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宮崎県繁殖農家のブログ

宮崎県の繁殖農家の娘です。
口蹄疫をきっかけにブログを書き始めました。
8月27日の終息宣言を迎え、現在はのんびり田舎日記を更新中です。

6月28日付 宮崎日日新聞より転載

*   *   *

日向は清浄性確認 都城は1頭再検査

 口蹄疫問題で県は27日、都城、日向市の発生農場を中心に設定されている家畜の移動・搬出制限区域の解除に向けて行った抗体検査の結果を発表した。日向市では対象の35農場すべてで陰性、都城市では96農場中、95農場で陰性が確認できた。残り1農場は再検査を行うが、陽性の可能性は低いという。日向市では同日、目視による臨床検査でも異常がないことが分かり、清浄性を確認。7月3日午前0時に制限区域が解除される見通し。
 抗体検査の検体となる血液採取は両市とも22、23日に実施。発生農場から3キロ圏内のほか、圏外でも人や物品などが行き来するなど関連性のある農場が対象。都城市では1714頭、日向市では299頭から採血し、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)で検査していた。
 陰性が確認できなかった農場は牛25頭から血液を採取し、24頭は陰性を確認。残る1頭から再度、血液を採取し、28日にも同施設へ送付して再検査する。目視でも異常は確認されていないため「陽性となる可能性はかなり低い」(県畜産課)という。
 また、日向市は発生農場の3~10キロ圏内で24日から実施していた目視による臨床検査も27日に終了した。市対策本部(本部長・黒木健二市長)によると、対象となった144農場の牛1820頭、豚5105頭とヤギ2頭、イノシシ1頭に異常はなかった。
 都城市は30日まで約1230農場で目視検査を続ける。抗体検査の再検査と合わせて異常がなければ、制限区域は7月2日午前0時に解除される。


ワクチン接種家畜の処分開始 高鍋

 高鍋町は27日、口蹄疫ワクチンを接種した家畜の殺処分と埋却を始めた。18農場の牛や豚計約1500頭を町内の農地3カ所に埋却した。
 この日作業したのは17農場の牛約500頭と1農場の豚約千頭。牛は小規模の繁殖農家が多く、生きたまま埋却場所に移して処分した。
 同町によると、ワクチンを接種して殺処分や埋却が必要な家畜は68農場で計約8700頭。この日埋却した3カ所に、30日までにすべて埋める予定となっている。
 町産業振興課は「農家には埋却場所を自前で確保するよう求めていたが、確保していた用地に余裕があったため、すべて入れることになった」としている。



注射の手、涙でかすんだ 獣医師の矢野さん

出産を間近に控えながら、注射で絶命した母牛の大きな腹が元気良く動いた。「生まれてきたかっただろうに」。西都市右松で動物病院を営む県獣医師会児湯支部長の矢野安正さん(59)は、口蹄疫による殺処分現場の無情な光景に胸が締め付けられた。
 牛や豚、鶏に囲まれて育った矢野さん。家に出入りしていた獣医師の背中を見るうちに「牛の治療を通して農業振興に役立ちたい」と考えるようになった。牛を生かすために選んだ獣医師の道。しかし、今は宮崎の畜産を救うためとはいえ、多くの牛の命を奪っている。「(ワクチンを接種した)健康な牛まで殺すのは忍びない」。感情を押し殺そうとしても、葛藤(かっとう)から逃れることはできない。「泣き崩れる知人農家を横目に殺処分する気持ちが分かりますか。獣医師である前に私だって人間なんです」と苦しげに語る。
 「死刑宣告と同じ」というワクチン接種もつらかった。接種に同意してもいざとなると困惑し、獣医師たちに詰め寄る農家もいた。「土壇場で心が揺れ動き、踏ん切りがつかない様子だった。飼い主が号泣する中、手にした注射が涙でかすんだ」
 最も心が痛むのが子牛の殺処分。「この子は殺されるためだけに生を受けたのかと思うとやりきれない。出産が少し遅ければ胎内で死ぬこともできた。子牛にとってはどちらの方がよかったんでしょうね」と声を詰まらせた。
 「できれば最期は矢野先生の手で」。農家から直接、殺処分の依頼が来ることもある。木城町の繁殖農家鍋倉節子さん(50)が飼う雌牛「せつこざくら」は、矢野さんが受精卵移植し、名付け親にもなった思い入れのある一頭。殺処分に立ち合わない農家も多い中、鍋倉さんは「私の名前が付いた牛。みとってやらないと申し訳ない」と堂々とした態度で臨んだ。
 「手掛けた牛を殺してしまうことに戸惑いもあったが、鍋倉さんの気丈な振る舞いに救われた」と矢野さんは感謝する。それでも、「懇意にしていた農家への殺処分はできれば行きたくない」と本音が口を突く。
 これまでに殺処分された家畜は25万7500頭(26日現在)。口蹄疫の発生が沈静化した現状のままであれば、獣医師たちは間もなく望まぬ使命から解放される。
 矢野さんは「二度と大規模な殺処分を行わなくていいように、防疫において獣医師が果たすべき役割を考えたいと思う。今は殺処分の惨状をしっかりと目に焼き付けておきたい」と静かに誓う。


*   *   *


「都城は1頭再検査」という見出しにドキドキしてしまう。

よく読むと陽性である可能性はかなり低いとのことで、念には念をということなのでしょう。

本当に何にもありませんように(。>人<。)

患畜、疑似患畜の殺処分が終わったものの、ワクチン接種した家畜の処分がまだ終わっていません。

堆肥、糞尿の処理も終わっていません。

糞尿の量は半端無いですよ。

牛の一回分の糞はドデッ!ボトッ!! 尿はジャババババババーーー!!!

ああ、いかん…話がそれましたが、今、一番言いたいことは

ワクチン接種した家畜の殺処分、堆肥&糞尿の処理が終わったとしても、

農家が心にゆとりを持てる日はまだまだ先なんじゃないかなぁってこと。

移動制限解除されても、まだ何処かにウイルスが残っているかも…と不安に思うだろう。

競りも早く開いて欲しいと思うところもあれば、まだ暫くは開くべきでないという意見も出るだろう。

風評被害も終息したからといって、すぐ収まるわけでもないし。

むしろ増々ヒートアップする可能性も無きにしもあらず。(もう二度と宮崎の物は…みたいな)

そういうことを思うと、「ああ、まだまだこれからだな」という感じです。

陰謀とか何とか、色々な意見を見かけますが、

此のブログにおいては、陰謀論や政治色の強い内容の記事を書くことは無いと思います。

大事なことであり、全く考えていないわけではありませんが、

此のブログでやりたいことからズレる可能性が高いからです。

まぁ、私達のブログをいつも読んでいらっしゃる方々はよくご存知でしょうから

わざわざここで改めて書く必要もないのですが…ごめんなさい。

まずは終息宣言がなされること、また終息後のこれからの農業、

これからの宮崎のことで頭いっぱいで、空き容量が無い。

どうせ発言するなら、しっかり頭が回る状態で、事実に基づく資料等を

よく読み込んだ上で発言したいなぁと思っています、、が、

はたしてそんな日は来るのか、どうなのか!(期待しないで下さい;)




