伊東旅行 まぼろし博覧会 | クソ共を殺せ

伊東旅行 まぼろし博覧会

 台風が伊豆諸島を直撃するという予報を無視して、午前中に家を出て、伊東に向かう。

 

コロナ前まではインバウンド混雑もそれ程酷くなかったし、まだホテル代も安かったので、しょっちゅう熱海や伊東に出かけていたものだが。

 

2時過ぎに伊東駅に到着し、しばらく待って、バスに乗車。

 

途中、吉田という町を通りかかると、そこだけはユニクロ他大手チェーン店がたくさんあって栄えていて、そこを過ぎると山中に入っていく。

 

乗客は私一人になり、帰りのバスが無かったらどうなるのだろうと不安になる。

 

梅の木平とかいうバス停で下車し、目の前の「まぼろし博覧会」到着。

 

帰りのバスの時間をしっかり確認し、受付で入場料1400円支払い、バッグを預ける。

 

スマホでホームページを提示すれば100円引きだったのに忘れていた。

 

 展示物は恐ろしいまでのガラクタ。

 

我が家の物置の中を300倍に広げた感じ。

 

展示物の拭き掃除などは一切されておらず、あちこちに設置されたサーキュレーターがホコリをまき散らしていて、マスクをしていたので助かったが、目が痛くなってしまった。

 

不便な立地で平日にも関わらず、若いカップルや、綺麗なお嬢さんなども見物に来ていて、まずまずの繁盛ではないか。

 

昔バイト先にいた『詐病左翼爺』風の元活動家みたいな初老のグループがいて、私を訝しげに見ていた。

 

そういう連中は昭和を懐かしみ、綺麗な新しい家で生まれ育った若者たちにとっては、物珍しくて面白いのだろう。

 

私はそのどちらでもなく、現在進行形であり、こういうものをどう整理し処分するかが、この10年来の課題であるので、面白がることは出来なかった。

 

一通り見物し、時計を見たら、3時台のバスの出発3分前だった。これを逃すと次は1時間後になる。

 

テラスはあるがジメジメして虫だらけだし、館内に埃っぽくなくて休めるスペースなど無いしで、まだ1時間も経っていないが、そのバスに飛び乗ることにした。

 

受付で荷物を受け取り、走って外へ出たら、変身前の館長がさっきの初老の集団と立ち話をしていた。

 

これから「セーラちゃん」に変身するのなら一緒に記念撮影してもらいたかったが、閉館2時間前に変身するとも思えず、事務作業か何かで訪れていたのであろう。会釈して通り過ぎてバスに乗った。

 

館長の思想は素晴らしいと思っているので、一言でも会話を交わしてみたかった。

 

 4時過ぎに伊東駅着。

 

明日台風直撃という予報だし、このまま帰るべきと思ったが、折角連休なので泊まることにした。

 

以前泊まった大東館も良かったが、じゃらんの1000円引きポイントが使えるというので、「ホテルハーベスト伊東」泊。

 

駅から徒歩10分位の所にあって、かなり高級感のある建物。

 

部屋は40㎡のツインで、きれいな部屋で、高層階のため眺めが良かった。

 

1000円引きで約8000円だが、都心だったら3万円はするような部屋だった。

 

荷物を置いて、街を徘徊。

 

夕食を摂ろうと探し歩くが、入りたい店が無かった。

 

以前駅前のイオンで、地物のシラス丼が実に旨かったので行ってみたら売り切れだった。

 

ホテルの並びのウエルシア薬局で、カップ麺、バナナ、メロンパン、柿の種、ピルクル、2リットルのお茶を購入。

 

ホテルには、眺めのいい最上階温泉露天風呂が付いているが、湯量がチロチロとしか出ておらず、今ひとつという感じだった。ほんの短時間サウナにも入ってみる。

 

豪華な部屋でゴロゴロして、ちょっスペイン語のテキストを開いたりしているうちに深夜になってしまい、就寝。

 

 8時半頃起床し、一度温泉に入ってから、1階の朝食会場へ。

 

バイキングを食べるわけではなく、「テイクアウト朝食」を受け取るだけで、紙袋の中身はパン3つとコーヒー。

 

11時にチェックアウト。

 

台風はどうなったのか知らないが、雨がほんの少し降っているだけだった。

 

紅谷という和菓子屋で紅花という和菓子を購入。

 

熱海で乗り換え時に籠清の「あげづくし」という詰め合わせを購入。

 

 地元駅に着いて、駐輪場で自転車を出そうと清算ボタンを押したら、1200円という表示が・・・

 

以前は、一泊停めても300円もしなかったハズなのに、いつの間にか料金設定が変わっていて、2時間半につき100円になっていたのだ。

 

近くの公営駐輪場だったら、200円で済んでいたので、1000円損してしまった。

 

 帰宅後家中の掃除。

 

夕食に籠清の揚げかまぼこを食し、物凄い旨さであった。