聖母マリア Yes!と答えた少女 | 「もったいない」を「素敵」に変える! 日×瑞いいトコ取りライフスタイル 気まぐれブログ

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熟年国際結婚を機にスウェーデンへやって来ました。日本と瑞典(スウェーデン)いいトコ取りの生活雑記です。

オシャレと社会貢献を両立させちゃおう!
ストックホルム発社会貢献型おしゃれショップ「ハンス&洋子」のブログへようこそ。

「次号は、聖母マリアについて書きます」とお伝えした前回のブログからずいぶんと日が経ってしまいました。

実は、癌を患っている母を見舞うために東京へ里帰り帰国していました。
ずっと付き添っている妹から逼迫した病状を伝えるメールが届き、慌てて飛行機のチケットを取って出発。
病室を見舞ったのは、5月13日(日本では母の日)でした。10日間の滞在の間に母はほんの少し持ち直しまして、24日にストックホルムへ戻りました。
そして、5月の最終日曜日、27日はスウェーデンにおける母の日。夫の母、インゲさんに花束とカードを贈って日ごろの感謝を伝えました。

あと一日を残すだけになってしまいましたが、そもそも、5月は「母の日」にちなんでブログを書いてきましたので締めくくりとして、
予告した記事を書きたかったのです。滑り込みセーフ、ですね。

さて、カトリック教会では、5月はマドンナ(聖母マリア)を祝う聖なる月。
この習慣が、世俗化したものが今日の「母の日」だといわれています。

聖母マリアは、イエスを抱く姿がよく知られています。既に売れてしまいましたが、「ハンス&洋子」では聖母マリアを象ったベルギーレースをご紹介していました。幼子イエスを抱いた姿が精緻なレースで描かれています。
その一生は、ユダヤの少女が神の子イエスを受胎し、後に我が子の刑死を見届けるというもの。
女性、そして母としての壮絶な人生です。

処女(おとめ)マリア、最も祝福された女性、神の母、佇む母(スターバト・マーテル)、悲しみの聖母(マーテル・ドロロサ)と
多くのタイトルを冠せられています。
私が着目するのは、人生の転機に対する処し方。最初の一大転機。しかも超現実的!
「受胎告知」と題されたラファエロの傑作絵画で有名な、あのエピソードです。

信仰深いが(恐らくは)平凡な少女だったマリアのもとに、ある日、大天使ガブリエルが訪れて
彼女が神によって選ばれたこと。そして、やがて懐妊して神の子イエスの母となることを告げます。

どんなに驚愕したことかと想像するのですが、マリアの偉いところは、
「お言葉のとおりになりますように。」とただ一言、受諾の返答をしたのですね。
「えー、うっそ~。やばい!」とか、「ちょっと一晩考えさせてください。」とか言わなかったらしい。
なんとも肝が据わっているというか。
人類女性史上、もっとも偉大な「Yes!」です。

ちなみに、シューベルトやグノーの楽曲「アヴェ・マリア」は、ラテン語で「おめでとう(めでたし)、マリア」。
大天使ガブリエルのマリアへの挨拶の最初のフレーズに由来しています。
この一文で始まるカトリック教会の祈祷文を歌詞にした音楽作品です。

私が小中高と通ったカトリック校では、毎日このお祈りを唱えていましたので、今でも諳んじることができます。

正式には「天使祝詞」。私たちは親しみを込めて「めでたし」と呼んでいましたが。
文語訳をご紹介しましょう。

めでたし 聖寵充ち満てるマリア、
主御身とともにまします。
御身は女のうちにて祝せられ、
御胎内の御子イエズスも祝せられたもう。
天主の御母聖マリア、
罪人なるわれらのために、
今も臨終のときも祈り給え。アーメン。

めでたし せいちょう みちみてるマリア、
しゅ おんみとともに まします。
おんみは おんなの うちにて しゅくせられ、
ごたいないの おんこ イエズスも しゅくせられたもう。
てんしゅの おんはは せいマリア、
つみびとなる われらのために、
いまも りんじゅうのときも いのりたまえ。アーメン。

病の苦痛や死の恐怖。戦争や紛争、貧困や差別。
人生の重荷にあえぐ人々と共に、自らも涙してその苦悩を分かち合う存在。
「永遠の母」として仰がれる由縁でしょう。

5月。聖母マリアへの尊敬と憧憬
そして、もうすぐ旅立とうとしている私のママへの愛と感謝ををこめて

最後まで読んでくださってありがとうございました。