宮崎は今日も蒸し暑いです。

じっとしてるだけでも、体力消耗する(´Д`;)

でも作業にあたっていらっしゃる方は、もっともっともっと×∞キツいと思います。

どうか、無事作業が終わりますように。






激震口蹄疫 より



■「宮崎離れ」顕在化 正確な情報伝わらず(2010年6月24日付)


ここ数年の宮崎ブームで、本県農産物がデパートやスーパーに並ぶようになった首都圏。口蹄疫発生後も消費への影響はないように見えるが、流通レベルでは「宮崎離れ」が進み、その影響は野菜など農産物全般、それを運ぶ運送業などにも及ぶ。口蹄疫の新たな感染が抑えられる一方、深刻さを増す風評被害。東京や九州各地へ、その実態を追った。(口蹄疫取材班)

 東京都立川市のデパート・高島屋立川店。精肉売り場には宮崎牛コーナーがあり、口蹄疫被害に遭った農家へのメッセージも募集している。ステーキ肉を買い求めていた男性は「病気の牛の肉を買っているわけではないから」と普段と変わらない様子。同店によると口蹄疫の影響はなく、売れ行きも変わらないという。一方、JR有楽町駅近くの果物店にはいつも通り県産マンゴーが並び、「売れ行きは悪くない」と店主は話す。店頭で風評被害の影は見えない。

 東京湾に面し、巨大な倉庫が建ち並ぶ豊海水産埠頭(東京都中央区)。ここに事務所を構える農水産物仲卸業の男性(40)は5月上旬、商社やスーパーなど商談した10社すべてに本県産野菜の取引を断られた。「業者は『今の時期に宮崎のものはいらない』と言う。中国産ウナギの産地偽装などがあり、消費者は産地に敏感。宮崎産が売れないことを業者は分かっている」

 ■  ■

 門川町出身で千葉県浦安市の会社員女性(46)は今月上旬、中元用にカタログ通販で「宮崎県産ハムの詰め合わせ」を購入しようと、注文書を記入していた。すると、取り急ぎ挟んだとみられる1枚の用紙に気が付いた。「(ハム詰め合わせは)宮崎県での口蹄疫蔓延(まんえん)を受け、取り扱いを中止させていただきます」とあった。

 この女性は最近、宮崎に向けられる周囲の変化を感じているという。「友人たちは口蹄疫を心配してくれるが、『牛や豚は食べられない』などと勘違いしている」。普段利用するスーパーからも宮崎産の野菜が消えた。

 このカタログ通販会社は取材に対し、「安全性に問題はないが、贈り物を受け取った側が『なぜこの時期に宮崎のものを』と喜ばないかもしれない。取り扱い中止は苦渋の決断」と説明した。

 ■  ■

 東京では殺処分や車両の消毒の映像がテレビや新聞で繰り返し伝えられ、特に映像のインパクトは強烈だ。風評被害が広がる原因を宮崎公立大の森津千尋助教(広告文化論)は「口蹄疫について正確な情報が伝わらず、視聴者の不安だけをあおってしまっている。終息した後も風評被害が続く恐れがある」と指摘。

 宮崎大学農学部獣医学科の後藤義孝教授(獣医微生物学)は「口蹄疫に感染した牛や豚を食べても害はない。可能性は低いが、仮にウイルスが付着した野菜を食べても人間には影響がない」と安全性を強調した。






■「ウイルス付いてないか」 農家、終息後も不安(2010年6月26日付)

口蹄疫の風評被害で、野菜を中心に県内農家との一方的な取引中止が目立っている。農家は「県外業者は口蹄疫について勘違いしているケースが多い。正しい情報を伝えてほしい」と求める。県産野菜の出荷が本格化する今後、「口蹄疫が終息しても被害が長引くのではないか」。農家の不安に終息の気配はない。


 「口蹄疫と野菜は何も関係ない。値段が安くなるが、仕方なく加工用に引き取ってもらった。誰も野菜農家は助けてくれない」。宮崎市で農業法人を経営する男性は、収穫が終わったキャベツ畑で力なく語った。

 キャベツは東京の飲食チェーンに卸す予定だった。しかし出荷が迫った5月、一方的に取引を断られた。飲食チェーン側は「口蹄疫に感染した農場の堆肥(たいひ)を使っているのでは」「葉にウイルスは付いていないのか」と仲卸業者に不安を伝え、取引がキャンセルになった。

 納得はできなかったが、「今後の取引に影響するかもしれない」と男性は受け入れた。キャベツは1個150円で販売予定だったが、食品の具材など加工用は1キロ30円にしかならない。収益は約140万円落ち込んだ。

■     ■

 口蹄疫の発生が集中している児湯郡では被害はさらに深刻だ。新富町などで芝生を育て、県外へ出荷している業者は大分、佐賀県の取引業者から納品を断られていた。

 「河川改修に使われる予定だったが、佐賀県までトラックで運んだら『芝にウイルスが付いているかもしれない。近くに牛舎があるので感染したら困る』と言われた」

 宮崎大農学部獣医学科の後藤義孝教授(獣医微生物学)は「発生地から離れた場所で生産された農産物に、ウイルスが付着することは考えられない。また、感染した畜産農家が畑に頻繁に出入りしたり、農場から畑まで感染した家畜のふん尿が流れ込むなど、特殊な事情がなければ、ウイルスが広がる可能性は低い」と説明する。

■     ■

 この手の風評被害のほとんどは県外業者との取引。発生地域の農家は「『川南町産』と書かれた段ボール箱を『宮崎産』と書かれた箱に変えてくれ」と求められ、一方で発生地域以外の農家は「発生地域でないことが分かるよう『宮崎県産』だけでなく、市町村名まできっちりと表示してほしい」と言われたという。

 畜産以外の農家にとっての不安は現在よりも、むしろ口蹄疫の終息後だ。県産野菜の主力であるキュウリやトマト、ピーマンなどは秋から冬にかけてが出荷の本番。

 都農町の特産品であるイチゴは12月から東京、大阪へ向けて出荷される。30代のイチゴ農家は「段ボール箱には『尾鈴』と地名が入る。この地名は口蹄疫の発生地として全国に知られている。値段が下がらないか、仲間の生産者も心配している。宮崎産の農産物が安全であることをもっとPRしなければ、被害が何年続くか分からない」





■「まるで災害レベル」 県外ナンバー取得業者も(2010年6月27日付)

 口蹄疫の風評被害は本県産農畜産物の買い控えにとどまらず、運送業などの周辺産業や、人・物の行き来や行動心理にまで影響が及んでいる。これらの事態に専門家は「災害ととらえるべきレベル」と指摘。単に風評被害では済まされなくなっている。

 「うちに来るのは勘弁してほしい」。5月上旬、都城地区の運送会社に県外の取引先から電話が入った。同社は県内で生まれた子牛の運送が業務の9割を占める。取引先は松阪(三重県)、米沢(山形県)、神戸(兵庫県)など和牛の有名産地で、電話の相手もその一つだった。

