歯周病にお悩みの患者さんに朗報です。
ついにクスリで歯周病が治る時代がやってきました。

その治療法は歯周内科治療。

簡単に言えば、クスリを飲んで歯周病菌を殺してしまい
ましょうという治療法です。

では、具体意的に治療の手順を見ていきましょう。

【ステップ1】
最初にお口の中に歯周病の菌がいるかどうかを、
位相差顕微鏡で、検査します。

はみだし歯医者の業務日誌


そして、『こんなにたくさん口の中に歯周病菌がいますよ!』
とモニターの大画面に映しだし歯医者さんに脅され、もとい指摘されます。


はみだし歯医者の業務日誌


【ステップ2】
クスリを飲んで、歯周病菌を殺しましょうということになり、
抗菌薬、抗真菌薬が処方されます。

【ステップ3】
歯周病の菌の数が減少したところで、歯についた汚れを
コリコリと器具を使って取り除きます。

【ステップ4】
治療の評価とメンテナンスに移ります。


実に素晴らしい治療法を思いついたものです。

歯周病菌なんて誰にでもいるのに、あえて大画面に映し出して
教えてくれる親切心、恐縮いたします。

歯周病に関わる菌は何十種類もいると言われているのに、
顕微鏡で見ただけで、たちどころに患者の歯周病の原因菌を
特定し、クスリを処方できる診断力。

まさに神の御業

しかし、クスリと言っても抗菌薬と抗真菌薬の2種類しかないので、
どちらのクスリを処方するのか、はたまた両方を処方するのか、
このあたりが歯医者の力量が問われるところなのでしょう。

一時的に歯茎の状態が良くなっても、クスリを飲み終わり効力が
無くなった後は??

それは、神のみぞ知る。

まさに人知を超えた治療法と言えるでしょう。

あ、一つ言い忘れました。

すべて自費治療です。(笑)


結論

・顕微鏡を見ただけでは、歯周病の原因菌なんて特定できない。

・歯周病菌は誰の口の中にもいるし、そもそも、2種類の薬しかない
 ので菌の特定は無意味。


・歯周内科治療は効く場合もあるが、ほとんどの場合、一時的な効果に
 過ぎないし、薬を多用すれば、口の中で菌交代現象が起きたり、
 耐性菌を生む原因になりかねない。

・薬の効力がなくなれば、当然、歯周病は後戻りを起こす。

・重要なのはオーソドックスな歯周病治療を行うことである。



私立の歯学部に入学する方法は次の3つがあります。

①一般人入試
②卒業生の子女の為の入試(注
③大学教授、助教授の子女の為の入試

注)有力者の子女とタダの卒業生の子女とでは待遇が全く異なります。


では、どのような入学方法なのか。
順を追って説明しましょう。

①大学教授、助教授の子女の方々


 この方々は大変、聡明でいらっしゃいますので、答案用紙に
 名前を書くだけで合格します。
 また、とても勉強熱心でいらっしゃいますので、入学後も、敢えて
 同じ学年を二回経験したり、敢えて国家試験を二度、三度と受験されます。
 きっと、他の学生の何倍も勉強したいのだと思います。

②親が卒業生で、かつ大学の有力者の子女の方々


  この方々も学力を試す必要がないほど聡明でいらっしゃいますので、
  答案用紙に名前を書くだけで合格です。
  あとは、家に帰ってガールフレンドとセックスでもしながら
  合格の電話を待っていれば大丈夫です。


´親がタダの卒業生の子女の方々

  

  この方々は、残念ながら試験を受ける必要があります。

  もちろん不合格になることもあります。

  なんとも悲哀を感じますね。

  親の力関係がそのまま入試に反映されます。

  とは言っても、少しくらいの特典はあります。

  落ちた場合、学部長から慰めの電話が自宅にかかったり…、ね。

③一般人


 こいつらは愚民ですので、学力試験できっちり選別します。
 愚民共の分際で歯医者様になろうなんぞ百年早いわ的な感じでしょうか。
 ちなみに筆者はこの階級に属しています。


結論

まあ、こんな入試ですが、大丈夫。
定員割れを起こしている歯学部が増えている昨今、
大学さえ選ばなければ、名前書くだけで誰でも合格
します。

もちろん、高額なお金は必要ですけどね。


審美歯科のホームページを検索していると、やたらと”クイック矯正”
という用語が出てきます。
では、”クイック矯正”とは何でしょう?

それは、クラウンなどの人工の歯を使用して、2週間~1か月程度で
歯並びを良くする方法のことなのです。



つまり、見た目を手っ取り早く良くするために、健康な歯を削り倒し、
時には、歯の神経までも取って、歯並びを良くする治療法?です。
あの”ビューティーコロシアム”で使われている手法の多くもコレ。

はっきり言えば、”クイック矯正”は矯正でもなければ、認められた
歯科用語でもありません。
ただの補綴治療(クラウン、差し歯)です。

この治療法?のメリットは、短期間で歯並びが綺麗になることぐらい。
実はデメリットの方が何倍も大きい。

デメリット1、健全な歯を削らなければならない。
デメリット2、歯の神経を抜いた場合、後々、歯の根に病巣を作ることがある。
デメリット3、歯茎が退縮した場合、人口の歯と天然の歯の境目が目立って、
        見た目が悪くなる。
デメリット4、歯の根が生えている向きと無関係に人工の歯を入れるため、
        咬む際に異常な力が歯に働き、歯がグラグラになることがある。


私も大学病院に勤めていた頃、クイック矯正が原因で前歯が4本グラグラに
なってしまった30代の女性の患者さんを診たことがあります。
残念ながら、この患者さんは抜歯になってしまいましたが…。

結論

・安易にクイック矯正をしてはならない。
・多くの場合、クイック矯正は歯医者の金儲けの道具に過ぎない。
・歯並びを治したいなら、時間はかかっても、矯正治療を受ける
 べきである。