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渋柿多見子というファンタジー

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サンブンノイチを書いてるとき、自分の才能に震え上がったんだ。

川崎の魔女。
このフレーズを思いついたとき、まさにおれは天才ではないか、と。

まあ、しょっちゅう、自分で天才だと褒めて、自己暗示をかけてるんやけど、ね笑

サンブンノイチのシュウ、コジ、健さん、マリアの前に立ちはだかる悪役、破魔翔よりも、さらに強烈なキャラを閃いたからだ。

川崎の魔女。
渋柿多見子。

名前も一発で、天から降りてきた。

まさに完璧。

ただ、映画化の話が来たとき、不安もあった。

こんな化け物、誰が演じるんだよ!、と。

そこで、
ピーターさんこと、池畑慎之介☆さんが登場。

このキャスティングには、おれも負けを認めるしかない。

だって、ピーターさん、デビューが45年前だよ!
そんな長い間、芸能界に君臨して、しかも、渋柿多見子みたいな役をやれるなんて、、、

まさに怪物!

舞台挨拶で、初めてお会いしたんだけど、とにかく優しくて、キュートで、エネルギッシュで若い!

カッコよすぎる!!

故•黒澤明監督の裏話とかしてくれて、おれは、もう夢心地でしたよ。

こんな大先輩が、渋柿の役作りで眉毛を剃ってくれたと聞いて、ほんまに感激しました。

サンブンノイチの世界観は、ぶっ飛んでいる。
ハリー•ポッターと同じ、ファンタジーなんだ。
ありえないことを体現するのが、エンタメの基本だもんね。
そんな中、渋柿多見子は、最強のファンタジーである。

ピーターさんの存在こそが、ズバ抜けたファンタジーだから、成立したと思う。

渋柿は、これからもおれの作品に出てくるよ!
いつか、渋柿の若いころの話も書きたい!
渋柿の恋とかね笑