 同社の運輸事業部長は「宮崎というだけで悪者扱いされる」と憤る。どんなに安全を主張しても、取引先は周囲の反応を気にして自粛を求めてくる。5月の売り上げは4月の半分以下に落ち込んだ。

 同社は6月に入り、ある決断をした。本社とは切り離して鹿児島県内に臨時事業所を開設。本社のトラック20台を入念に消毒し、その事業所に移した。うち12台は陸運局に届け、鹿児島ナンバーに変更した。運転手は現地に住み込み、本社の従業員は臨時事業所に出入りしないなど、完全に宮崎との接触を断った。

 事業所開設や手続きに掛かった費用は数百万円。おまけに取引先までの走行距離が延びた分、燃料費など経費もかさむ。「そこまでしても取引が戻るか分からない」(運輸事業部長)。

    ■    ■

 大分県の豊後大野市が本県のスポーツ団体などに対し、公共施設の利用を制限することを決め、議論を呼んだ。同市では少年野球の九州大会が今月下旬に開催予定だったが、県内2チームも出場することになっていたため、受け入れを断った。大会は福岡県などで分散開催された。

 県内2チームのうち、都城市のチームに所属する選手の父親(44)は、豊後大野市の対応に疑問を抱き、同市に電話を入れた。市側は「施設の近くに牛舎があり、感染拡大の恐れがある」との説明を繰り返すだけだった。父親は「そこまで徹底するのであれば、大分に入るすべての車を制限しないと意味がないのではないか。自分たちだけが、のけ者にされているようで矛盾している」と話した。

    ■    ■

 これら過剰ともいえる反応に、専門家も疑問を投げ掛ける。米同時多発テロに伴い、米軍基地を抱える沖縄県への経済のダメージなど、事件・災害が与える心理面での影響を研究している東洋大社会学部メディアコミュニケーション学科の関谷直也准教授(社会心理学)は「今回、宮崎の口蹄疫のケースは経済的損失に加え、人の行動や心理にも影響を与えている。その意味で、単に風評被害として片付けず、口蹄疫の影響すべてを『災害』としてとらえ、行政が補償面などでバックアップすべきだ」と指摘する。






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


最近、口蹄疫のニュースを見た記憶がありません。(ローカル以外で)


そして、全国報道で口蹄疫が取り上げられない事に何の疑問も抱かなくなりました。


きっと、期待しても意味がないって思ってるんだろう。


だから、期待しないようにって報道されない事への疑問も忘れるようにしてるんだろうな。


でも、やっぱりおかしいよね・・・。


想像できないくらいの命が、ただ奪われているのに、その事実を知らない人が居る。


そして、沢山の人が、生活が、人生が、心が、絆が、ズタズタのボロボロになっている。


でも、それを知らない人がいる。


悲しいな。虚しいな。と思います。


でも、その一方で自分たちが非難されるかもしれないのに、


宮崎の為にと動いて下さっている方たちが居る事が本当に救いだし、勇気になるなと思います。


現場の私たちが、諦めてはいけないのですよね。


宮崎人はめんどくさがりやな面があって、


争い事が嫌いで、


台風の通り道だから1年の実りや家族や生活を理不尽に奪われる事には慣れている面があるから、


争うくらいならもう私たちが我慢すればいいがって諦めちゃう人も中にはいるかもしれないけど、


私はまだ、若いから(笑)


沢山の、おじいちゃんおばあちゃん達の為に諦めないぞ!!


と、思いました。


喧嘩は嫌だけど、言わなくちゃいけない事は言わないといけないですね。


と、思った1日でした。

ちょっと仮眠をとろう・・・(θωθ)ZZzz....


と、思ってお昼寝しました。


で、起きたら。


夜でした。


おはようございます(o^-')b




さて、心ない一言。4


別名、私のブログを読んで下さる人は分かってくださる人が多いから別に書かなくてもいいんじゃないかなと思うけど私のストレス解消の為に書いちゃうんだぞシリーズ。


4つ目を書きました。


統一性がないもんだと思っていたけど、結構書いてる内容は似てるかなとか読みなおして思いました。


読みなおして思った事は、異様に恥ずかしいなコレ(/ω\)ギャ


ってことと、コメント欄を見て欲しいなと思った事です。


私の変な返信じゃなくて、読んで下さった人たちが書いてくれたコメントを是非読んで欲しいなと思います。



と言う訳で、おひとり紹介します。(許可、ありがとうございました。大好きです(///∇//)ノ*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆)




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


牛飼いをしてると(皆かどうか分からないけど)ドツボにはまる。


牛の命と引き換えにお金を得て生活して、果してそれが正しい事なのか。


こんな事していていいのか…


ある飼料会社の社長(だったかな?)の言葉です。


「利益が出るのは社会に貢献しているからです」


それを聞いてから少しだけ気が楽になった。




だったら牛飼いは消費者に「美味しい」と言ってもらえる牛に育てるべきだ。


命まで取られて不味いなんて言われたら牛に申し訳ない。


だから愛情かけて育てる。


それでも愛情と比例して美味しくなるわけじゃない。


命と引き換えに生活している事に変わりは無い。


そんなジレンマを次の牛(繁殖だったら何代にも渡って飼い続ける母牛、肥育だったら次に導入する仔牛)に乗せ代えて辻褄合わせて牛飼いをする。


今回の口蹄疫で牛を殺される牛飼いたちはその辻褄合わせすらさせてもらえない。


だから「のさん」。


単純にかわいそうとかそういうんじゃなくて、のさん。


それでも牛が話するわけじゃないからどうしたって人間側からの勝手な考え。


人間は罪作りな生き物だよ。


人間だけが誰かから命を取られる事が無いんだから。



だからせめてもの気持ちで畜魂碑を建てて手を合わせて馬頭観音に感謝するんだよ。


「いただきます」「ごちそうさま」って言って確認するんだよ。


命が何か分からない子供の内から習慣付けていればある時フッと「命ってなんだろう」って気付くから、


そんな時「いただきます」と「ごちそうさま」が立ち止まらせてくれるから、だから食育が大事なんだよ。




夫の言葉です。


私はまだまだ牛飼いが何なのか分かりません。


だから上手く伝えられない。


何かのきっかけになるかな?と思って書いてみました。


夫だって牛飼いの中ではまだ若手です。


答えなんて出ない。


あぁ…私もドツボにはまっています。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




なんか、これ読んで、農家に生まれてよかったなって思いました。


土に触れることも生き物に触れることも死と向き合うこともない子供たちにはどんな未来が待っているのでしょうか。


そして、食べる事が命を頂くことと意識できる子供たちは今の日本にどのくらいいるのかな。


「いただきます。」「ごちそうさま。」ってちゃんと言ってるのかな。


とか、色々思いました。




他にも、沢山私が書くよりも凄く分かりやすい文で書いて下さっている方が居るので、是非!!


