両親ともに70代後半。

父は多発性骨髄腫という血液の癌を患って闘病生活2年を過ぎた。
そして今年はさらに脳梗塞を発症して
それが原因で認知低下が出てきてしまった。
母は13年前に乳癌を経験し、6年前からパーキンソン病を患っている。

2人とも進行する病気だけど、なんとかゆっくり頑張っている。

介護1と2で、辛うじて自分の身の回りのことは出来るけれど、2人とも認知能力も低下しつつあり、食事や洗濯、掃除は私と姉に頼りきっている。

そんな両親に乳癌になったことを告げなければならない。
主治医の先生は無理して言わなくてもいいよと言っていたけど、そこまでボケていないし、同居しているのに隠し通す自信がない。

告知を受けた次の日は1日言えず、その次の日、夕食を食べながら様子を伺い今しかないと思ってつげた。

なるべく冷静に淡々と。

母はたまにパニックなるので、泣き出すんじゃないかと思ってたけど、そこは経験者だからか、冷静にステージはいくつなの?と聞いてきてこっちが拍子抜けした。
母より進んだ状態で見つかったのは明らかだけど、お母さんと同じくらいかなとだけ言った。

父もなんだか最近のボケボケの父じゃなくて、しっかりと父だった。

親ってやっぱりすごいな。

はぁ、一つ肩の荷が降りた。
これからは少し自分のことを考えよう。

あっでも次の日、母は現実を受け止めどうしよう〜とパニックになってたし、父は私が話したこと半分忘れてたけどっ。胸の変に手をあてて、この辺の病気で治るやつだって、まぁほぼほぼ正解!