前回に引き続き
自頭が良い人の特徴について
考えてみたい
理解力に優れている
地頭がいい人は、
物事を理解するスピードが速く
臨機応変さに長けているといった
特徴を持つ
新しい情報に対して
一度聞けばすぐに
内容を把握できる場合が多い。
また、どのようなメリットや
変化があるのか話を
聞くのと同時に処理できる
大まかな説明でも
全体像をつかんで
本質を見抜けるため、
話を聞いてすぐ的を射た
質問ができる
説明が上手
地頭がいい人は、
文章や言葉の読解力に
長けているので、
人に分かりやすく
説明することができる
「どうすれば
分かりやすく伝わるだろう」
と、相手の立場になって考えられる
また、地頭がいい人の話は
起承転結が明確で、
ビジネス面でも
論理的に無駄のない説明が
できるため高い評価を
得られる
応用力が高い
地頭がいい人は
物事のベースを
しっかり理解できているため、
応用力も高い傾向にある。
想定外のトラブルが発生した場合、
問題点を冷静に分析し
過去に得た知識などと
照らし合わせて、
自分のできる方法で
答えを導き出す能力に優れている
また、
自分が置かれている状況に満足せず、
常に改善・向上できることはないかなど
考えて行動できるのが、
地頭がいい人の特徴だ
コミュニケーション力が高い
地頭のいい人は
相手の立場になって
気持ちを考え
柔軟な対応ができるので、
相手との距離を保ちながら
円滑なコミュニケーションを
図れる能力を持つ
上司やクライアント、
後輩など接する相手によって
適切な対応や話し方ができる
仕事をするうえで、
さまざまなタイプの人と
人間関係を良好に保つためには、
コミュニケーション能力は重要だ
本を読む習慣がある
地頭がいい人の特徴の一つに、
本を読む習慣がある
というのも含まれる
本を読むことは、
言葉を通して知ったことを
頭で整理するため、
抽象的な思考能力の向上のためには
非常に良い
また、
日常的に本を読み
自分とは違う価値観に触れることで、
自分自身の視野を広げていることに
繋がっていく
「地頭力」は、
本を読むことで
鍛えられているといえる
地頭がいい人が
企業にもたらすメリット
生産性の向上
地頭がいい人は、
どのような分野においても
業務に関する必要な知識を
常に習得しようとする
たとえ同じ業務だとしても、
「どうすれば効率良く進められるのか」を
常に考えて分析し改善しているため、
企業の生産性向上に貢献できる
トラブル発生時にも
冷静に問題となっている本質を分析し、
素早く対処することができる人が多い
将来のリーダー候補
地頭がいい人は
自分の仕事だけに
能力を発揮するわけでなく、
一緒に働く同僚の様子や
仕事の進み具合にも
目を向けて気を配ることができる
地頭がいいとされる人は
「仕事ができる」
「指導力がある」
「統率力がある」
と評価されるケースが多い。
地頭がいい人を採用することは、
将来リーダーになりえる素質を
持つ人材の確保に繋がる
仕事の関係上
採用面接に関わる事もある
その時に
面接官の質問に対する
志望者の回答のしかたによって
地頭のいい人を
見極めることができる
例えば、
知的好奇心について探るために、
「あなたが最近関心や
興味を持っていることは何ですか？」
のように、ストレートに質問する
志望者が話し始めた内容について
- 「詳しく説明してください」
- 「いつ知りましたか」
- 「どのように情報を入手しましたか」
- 「どう思いますか」
など、５W1Hでさらに深く問いかける
時間・入手方法・内容の深さの
3点が評価ポイントになる
プライベートな話になり
内容がずれてくるようであれば、
地頭のよさは
期待できないと評価できる
自分の関心事を
話している時の
態度や話し方、
表情なども判断材料になる
- 目力の強さ（視線が泳いでいない）
- 話す熱量や声量
- 姿勢
といった部分をチェックし、
自信がなさそうな場合も
地頭のよさを期待できない
また、
地頭力は入社してからの研修や
訓練などでも鍛えられる
ポテンシャル採用など
潜在的な能力を考慮して採用し、
入社後の研修や訓練によって
「地頭力」を高めるというのも
一つの手法だ
色々書いてきたが
結局地頭がいい人には
理解力や応用力、
コミュニケーション力が
優れているなど、
ある程度見極める事は出来る
そういった能力を活かし迅速、
かつ正確に成果をあげることが
期待できるため、
企業の組織力を高められる
重要な人材になりえる
企業の生産性を高めるためにも、
「地頭のいい人」の特徴や
見極めるポイントをぜひ参考にしてほしい