読んで下さいヘ(゚∀゚*)ノ







あと、「のさん」って言葉が凄くしっくりきました。


宮崎の方言です。


使い方は結構色々あるけど、


今回の「のさん」は、「たまらない・つらい」見たいな感じです。


標準語になおすとちょっとなんか・・・ですが(汗)


でも、私にはこのモヤモヤした気持ちを表現するのに


「のさん」で凄くしっくりきました。


私は、宮崎県人だな(笑)と思いました。


あと、「のさん」の「の」は、


「の」ってハッキリ発音する所と、


「ぬ」に近い感じの発音をする所とあります。(・ω・)/

6月26日付 宮崎日日新聞より転載

*   *   *

28日から清浄性検査 児湯は堆肥処理次第

 県は25日、口蹄疫の「飛び火」感染が確認された西都市と国富町、宮崎市で、移動制限区域の解除に向けた清浄性確認検査を28日から順次実施すると発表した。西都が14日、国富が16日、宮崎が19日に殺処分を完了して以降、新たな感染疑いが確認されていないため。ワクチン接種区域は検査、解除の対象外。
 各検査の対象農場や戸数は調査中。異常がなければ西都市は7月6日、国富町は同8日、宮崎市は同11日のそれぞれ午前0時に家畜の移動制限区域が解除される見込み。
 県口蹄疫防疫対策本部によると、血液を採取して行う抗体検査は28日から5日間程度で、発生農場から半径3キロを対象に実施する。飼育頭数に応じ1農場最大30頭の血液を採取し、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)でウイルスが残っていないか調べる。結果は、検体送付して3日程度で判明する見込み。

 臨床検査は半径3~10キロ圏内の牛や豚について、獣医師が目視で健康状態を確認する。

 一方、口蹄疫の政府現地対策チーム本部長を務める篠原孝農水副大臣は25日、児湯地域の制限区域解除について、同地域の農場に残る堆肥(たいひ)やふん尿が、清浄性確認の障害になる可能性があるとの見方を示した。副大臣は「堆肥の処理について、専門家の意見が分かれている。どの時点を基準にするかまだ定まっていない」と述べた。
 国の防疫指針によると、清浄性を確認した上で、殺処分完了の翌日から21日が経過すれば制限は解除される。ただ、同地域では堆肥やふん尿が石灰などで消毒した状態で各農場に残っており、国や県で取り扱いを検討している。


作業迅速化を重視 埋却地確保有効策出せず

本県の口蹄疫問題を受け、農林水産省が「防疫措置実施マニュアル」を策定した。初動防疫の遅れが感染拡大を招いたとの教訓から24時間以内の殺処分完了などスピードを意識した内容となっている。一方で、課題の埋却地確保には有効な対策が見られない。
 「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」を補完する位置付けにあり、マニュアル策定の意図は病性の判定に顕著だ。農場で撮影された写真と情報により「直ちに病性を判定する」とある。これまでは農場で採取した検体を、東京都小平市の動物衛生研究所海外病研究施設へ空輸して遺伝子検査しており、農家の通報から判定まで1日前後の時間差は避けられなかった。
 遺伝子検査結果を待たない所見判定は、2004年に公表された防疫指針でも規定。県と農水省はこれに基づき、今月1日から写真判定を始めたが、既に発生から40日余りが経過、感染疑いは250例以上を数えていた。しかし、検査で所見の感染疑い判定が覆ったケースはなく、今回のマニュアル化につながったと考えられる。
 判定後24時間以内の殺処分完了は、早期終息に成功した「えびの方式」に倣う。その環境整備として「獣医師の指導下で」という条件付きで、獣医師以外の殺処分従事を促す。県外から獣医師の派遣を受けた今回のような大規模感染では作業の迅速化が期待される。
 一方で、埋却地確保には公有地の利用以外に有効策を打ち出せなかった。公有地は今回も西都市で共同埋却に使用したケースなどがあった。しかし、自前で用意する農家との公平性という課題もあり、決め手となり得なかった。
 山田正彦農相は「周辺住民の同意は必要ない。理解を求めてくれと言ってきた」としているが、同意のない埋却は地域社会での摩擦を生む危険性をはらむ。さらに踏み込んだ埋却地対策が必要だ。
 都城市で試行した、発生農家周辺での抗体検査も明記された。まん延の兆候を調べる、いわば「攻めの防疫」。県畜産課は「今回の県内発生においては症状が顕著で、抗体検査をしなくても目視で目的は達成できる」としていた。しかし「症状の出方はウイルスのタイプによってさまざま」と指摘する識者もいる。再発に備える意味では有効といえそうだ。(口蹄疫取材班・野辺忠幸)


【連載企画】風評被害を追う(中)農家、終息後も不安

 口蹄疫の風評被害で、野菜を中心に県内農家との一方的な取引中止が目立っている。農家は「県外業者は口蹄疫について勘違いしているケースが多い。正しい情報を伝えてほしい」と求める。県産野菜の出荷が本格化する今後、「口蹄疫が終息しても被害が長引くのではないか」。農家の不安に終息の気配はない。


 「口蹄疫と野菜は何も関係ない。値段が安くなるが、仕方なく加工用に引き取ってもらった。誰も野菜農家は助けてくれない」。宮崎市で農業法人を経営する男性は、収穫が終わったキャベツ畑で力なく語った。

 キャベツは東京の飲食チェーンに卸す予定だった。しかし出荷が迫った5月、一方的に取引を断られた。飲食チェーン側は「口蹄疫に感染した農場の堆肥(たいひ)を使っているのでは」「葉にウイルスは付いていないのか」と仲卸業者に不安を伝え、取引がキャンセルになった。

 納得はできなかったが、「今後の取引に影響するかもしれない」と男性は受け入れた。キャベツは1個150円で販売予定だったが、食品の具材など加工用は1キロ30円にしかならない。収益は約140万円落ち込んだ。

■     ■

 口蹄疫の発生が集中している児湯郡では被害はさらに深刻だ。新富町などで芝生を育て、県外へ出荷している業者は大分、佐賀県の取引業者から納品を断られていた。

 「河川改修に使われる予定だったが、佐賀県までトラックで運んだら『芝にウイルスが付いているかもしれない。近くに牛舎があるので感染したら困る』と言われた」

 宮崎大農学部獣医学科の後藤義孝教授(獣医微生物学)は「発生地から離れた場所で生産された農産物に、ウイルスが付着することは考えられない。また、感染した畜産農家が畑に頻繁に出入りしたり、農場から畑まで感染した家畜のふん尿が流れ込むなど、特殊な事情がなければ、ウイルスが広がる可能性は低い」と説明する。

■     ■

 この手の風評被害のほとんどは県外業者との取引。発生地域の農家は「『川南町産』と書かれた段ボール箱を『宮崎産』と書かれた箱に変えてくれ」と求められ、一方で発生地域以外の農家は「発生地域でないことが分かるよう『宮崎県産』だけでなく、市町村名まできっちりと表示してほしい」と言われたという。

 畜産以外の農家にとっての不安は現在よりも、むしろ口蹄疫の終息後だ。県産野菜の主力であるキュウリやトマト、ピーマンなどは秋から冬にかけてが出荷の本番。

 都農町の特産品であるイチゴは12月から東京、大阪へ向けて出荷される。30代のイチゴ農家は「段ボール箱には『尾鈴』と地名が入る。この地名は口蹄疫の発生地として全国に知られている。値段が下がらないか、仲間の生産者も心配している。宮崎産の農産物が安全であることをもっとPRしなければ、被害が何年続くか分からない」


