瑞雪兆豊年的満月 | 芸術書きとどめ帳

2月27日満月。

ネイティヴアメリカンは2月の満月をスノームーンと呼ぶらしい。
 
この冬は大雪に見舞われましたが、初詣でおみくじを引いて、
「吉✨」御言葉は、雪深ければ豊年の兆し、と。
 
大雪の年は豊作の年になると言う昔からの経験則的言い伝えで、中国では、瑞雪兆豊年と言うらしい。
 
もうそろそろ雪解けの季節、あと少しで表層雪崩を起こしそうな事態にありつつ、そこをなんとか避けつつ、雪解けに持ち込みたい思いで、ドビュッシーの月の光を。
 
有名なドビュッシーの月の光は、ベルガマスク組曲の第3曲目の曲です。
 
 

 

 


ヴェルレーヌの詩集「艶なる宴」から着想を得て作曲した月の光。
 
さるピアニストは、ドビュッシーの音楽を別の惑星の音楽と言った。
 
この曲を弾くたびに、別の惑星に行ってしまったひとびとと宇宙の交信をしている気分になります。
 
ドビュッシーの月の光、共感と共鳴が切なさをもって、夜のしじまに響きわたるのです。
 





 さて、全然イメージとはかけ離れた、月の光ですか?
それは宇宙と交信するためのものだからです。