阪神福留のサイクル安打、メッセの好投髙山の活躍で快勝 | hanshintoratoraのブログ

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阪神福留のサイクル安打、メッセの好投髙山の活躍で快勝


2016年7月30日  阪神8-2中日 42勝53敗3分けの同率4位(5位から浮上)


ちょっと前のムードに戻らないためには、連敗はご法度。そういう意味では大事な試合。エースメッセンジャーがしっかり試合を作ってくれましたが、今日の主役は野手最年長のベテラン福留がかっさらいました。中日の先発吉見の調子がイマイチとはいえ、昨夜を忘れさせるくれる位打線が奮起しました。


阪神福留がキャリア二度目のサイクルヒット達成


39歳3ヶ月、史上最年長で福留が偉業を達成しました。2003年中日時代以来のサイクルヒットでしたが、今回は4打席で決めました。


PL学園卒業後のドラフト会議では、高校生指名で史上最多の7球団が福留を1位指名。しかし近鉄入団を断り、日本生命で社会人野球を経験して、逆指名で中日入り。当初は遊撃手でしたが、エラーが多く外野手へコンバート。


その後は中日の主軸として大活躍。松井秀喜の三冠王を阻止したのは、福留の首位打者でした。その後、海を渡りメジャーリーグへ挑戦。カブス時代は、活躍するもその後低迷して、2013年から阪神へ入団。ベテランとなってもその力は健在で。昨年は20本塁打も記録。今年はシーズン当初から不動の4番として、打率3割もマークして、阪神をリードしています。


福留は、第1打席でいきなり5号アーチ。この一発は、今年阪神の選手がライトに打った初めてのホームランとのこと。確かに左打者がこの球場でライトに打つのは至難の業ですが、ちょっと遅すぎるでしょう。4回にも先頭でライトにヒット。5回にはタイムリーとなる3ベースを放ち、3打席でサイクルヒットに早くも王手をかけました。


ここまですべて引っ張った打球でしたが、6回に迎えた2死満塁のチャンス。2球目を図ったかのように流し打った打球は、レフトの頭上を越えて2ベースとなり、4打席でサイクルヒットを達成しました。2度のサイクルヒット達成は、福留で4人目。引退の声は全く聞こえてこない4番打者、本当に頼りになります。


さすがは阪神のエースメッセンジャー


福留デーをしっかり勝利に導いたのは先発のメッセンジャー。これだけ味方が得点してくれたのは久しぶりのような気がします。5回まで無失点で切り抜け、大量リードとなった6回、7回に1点ずつ失いますが、きっちりと7回を2失点。打つほうでも2安打を放って疲れが出たのか、7回で144球を投じました。


これで9勝目となり、昨年の勝利数に並びました。防御率も2点台となり、暑い夏にまだまだ力を発揮してくれそうです。安心できる柱がいるとやはり違います。


機能した阪神タイガースの1,2番


福留の大活躍の陰に隠れて、1番高山、2番荒木が大暴れです。高山は久々の3号アーチを含むマルチヒット。そして荒木は3安打1四球と5打席で4度の出塁です。ともに2得点ずつをあげる活躍です。西岡が今シーズン絶望で上位打線が固まらない阪神にとって、希望が見えてきました。高山自身も、新人王に向けてギアを一段挙げて打率3割目指してガンガン打ってほしいです。