「太陽のメロディー」あすから配信 今井美樹さんやコブクロら制作

 口蹄疫被害に苦しむ故郷のため、歌手今井美樹さん(47)=高鍋町出身=や「コブクロ」の小渕健太郎さん(33)=宮崎市出身=らが制作した「太陽のメロディー」が、携帯電話の「着うた」などで27日午前0時から配信される。
 今後、CD発売も予定。農家をはじめ、県民を“歌の力”で癒やし、励ましていく力強い応援歌になりそうだ。益金はすべて県口蹄疫被害義援金に寄付される。
 今井さんの夫、布袋寅泰さん(48)の呼び掛けで制作が始まり、レコーディングがこのほど完了した。メーンボーカルは今井さんと小渕さん、コーラスを「コブクロ」の黒田俊介さん(33)と布袋さんが担当。楽器は小渕さんのアコースティックギター、布袋さんのエレキギターというシンプルな構成になっている。
 4人は25日、連名で「口蹄疫で苦しむ宮崎の皆さんへの応援歌を作りました。(中略)『いつも心に太陽を、いつも心にメロディーを。』 一日も早く、宮崎に平穏な日々が戻ることをお祈りいたします」とメッセージを発表した。
 配信は「着うたサイト・レコチョク」の「着うた」(税別料金100円)、「着うたフル」(同200円)と、「iTunes」でのパソコン配信(同200円)で行われる。

*   *   *


堆肥処理の問題、埋却地確保対策、野菜農家の風評被害etc…

色々複雑だなぁ (´A`) 今日は頭が回りません。





農家の娘。だゾ (o^-')b


就活中自粛解禁なんだゾ(・ω・)/


忘れられてないかちょっと心配なんだゾ(/ω\)






さて、患畜・疑似患畜の殺処分が終了しました。

しかし、まだワクチン接種済みの家畜の処分が終わっていません。


頑張りましょう。


死ぬほど頑張ってる人に言うのは辛いですが、頑張りましょう。






さて、数日、本当に忙しくてニュースを見る時間は少なかったですが、


口蹄疫のニュースしていたのかな?(笑)



まぁ、ニュースや情報に関してきっと皆さんの方がお詳しいと思うのでしません。


あと、選挙の話もしません。




またかよ、って感じなんですが今日も「感情論」全開でお送りします(→o←)ゞ


こういう事は、気持ちに余裕がある時でないと書けないので書けるうちに書いてきます。




気分を害される方いらっしゃると思いますが、ご了承ください。


そして、小さな農家の、娘の気持ちですので、そこもご理解頂けると嬉しく思います。


そして、いつにもましてグダグダな文です。


「想像力・考える力」を相当使わないと読解不可能です。


申し訳ありません。


書いている本人がまだ悩んでいる事なので、


そこも、ご理解いただけたらと思います。







「殺すために飼っているんでしょ。」


と言われれば、


「はい。そうです。」


と答えなければいけません。


確かに、そうなんです。



殺すために、産ませ、育てています。



でも、そう言う人は、


その殺すまでの過程を、考え想像した上で言っているのかなと思ってしまいます。



私の勝手な考えですが、


殺すまでの、過程を考え想像すれば、


この言葉は簡単には出てこないと思うんです。


1頭の牛がお肉になって食べてもらえるまで、どれだけの人が関わっているか知っていますか。


どれだけの人の想いが生活があるか知っていますか。






「殺すために飼ってるんでしょ。」


と言われ、


「はい。そうです。」


と答える農家のこの言葉の中にどれだけの想いが込められているか想像出来るでしょうか。





私は、どうしても


「殺すために飼っているんでしょ。」


という言葉を聞いたり見たりすると、


「はい。そうです。」と言った後に、


「でも、それだけじゃないんです。」


と言い訳をしてしまいます。



きっと、こんな風に、言ったり思ったりするのは、


私が、逃げてるからなんです。


殺すために、産ませ、育てる。



これを上手く受け入れるだけの人間じゃないから。


まだまだ、未熟だから。


殺すためじゃない。誰かの命になってもらうために、産ませ、育てている。


そう言って、逃げてるんです。


逃げているのは分かってます。


でも、逃げなきゃやってけないんです。





可愛くて可愛くて仕方のない牛たち。


私たちの生活を支え、癒してくれて、


私なんかは、生まれた時から牛がいて、


牛が居ない生活なんで想像すらしていなかった人間です。


でも、そんな、私の前に当たり前のように居てくれる牛たちは、


人間の為に無理やりに生みだされ、無理やり殺される命です。



その命を無理やり生みだしている人間は、私の家族で、私自身です。





それを、認めて受け入れて、農業を続ける事は本当に難しいと思います。


もう、やめるべきなのかもしれません。


殺すために、産ませ、育てるという事を受け入れられないなら、


農業自体を、やめるべきなのかもしれません。




殺すために、産ませ、育て。



より良い商品とするために本物の愛情をかけ。



商品として割り切れる。





これらすべてを受け入れ、こなせる人が、プロの農家なのかもしれません。


プロの仕事ができないのなら、やめるべきなのかもしれません。


その覚悟がないのなら、無理やりに殺されるだけの命を生みだしてはいけないのかもしれません。







でも、私はこのやりきれないジレンマを知っているからこそ、


農業を、やめてはいけないような気がするんです。


農業をやめた所で、このジレンマから解放される訳ではありません。


食べ物を食べ、生きている以上。


殺すために、産ませ、育てられる命が無くなる訳ではないからです。


自分の目の前から見えなくなるだけです。



見える位置に、居るか居ないかの違いしかない。


だったら私は、見えない位置には行きたくない。


そう言う風に思います。


だからと言って、今居る位置から、


より見える位置に動くこともできない愚かな人間ですが・・・


でも、確実に言える事は、見えない位置に行けば、


殺されるために生み出され続けている命について考えなくなるかもしれないと言う事です。


それだけは、絶対に嫌です。


自分が今生きている事が当たり前だと思うのくらい嫌です。





だけど、私はまだ、殺すために、産ませ、育てる事を受け入れられません。


子牛たちが生まれる前。


母牛のお腹の中にいる時から知っています。


もちろん、産まれた瞬間だって、立ち上がる瞬間だって、おっぱいにたどり着く瞬間だって、走り回ったり、つまずいたり、変な顔したり、怒られて落ち込んでたり、楽しそうにじゃれあってたり、体調が悪い時も、元気すぎる時も上げたらきりがないほどの時間を共有するんです。


