検査後、再度診察室に呼ばれました。

開口一番、技師さんは怪しいところを抑えてくるんですよね、マンモの石灰化の位置もしこりの位置と一致しますね。

察しましたよ、先生、そんな遠回しに言わなくても。。

『可能性が高いということですか』
『高いと思います』

私にとって、これはほぼ告知でした。

以前、私は病院に勤務してたことがあり、しかも、がん患者さんに関わることを仕事をしていました。がんに関しての研修をうけたり、業務上がん患者さんのカルテをよくみていました。だから人より少しがんの知識があると思っています。

エコーの結果、DCIS〜a1を疑う、マンモの画像、石灰化の集積が見られる、この2つがほぼ癌であると言ってるようなもの、そう認識しました。

確定したいので針生検をしましょう。

否定するための細胞診ではなく、確定するための針生検(組織診)。
私の中で可能性が高いから確定に変わりました。

その後、先生から色々な説明を聞きましたが、これが頭に入ってこないという状況かと冷静に思うくらい頭に入ってこなかったのです。先生はかならずもし癌だったらっていい方をしてたけど、私には告知をされてる時間が流れていました。

最後に何か質問ありますか?と聞かれて、特にないですというのが精一杯でした。
その声を聞いて、先生が大丈夫?と声をかけてくれて、ハイと振り絞って答えて我に返った感じでした。