言葉の魔法

告知を受けてから10日ほど。

病気のことを打ち明けたのはまだ数名だけど、どんな言葉をかけてもらえると私は心がスゥーって楽になるんだろうってずっと考えている。

実際、スゥーってなったことはとりあえずまだないのだけど。

大丈夫って言われても何を根拠に？って思ってしまったり、考え込まないようにって言われても、この状況で考えないってって思ってしまう。

それ違うだろーって思ったのは、私も検診引っかかったんですーって言った人。いやいや引っかかっただけでしょ？大丈夫だったでしょ？それ癌になった人になんの慰めにもならないから。。

素直じゃないんだろうか。。

以前友人が乳癌になった時、私はやっぱり大丈夫って言った。それは結果を聞いて初期ってことが充分分かったのに必要以上に心配してたから。
でも本人にとってはそんな冷静に考えられる時じゃなかったんだろうなって今になって思う。

自分が今その時と逆の立場になって、自分が大丈夫って言い聞かせて違うことを考えたり、結局、自分の気持ちは自分が一番コントロールできるんじゃないかって思ったりしてる。

それも限界になったら心療内科とか精神科に頼ったっていいんだって思うし。

こういう思いを吐露すると、くぅちゃんは強いねって多分言われる。
小さい頃からしっかりしてるとか強いとか言われるけど、全然そんなことない。強い人なんているのかな。人はみんな弱いんだ。でもそれを見せるか見せないかの違いだけなんだと思う。

だからくぅは密かに検査の日とか、結果聞く日とか、入院する日とかを覚えていてくれて、頑張ってとかお疲れ様とか、フツーに声をかけてくれると嬉しいです。
これも人それぞれだと思うけど、なんとなく気にかけてくれてるという気持ちが優しい空気を作るからです。
それが言葉の魔法なんだと思います。