それに、繁殖農家は母牛が生まれる時から知っている人だっています。


10年以上毎日毎日生活を共にするんです。


いくら、愛情をかけないように商品として見ていたとしても、情がわかない訳ないじゃないですか。


それどころか、本物の愛情をかけるんです。


商品として良いものをつくる為にも、


心からの愛情をかけるんです。


そして、心からの愛情をかけるからこそ感謝するんです。


ありがとうと心から思うんです。





だけど、その命は結局「殺すための命」なんですよね。


分かっています。


重々承知しています。


だけど、それを言われてしまうと私たち農家はどうしたらいいのですか。


心からの愛情をかけている牛たち。


感謝している牛たち。


その牛たちは、殺されるためだけの命だと受け入れるだけの心を私は持ち合わせていません。


殺すためじゃない。誰かの命になってもらうために、産ませ、育てている。


そんな風に、自分の気持ちも、


なにもかも誤魔化しながら、逃げながらでないと牛たちと向き合う事ができません。


家族の為、自分の為、誰かの為にと、誤魔化し逃げ回っているのに、


その誰かに、「殺すために飼っているんだろ。」と言われてしまったら、もうどうしたらいいのですか。


誤魔化す事すら、逃げる事すら許してはもらえないのでしょうか。


それが、農家のプロなのでしょうか。



そりゃ、私だってこんなに真剣に毎日毎日ひと時も忘れることなくこの事について考えているのかと言われたら、


そんなことは無いです。


せいぜい、子牛が生まれた時、セリに出される時、死んでしまった時など、節目節目でしか深くは考えません。


でも、「殺すために飼っているんだろう」と、言う人たちは、


殺すためだけに生み出されている命について、全てを自分の事として受け入れ考え納得しているのでしょうか。


だったら私は、何にも言えないです。


むしろ、心の底から尊敬します。凄いと思います。


そんな方こそ、農業のプロだと思います。


色々な悩みを聞いて欲しいです。


どうやったら、向き合う事が出来るのかそのきっかけは何なのか教えて欲しいです。










きっと、理解されない。意味の分からない。いい訳でしかない。


そんな文章になっていると思います。


私自身どうしてこんな文にしかならないんだろうと思います。


言いたい事、仕えたい事は山のようにあるに・・・


それに、誤解とかあたえそうだし・・・



あああああああああああああああああああああああああああ(@Д@;



でも、私にはこれが限界です。ヽ(;´Д`)ノ


所詮、小娘ですからorz




でも、この出来損ないのグダグダな文章を読んで何かのきっかけになればと思います。



んで、もし宜しければこちらもお読みください。


相変わらず、グダグダですが(笑)


心ない一言。    




そして、本題!!


はづ君は、可愛く成長しています!! (実物を見ていないのですが間違いないです!!)


おっぱいしか、まだ飲めないのに、


はっちゃんにご飯を持っていくと、なぜか一緒に駆け寄ってくるそうです。(〃∇〃)カワユイ


そして、はっちゃんは、はづ君のベッドようのふかふかな敷きわらを容赦なく食べているとか・・・(笑)


仕方ないですね、おっぱい出すからお腹減るんでしょう(´∀`)


そして、隣の部屋の母牛候補生であり、姉でもある、ひぃちゃんは


はづ君をガン見しているらしい| 壁 |д・)


そして、最近はづ君も柵越しによって行って鼻どうしでご挨拶するらしいヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ


・・・・・・・・・見たい。


非常に見たい。(///∇//)


子牛の可愛らしさはヤバいんですよ!!!





・・・・・・・・・・・・・・・いつもだったら、見に行けるのに(_ _。)


早く、終息宣言してくれないかな・・・・・・orz





そして、いよいよ我が家も目視での検査が行われるらしいです。


おじさんのとこはタブン血液検査・・・。


これも、早く終わると良いなと思います。




最後に、異様な雨と風と雷ですが。


消毒お願いいたします。




本日、患畜・疑似患畜の殺処分が終了しました。

しかし、まだワクチン接種済みの家畜の処分が終わっていません。

ワクチン接種済みの家畜に関しては、実際に口蹄疫にかかった場合、

ワクチンを接種したことにより症状が見えにくくなる可能性があるそうです。

ですから、油断は出来ません。引き続き、消毒の徹底を!


〔都城市と日向市の清浄性確認検査の流れ〕

6月9日  都城、感染疑い確認→殺処分、埋却
 10日  日向、感染疑い確認→殺処分、埋却
  ↓
22日  2市で発生農場などから半径3キロ圏内を中心に清浄性確認検査を開始
  ↓
 23日  半径3キロ圏内の抗体検査終了  
  ↓
 24日  日向、半径3~10キロの家畜を目視による臨床検査開始
 26日  都城、半径3~10キロの家畜を目視による臨床検査開始
  ↓
 27日  日向、臨床検査終了
 30日  都城、臨床検査終了
  ↓
7月2日  都城、移動・搬出制限区域解除
7月3日  日向、移動・搬出制限区域解除

※半径3キロ圏内の抗体検査対象
都城市…98農場(約3万5千頭)、日向市…35農場(約4670頭)

※3~10キロ圏内の目視による臨床検査対象
都城市…約1300農場、日向市…144農場

6月24日付 宮崎日日新聞より転載

*   *   *

清浄性確認の抗体検査終了 都城、日向

 口蹄疫の感染が飛び火した都城、日向市で県が実施している清浄性確認検査のうち、抗体検査が23日終了した。今後行われる目視検査を含め、地域にウイルスが残っていないことが確認されれば、都城市が7月2日、日向市が同3日のそれぞれ午前0時に、家畜の移動制限区域(発生農場から半径10キロ圏)と搬出制限区域(同10~20キロ圏)が解除される。

 検査は2市とも23日までの2日間、発生農場から半径3キロ圏内の農家を中心に実施。飼育頭数に応じて1農場最大30頭分の血液を採取した。

 都城市は23日、獣医師ら約40人が43農場を回り、838検体を採取した。2日間では98農場1714検体。日向市は23日、17農場で142検体を採取し、2日間では35農場300検体。検体は動物衛生研究所海外病研究施設(東京)に送り、数日から1週間程度で結果が判明する見込み。

 その後、2市は3~10キロ圏内で目視による臨床検査を実施。都城市は26~30日に約1300農場で実施するが、これには小林、宮崎市、高原町も一部含まれる。日向市は24~27日に144農場で行う。

 都城市の発生は9日、日向市は10日。国の防疫指針では、検査で異常がなければ殺処分を終えた翌日から21日後に制限は解除される。

*   *   *

こうして見ると都城の家畜の数は半端ないです。

道理で、牛は一家に一頭以上いると勘違いしたわけだ。

進学で県外に出た時は、周りに牛を飼っている家庭がいなくて驚きました。






口蹄疫により、県内の様々な行事やイベントが中止になっています。

こちらのリンクより、その詳細が分かります。→激震 口蹄疫 行事の中止・延期

発生地付近からだいぶ離れていても、万が一のことを考え、中止されているものも多くあります。

農家という立場で考えると申し訳ない気持ちでいっぱいです。

当初は、できるだけ人が動かないで欲しいとの思いだけでしたが、

私個人的には、一般の方は、きちんと口蹄疫に関する正しい知識を持って

農場に立ち寄らないことや、消毒マットや消毒ポイントがあればご協力いただくことなどを

しっかり守って頂ければいいのではないかと思います。(他の農家さんはどう思われているかな?)

