温存に決めました。
(術中検査で2回断端陽性の場合は全摘に移行、術後放射線治療必須の条件付)

先生にどちらを選んでも良いと言われて1週間、再発リスクの不安を考えると全摘に心が傾きつつあったけれど、いざ決断しようとすると涙が止まらなくて毎日泣いていました。

再発の不安が少しでも減るなら乳房がなくなるくらいって最初は思ったけど、現実味を帯びてくると、お風呂に入った時、自分の左胸を見てこれが無くなるんだってイメージすると涙がポロポロ流れてきて。
あーやっぱり私は残したいんだなぁって、でも再発も怖いし、毎日毎日その葛藤でした。

昨日、病院の相談センターの看護師さんに相談して、今日もう一度先生と話ができる枠を取ってもらいました。

診察室に入ったら、説明不足で申し訳なかったねって先生に謝られてしまいました。そんなそんな私が優柔不断なだけなのに。。

先生は丁寧にもう一度説明してくれました。確かに全摘の方が再発リスクは少ないけれど、術後放射線をすることで、それに近い確率まで補えること。
身体中に微小転移が散らばってるのは局所再発とは別の話で、それは術後の結果で抗がん剤や内服で治療するから今は考えなくてよいこと。
私の癌がある場所が全摘をしても放射線もかける可能性が人より高いこと、それにより温存の方が良い可能性があること。

そういうことを総合して、先生どちらがと聞かれたら放射線治療は必須の前提で温存を勧めますと今回はちゃんと言ってくれました。
私の年齢では温存を選べるなら選んであげたいという先生の優しさが伝わってきました。

先生の言葉って、こんなにスゥーって楽になるんだなぁって思いました。
再発リスクの不安は消し去れないけど、心が決断できて、とても穏やかになりました。

夕方、入院決定の連絡がきて、いよいよあと5日になりました。