若手北條とベテラン福留のタッグで巨人に勝利先発岩貞も好投 | hanshintoratoraのブログ

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若手北條とベテラン福留のタッグで巨人に勝利先発岩貞も好投


2016年8月21日  巨人1-4阪神   51勝62敗3分けの4位(5位より浮上)


巨人高木は、昨年の面影なく4勝8敗で防御率4点台後半。しかし阪神戦だけは2勝1敗で防御率2.76。対する岩貞の巨人戦は、菅野に1-0で投げ勝ってプロ初完封を達成したこともあって相性はいい。ふたを開けてみたら、両者持ち味を発揮。勝負を分けたのは終盤の粘り。ここ最近の阪神にしては珍しく、ベテラン、中堅、若手が見事に絡み合って快勝です。


中堅上本の意地の一発


高木と、岩貞による息詰まる投手戦が展開されました。岩貞は4番阿部に2本のヒットを許しただけで、無失点で回を進めます。三振も7つとかつての岩貞のキレが戻ってきたようなピッチングでした。一方の巨人高木も今シーズンの不調が嘘のようにいい投球を展開。制球もよく無四球、7奪三振と阪神打線に得点を与えません。終盤にさしかかった7回、均衡を破ったのは巨人。2死で8番小林だけに安心したのでしょうか。岩貞がまさかの先制アーチを浴びます。


エアポケットに入ったかのような巨人3本目のヒットでした。しかし阪神も黙っていません。次のイニング同じく2死から、バッターは一軍昇格即スタメンの上本。2打席目で安打も放っていましたが、ここでまさかの一発を放ちます。小柄ながらパンチ力のある上本が一振りで同点に追いつきました。前日の監督のコメントにもあったように、あまり働けていない中堅としての意地の一発でした。


ベテラン福留の存在感


もはやはずせない4番福留は相変わらず好調を維持。今日も3安打猛打賞と打線を牽引してくれています。しかし今日、福留が見せてくれたのはむしろ守備でした。同点の9回、巨人に攻められて1死二塁のピンチ。本塁打を放っている小林が見事なライト打ちを見せましたが、あらかじめ前進守備を取っていた福留がダイビングキャッチ。


四球で2死一二塁となって長野を迎えると、今度はスタンドに入りそうなファールフライを、自ら身を投げ出してキャッチ。たった一人でピンチの芽をつみました。まだまだ元気な39歳。怪我に注意しながら、変わらずチームを引っ張ってほしいです。


トドメは若手北條の登場


延長10回、かつての育成の星・山口から、2四球でもらったチャンス。ここでバッターは今日も遊撃手でスタメンだった北條。6回に長打を放っており期待大でしたが見事にやってくれました。3球目のシュートを捉えると、打球は前進守備の外野の間を抜ける2点タイムリー2ベース。相手先発が右であろうと左であろうとスタメンに名を連ねる北條が成長しています。続いて、その北條に居場所を奪われた鳥谷もタイムリーで続きました。


広島にも巨人にも大きく負け越した今シーズン。大きな犠牲を払って若手を使い続けた成果を見せるのはまだまだこれから。3位DeNAとは3.5ゲーム差。背中ははっきりと見えています。クライマックスシリーズで2チームと戦える可能性はゼロではありません。