様々なブログでも情報があげられていますが、こちらでも紹介しておきます。

以下、*momo blog*(宮崎県川南町出身の方のブログです)より転載

*   *   *

お願い

ネットでも騒がれてる最大手牧場の高鍋農場の埋却地の同意が取れず、1.5km離れた小並地区に運びます。
高鍋温泉の北側の農場と、児湯畜連の東側の農場です。
また、西都茶臼原畜の同社農場も埋却地の同意が取れず、離れた所への埋却となります。
どちらも発症から1ヶ月近く経っており、群全体に感染しているとのこと。移動には慎重に慎重を重ねますが、死体とはいえ計6000千頭もの患畜です。
川南では豚の殺処分埋却の際、移動したルート沿いの農場が次々と発症しました。
こちらのまだ残っているワクチン接種農家・各消毒ポイントともに道路封鎖も含め厳戒体制で挑みます。
しかし一部幹線道路と言うことで封鎖ができず、死体を積んだトラックと一般車両が同じ道を走ります。散水車等を総動員して消毒液を撒き続けますが、安全とは言えません。
くどい様ですが、患畜埋却完了のニュースが流れるまで、県道24・19・44・40号線の同地域でのルートを避けて下さい。
また、どうしても通行する場合は車両の消毒をよろしくお願いします。

今後の飛び火が無ければ、これが最後の大きな山場となると思います。
ようやく終息の光が見えてきました。これが最後の通行自粛のお願いになることを祈ります。
どうかよろしくお願いします。

*   *   *

農家は不要な外出を一切しておりません。

一般の方は、農家並みに外出自粛をする必要はないとは思いますが、

とにかく農場に近づかないことや、この転載文にあるようなルート迂回のご協力、

消毒等のご協力をして頂ければと思います。




風評被害が思っていた以上に深刻です。

私達は出歩かないので、周りからどんな風に見られているのか分かりません。

まず、以下のリンクより「2010年06月24日 宮崎の現状。」をご覧ください。


TERU ME NIGHT WEB SITE


昨日は宮崎市民文化ホールでGLAYのライブコンサートが行われたようです。

この状況下で行うかどうかは随分悩まれたようですが、

きちんとインフォで消毒のことなど呼びかけて下さったようで安心しました。

また、宮崎の現状をアーティストという立場から発信して下さって本当に感謝です。

どうしても一般人は発言力に限界がありますから。

それと同時に、ブログにて橘太鼓「響座」の方々や、その他観光業界やホテル業界の方々が

受けている被害を知り、やはりショックでした。酷い酷いとは聞いていましたが…

特にこういった方々はもろに苦情などぶつけられるのだと思います。

ただただ悲しいです。

今は何処にも出かけませんが、終息した後、県外に安心して出かけられるか不安です。

石を投げられたり、車にラクガキをされたりすると聞きます。

新型インフルエンザのときも、最初の事例が出た地域の方々は苦労されたようですね。

どうか、どんな時も正しい知識を身につけて下さいますようお願い申し上げます。



※ちょこっと追記14:04

農家の娘。です。| 壁 |д・) ドキドキ




TVのニュースで牛さんの脱走を見ました。


雷に驚いて大脱走だったようですね。


道路で、こけた子がいて痛そうで大丈夫かなと思いました。(´□`。)


でも、あの映像を見たら意外に牛さんが俊敏な事が分かるかなと思いました。


時間が出来たら、牛さんの脱走の話をいい加減書きたいので書きに出てきます(`・ω・´)ゞ





それにしても、こけた子大丈夫かな(@Д@;

6月22日付 宮崎日日新聞より転載

*   *   *

清浄性検査きょう着手 都城、日向市

 県は口蹄疫の感染が飛び火した都城、日向市で22日から清浄性確認検査に入る。両市の発生農場やその関連農場の周辺で牛と豚の抗体、臨床検査を行い、安全性が確認されれば都城市で7月2日、日向市では同3日の午前0時に家畜の移動制限区域(発生農場から半径10キロ圏)と搬出制限区域(同10~20キロ圏)が解除される。
 両市の対策本部などによると、抗体検査は今月23日までの2日間。発生農場と関連農場から半径3キロ圏内を中心に実施する。対象は都城市が97農場、日向市は35農場。飼育頭数に応じて1農場で最大30頭の血液を採取し、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)でウイルスが残っていないかを調べる。都城市では既に1キロ圏内の11農場で抗体検査を行い陰性を確認しているが、再度検査する。
 結果は数日から1週間程度で判明する見込み。当初、豚は目視検査の予定だったが国からの指導で牛、豚ともに抗体検査を行う。
 臨床検査は半径3~10キロ圏内の牛、豚について、獣医師が目視で健康状態を確認する。都城市は26~30日に行い、対象は1293農場に上る。日向市では24~27日、143農場で実施。

 都城市では9日に同市高崎町で、日向市では10日にともに肥育牛農家で感染疑いが確認された。国の防疫指針に基づくと、検査で異常がなければ殺処分を終えた翌日から21日後に制限は解除される。都城市の移動制限区域には、県内の中核的な食肉処理施設「ミヤチク」高崎工場が含まれ、搬出制限区域には県畜産試験場(高原町)のほか、鹿児島県曽於市の一部が入る。また、日向市の移動制限区域には南日本ハムが含まれている。
 えびの市では5月24日から今月3日にかけて清浄性確認検査が行われ、4日に制限が解除されている。


国民的危機感共有を 岐阜大シンポ詳報

 岐阜大学(岐阜市・森秀樹学長)が本県で発生している口蹄疫について理解を深めようと、市民対象のシンポジウムを20日、同市内で開いた。各国が対応に苦慮している現状が報告され、国民的な危機感の共有が重要との発言が相次いだ。要旨を紹介する。社会や

◎経済に影響 

【帝京科学大生命環境学部・村上洋介教授】日本と同じような島国の英国では防疫に当たる職員は国か地方か、ワクチンを使うか殺処分かなど試行錯誤が続いた。1967(昭和42)年~68年には史上最悪といわれる感染が発生した。日本はこの発生を研究し、悪性伝染病の防疫要領を作った。
 このときは風による伝播(でんぱ)が起きた。寒冷で日照がなく、ウイルスが乗るほど微細な霧が運び、フランスやデンマークにも広がった。英国で55万頭が殺処分され、ピークを迎えてワクチン接種を検討していたとき、乾燥が続いて抑え込めた。
 口蹄疫は国境を越えて広がり、社会や経済に深刻な影響を及ぼすので市民も常に危機感を持ってほしい。食の安全保障にかかわる問題でもある。今は食品衛生の対策を完備した国から畜産物を輸入しているが、汚染国のままであれば、WTO(世界貿易機関)の同等性ルールから、汚染国からの輸入を拒否できない。皆さんが口にする畜産物の安全性にもかかわる。国のレベルで危機管理が必要だ。

