バンコク空港ではニックさんも居たし
タイ料理を食べたが
実は僕はあまり好きではない

そこで食べたものもThai Padと言う
プレートにライスと麺と何かの肉とが
混ざっていて辛くて甘い
マンゴーも混ざっている

あの微妙に甘いブレンドがなんとも
微妙な味わいを醸し出す

ホテルは高級でインターナショナル朝食が
あったので卵やソーセージを頂く

インド人チーム4人、中韓の代理店と
スティーブが集まり、APACミーティングの開始

スティーブが前にでる
「みんな水着を持ってきたか?
なんで長いズボンなんて履いてる?
ここはタイだぞ!」

テンションあげながら新製品紹介

会議はとても有意義で情報も多かった
僕もガンガン質問させて頂いた

昼は自由という事なので近場でハンバーガー

会議は5時までの予定だが
午後3時過ぎになってスティーブが
一旦休憩にして水着に着替えてから
残りのセッションをやってそのまま海に行こう、
と無茶な提案を始めた

冗談かと思ったが本気だ

ホテルはバトンビーチにあり海はすぐ前
砂浜に着くと服を脱ぎ捨て
スティーブはビキニの海パン

「さあ、海まで走るぞ、3,2,1・・・」
本当に力いっぱい走り出した

若い韓国人、インド人が後を追う
ゆっくり追いながら眺めていると
向こうででかいスティーブが海にダイブ
そのままクロールで泳ぎ始めて
どんどん沖に出る

あれよあれよという間に遊泳区域の限界を示す
ブイまで行ってしまった

なんて元気だ!水を得たトドだ!
まえから只者ではないと思ってたが
まともでは無いと言った方が早いな

曇っていたので南国の青い海ではなく
どんよりで少し肌寒かったが、気持ちいい
浮力も強いのか?仰向けでぽっかりと浮かべる

インド人スニルが戻ってきたスティーブに
どうやって泳ぐのかと聞いている
韓国人も泳げそうにない
子供のころから学校で泳ぎを教えてるのは
日本くらいのものなんだな

泳ぐというより僕みたいに浮かびたいらしいが
なんか見るからに力んでいて浮かべそうにない
スティーブが
「まず水を信じろ、風船になるんだ」
とわけのわからないアドバイス
そんなんで浮かべるか?

案の定倒れこんだまま沈みそうなスニルを
赤ん坊を風呂に入れるようにスティーブが支える
可笑しいなこの連中

お前は泳げるな、ブイまで泳ごう、
とスティーブに誘われ、ちょっとひるむ
もう若くはないのでいきなりそんな事して
足がつって溺れたりしないか・・・?
と情けない事を心配せざるおえない

が、やってしまった
まあゆったりと泳いだだけだが
こんなに泳いだのは久しぶりだ

みんなで夕食にしよう、とスティーブ
ビーチのいいレストランを見つけてあるそうだ

スティーブの言ういいレストランというのは
日本では新橋の居酒屋だったりする

プールサイドで待ち合わせ
そこにはバンド演奏付きの洋風料理店があり
バンドはガンズ&ローゼーズのロックを演奏している
この店がいいなあ、と思ったが
絶対にスティーブが選ぶ店ではない

案の定、砂浜をさんざん歩くと
クレジットカードも使えない
タイのシーフード料理店

色々とみんな好きな物を頼んでシェアしよう、
というが
誰かが何かを頼むと
「スパイシーにな!
普通のスパイシーじゃなくてタイのスパイシーで!」
といちいちスティーブがうるさい

カレーやらスープやら来たが
見ろ!スティーブがごちゃごちゃいうから
めちゃめちゃ辛いのばかりじゃねーか

ビールがどんどん進む
前の中国人が白いご飯を頼んだので
僕と中国人がかき集めて食べる(笑)

でも、楽しかったな

やっぱりタイに来たらタイ料理かな
だけどまあ一回でいいや
バンド演奏のレストランで食べたいなあー

と思ってしまった私でした。