幼い頃

お腹が気持ち悪いのを

母に訴えると

しばらく

お腹をさすってくれた


そうすると

どういう訳か

お腹のどうしようもない

気持ち悪さが緩んだ


母は

さすってる間

神様に祈っている

神様

娘の

お腹の気持ち悪さを

どうか癒してください

と目を瞑り

何度もお願いをしていた

その瞬間

安心の中に包まれ

身体が解放に向かって

いくのを感じた


あの頃のことを

身体で覚えているから

母が病気になった時

今度は

あたしが

何度も母の

背中を

さすったりしたの


痛くならないように

苦しまないように

願い通り

そのような症状は

ほぼなかったと思う


手のぬくもりは

手あてそのもの


自営業の仕事は

そこから

繋がっている

幼い頃から

手のパワーを

知っていた


手のぬくもりは

決して

気のせいでは

ありません




ホームセンター大好き犬