◎封じ込めを評価

 【岐阜大応用生物科学部・杉山誠教授】なぜ口蹄疫が厄介か。ウイルスに汚染されたわらを気温15度に置くと1カ月くらい安定した状態で死なない。服に付着した状態、あるいは汚染された土壌がくっついた靴では9週間も安定して残っている。非常に環境に強いウイルスで、これがコントロールを厄介にしている。
 しかし、県外に広がっていないので、農場に関係のない一般人は(感染拡大に)影響がないようだ。リスクの軽減を考えるのはいいが、ゼロリスクを求めると「人が集まっては駄目」「市民活動は駄目」となる。口蹄疫は経済の問題なのに、逆効果を生む。県内で封じ込めていることを評価し、冷静に判断したい。


◎殺処分つらい作業

 【岐阜県岐阜家畜保健衛生所・山崎稔保健衛生課長】岐阜県からも獣医師12人が派遣され、(20日現在も)2人が現地にいる。派遣された獣医師は「再スタートしたいという農家がいて、つらい作業も報われた」と感想を述べていた。
 さらに「牛をつなぐたびに、ため息ばかりつくお母さん。ワクチンを打つたびに悲鳴を上げる女子中学生。いろんな方がいる中、粛々と作業を続ける以外にはなかった」とも。獣医師として動物を救いたいのに殺処分するのは大変つらい。しかし、畜産、農家のために活動していることを心にとどめてほしい。


来月競りも中止か延期 県内家畜市場

 県畜産協会(会長・羽田正治JA宮崎経済連会長)は21日、口蹄疫の影響により、県内8カ所すべての家畜市場で7月に予定していた競り市を6月に続き中止、または延期すると発表した。
 中止が決まったのは7市場の成牛競り市(13回)、4市場の乳肥素牛競り市(6回)、3市場の豚競り市(8回)。7市場で1回ずつ予定していた子牛競り市は延期された。延期後の日程は未定。
 各市場では口蹄疫発生後の4月22日から競り市がすべて中止・延期されている。発生が続いていることに加え、感染・感染疑いやワクチン接種を行った家畜の殺処分、埋却作業が完了していないため再開を断念した。


農家元気出して 日向・細島小、千羽鶴など贈る

 日向市・細島小(細谷真一校長、106人)の児童たちは口蹄疫で殺処分された牛や豚を弔い、心身共につらい思いを強いられている農家を励まそうと、千羽鶴と元気玉を作った。代表の6年生や家族がこのほど市役所を訪れ、黒木健二市長に手渡した。
 千羽鶴は各児童が家族と一緒に心を込めて折った。元気玉は市販のあめ玉を小分けにした袋に、児童一人一人が「元気玉」と手書きした紙を入れ、応援の気持ちを表した。
 黒木市長は千羽鶴などを受け取ると「農家の皆さんに必ずメッセージを伝えます」と感謝。6年生の甲斐大瑚君(11)は「元気玉には僕たちの元気が詰まっています。悲しいとき、つらいときに食べて元気を出してください」と話していた。


*   *   *


ここ暫く、新たな発生はありません。

このまま終息に向かって欲しいのですが…

都城と日向では清浄性検査が始まりました。

こちらも何も無ければいいなと思います。

昨日の殺処分は9,400頭!雨の中本当に大変だったと思います。

まだ未処分は45,256頭、このうち6,285頭が患畜・疑似患畜分。

最初の頃に比べれば減ってきたと思いますが、それでもまだまだです。

全体の殺処分対象276,049頭…これってどれくらいのものなんだろうか…

ふと思って、米粒を数えてみたら少しは現場の方々気持ちが分かるのかねぇ…

などとぼやいたため、この間から妹が少しずつ数えております。

1時間30分(妹に突っ込まれたので訂正)で1000粒らしいです。私も数えてみます。

276,049粒に到達したら、そのお米を炊いてみたいです。


◆   ◆   ◆


知事の本日のブログ(2010-06-22 頑張っど!)にもありますが、

農家はパソコン等を持っていない方が多く、電話やFAXの方が有効である場合が多いです。

正直我が家も、私達がいなければパソコンなんて無いと思います。

実際、我が家にパソコン自体が導入されるまで数年、

インターネット接続まで更に2~3年かかりました(笑)
(父の説得が…(;´Д`)ノ)

私達が住む地域を例にとると、牛養いはおじいさん、おばあさんが圧倒的に多いです。

うちの母(50)でさえ若手に入ります。

現在、インターネット上に書き込みされてる農家は、若手の方がほとんどだと思います。

あ、母はパソコンが全く使えません。当然インターネットの仕組みも分かってないです。

携帯のメールもちょっとおぼつかなくて、たまに面白メールになります(´∀`)

ほんと、パソコン普及率低いです。

でも、パソコンが無くても情報の回りは早いですよ。

ネット上に出回る半日も前に伝わってる情報もありました。



都会と同じ感覚で田舎に来ると大変なことになります。

公共交通機関が未発達のため、一家に一台ではなく、一人に一台です。

車が無いと何も出来ません。

近所の方による朝6時半の突撃訪問とか…

田舎住まいの方なら分かって頂けるかな?






O型の大雑把気質と、宮崎県民特有のめんどくさがりな性格により

レジュメと会社のパンフレットと書物の大海を作り出した妹。

就職活動で使う資料のため、現在サルベージ中です。

そんな中、畜産関係の講義で貰った資料はっけーん!と投げてよこしたので

さっそく文字おこし&画像をUPしてみたよ。

*   *   *

家畜の失神方法 (Devine, 1989)

①キャプティブボルトピストル
(原理)圧搾空気または火薬を利用してスチールボルトをピストルで頭部に発射する。
(対象動物)ウシ、シカなど ブタには不可
(備考)頭蓋骨が大きいものに限られる。的に正確に発射すれば、信頼性が高く人道的、初期投資が安い。

②電撃
(原理)(1)頭部のみに50Hzの電流を通すことで、てんかんと同じ症状となる。
     刺殺による放血をしなければ覚醒する。
    (2)頭部から胴体にかけて50Hzの電流を流す。心臓停止を伴う。
(対象動物)ヒツジ、ウシ、ブタ、ニワトリなど
(備考)(1)ただちに刺殺による放血をしなければ覚醒する。再度電流を流して不動化する方法もある。
     ブラッドスポットが発生することもある。
(2)刺殺を急ぐ必要はない。ブラッドスポットが発生することがある。

②二酸化炭素
(原理)60%~70%濃度のCO2ガスによる麻酔効果
(対象動物)ブタのみ
(備考)ブラッドスポットやPSEの発生が少ない。初期投資費用が高い。

*   *   *

〔ウシのと殺・解体の工程〕

生体洗浄→失神→放血-ステッキング(のど刺し)-懸垂→食道けっさく→四肢切除→肛門けっさく→はく皮→断頭→開腹→内臓摘出→脊髄吸引→背割り→枝肉洗浄→冷蔵保管→格付け


〔生体から枝肉まで〕

生体検査→解体→枝肉検査(検査印)→冷却→枝肉格付け→

枝肉から部分肉まで

枝肉→分割→除骨→整形→部分肉→箱詰め→

$宮崎県繁殖農家のブログ


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専門的に説明せよと言われると無理(@_@)

でも長い工程を経てお肉になるということは分かる。

ご参考までに。