2010年5月31日付 宮崎日日新聞より
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赤松農相来県、「作業どれほど大変か」現場農家、職員ら不信感
口蹄疫発生から20日後に本県を訪れ、批判を浴びた赤松広隆農相が30日、2回目の来県を果たした。農相はワクチン接種農家を訪れ、再開までの支援を約束したが、これまで農家への配慮を欠いた言動を重ねてきただけに、不信感を拭えない関係者も残る。県に対し、1週間以内に疑似患畜の殺処分と埋却を終えるよう求めたが、作業現場からは「これ以上のペースアップは不可能」と憤る声も聞かれた。
赤松農相は殺処分される種雄牛「安平」の生みの親でもある宮崎市佐土原町の繁殖農家永野正純さん(61)宅を訪問。JA宮崎中央佐土原支所店、繁殖牛部会の役員ら7人も同席し、「私たちは(発生地域とは)一ツ瀬川を挟んでおり、1頭の疑似患畜も出していない。感染拡大を防ぐため、補償金額の提示も無いままワクチンを受け入れた。埋却値の確保や再建までの生活費、経費は国の責任で十分な支援を」と求めた。西都市に避難している種雄牛5頭に関しても「5頭がいなくなると経営を再建する意欲が無くなると訴えた。
赤松農相は「全力で対応に当たる」と応じたが、口蹄疫対策について「反省するところは全くない」、県家畜改良事業団の種雄牛49頭の1頭に感染疑いが出た際には「だから早く殺せといったのに」と述べるなど、農家の感情を逆撫でしてきた経緯がある。出席した男性は、「今回の訪問で私たちの気持ちを理解し、本当に頑張ってくれるのか分からない」と信じきれない様子だった。
また、東国原知事との会談で、週内に疑似患畜の殺処分、埋却を終えるよう求めたことに反発の声が上がる。連日、埋却作業に従事する川南町職員は「暴れる牛と豚を追いやって殺処分するのがどれほど大変なことか大臣は全く分かっていない。経験とコツが必要で誰でもできる作業ではない」と憤る。
新富町役場での意見交換では土屋良文町長は赤松農相に対し、「農家は涙を流し(ワクチン)注射するんです。農家の訴え、この思いをしっかり受けとめて下さい。」と涙ながらに農家の思いを代弁した。
全国世論調査(共同者通信社が29、30両日実施した全国電話世論調査)
本県の口蹄疫問題で政府対応を「評価しない」は58.7%で、「評価する」の32.2%を大きく上回った。
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種牛49頭の殺処分が今日行われた模様…orz 夢なら良かったのに。
世論調査に関しては、32.2%もいるのかよ!という思いもあるが、
あのひどい偏向報道の中 「評価しない」58.7% は、ちょっと驚いた。
ちゃんと真実を見極めようとしている人が増えつつあるのかもしれない。
でも、この世論調査の結果、口蹄疫の項目はテレビでは取り上げてないような?
普天間に関しての項目はよく見るのですが。
普天間の方も、口蹄疫のように報道されない部分が沢山あるんだろうな。
専門家の方々が口々に
「児湯地区とえびの地区から出てないことは奇跡に近い。地元の頑張りは凄い」
と仰っておられるそうだ。(知事のブログより)
全文はこちら→東国原英夫オフィシャルブログ 2010-05-31 首相来県
私達も前々から思っていたが、専門家から見てそうなら、そうなのだろう。
私達の所が無事なのも、児湯地区とえびの地区の方々が必死に頑張っているおかげだ。
都農の食肉処理場も今日から稼働。
まずは食肉に適している家畜からの出荷が開始された。
工場の1日あたりの処理能力は牛が60頭、豚820頭。
繁殖と子牛子豚の出荷は待っておくれ!
食肉に適した牛豚を出荷している間におさまって、どうにかならないものか。
姉