いますが、でもそこまでで、自分の身に降りかかっている乳癌と糖尿病、両親が罹患している病気くらいしか深く知ろうとまで思っていません。


私も自分に身近ではない病気に関しては無関心なわけで、今、私がそういう病気に対して語れることなんて全くないし、何もしない方がいいって思うのです。


でも身近な人が、何かの病気を患っていたら、すごくその病気のことを調べると思うし、その病気のことに敏感になって、一緒に考えて、寄り添いたいなと思う。。


1人ひとりが何か疾患を抱えている人が身近にいたら、ちょっとだけ、他の人よりその人の疾患のことに関心を持って寄り添えれば、それだけでもその人は救われるのかなぁと思います。。


無関心なまま言葉を発する人は沢山いるし、私も振り返ればそんな言葉を発したことがあるかもしれない、ブログだって自分の思いをつらつらと書いているだけだけど、私のブログの中の言葉や表現で傷ついた人もいるかもしれない。。


表現する、言葉にするって難しいなぁとつくづく思います。。それぞれの受け取り方で、表現や言葉は全然違う色合いを持つので、全ての方に受け入れられるというのは不可能に近いのではないかと。。

だから自分自身の心がざわつくことは自分が目を向けなければいいかと思っています。

私の心がざわつくことでも、他の誰かの気持ちを和らげることもあったり、その逆もありえると思うからです。


糖尿病のイメージを変えていくのは相当難しそうだけど、私の発信が誰かの心に触れて少しずつ変わればいいなぁという小さな希望を持って、ブログで糖尿病のことも触れることにしました。乳癌ブログですから、オープンにしなくても、したくないなと思う気持ちも正直ありますし、ここに訪問してくれている方々にとってはそんなに関心がないことかもしれないけど、その小さな希望のために、これからも少しずつ発信していこうと思ってます。