私にはあらゆる変な考え、というより強迫観念のようなものがこびりついていて、
それは例えば、通帳に使っていいある程度の貯金があるのに、常に「お金が無い」とか「使ったら無くなっちゃう!」と、必要な時にも使えず何も出来ずじまいになっていたこと。
それは両親が常に不仲で、どういう状況かも分からず、(でも訊いたらぶちギレられただろうし)、とにかくいつ独りになってもいいようにという、無くてもいい自己防衛なんだと思う。
今は必要な物を買う時に躊躇する度、パートナーがおまじないのように
「ちゃんとお金はあるから大丈夫だよー」
「でも使ったら無くなるよねぇ?」
「それは必要な物だし使ってもまだ大丈夫だよ」
という具合。
お金が減ったらまともに生きていけない
といういらない強迫観念のおかげで、色々機会を逃したり、とにかく減らないようにとバイトをしては一部の理解ない人達に傷付いてボロボロになったりを繰り返してきた。
今のところ行き着いた結論は
今の環境を変える
無理をしない
今の自分にできる事、やりたい事をやる
これが精一杯なんだと思う。
そして最近よく分かった事は
私の家庭はかなり歪んだおかしな環境だったんだという事。
それは残念ながら今も変わらないどころか悪化している気がするし、もういい加減、無駄な厄介ごとには巻き込まれたくない、というのが本音。
寝る所もあった、ご飯も出してもらってた。
親の収入はそれなりにあったらしく、お金に困って光熱費が払えない、なんて事も無かった。
それでもね、
幼稚園の頃に眠れなくて(その頃から不眠症だった)泣いていたら怒鳴られてピシャっとドアを閉められたり、
泣いてたらうるさいとキレて叩きまくられたり、
毎日人格否定的な暴言を浴びせられたり、
お風呂に入ったばかりなのに臭いと言われたり、
とにかく両親にとって、私はそこに居るだけで我慢にならない存在だったらしい。
でもなぜか母親は未だに私を病的に支配下に置きたいというのもあるらしく、逆に父親は連絡先もお互い分からないくらい全てを一人で楽しみたい人。
この歳までこんな人達に縛られていた自分って、本当にバカだなって思う。
その事に気付かせてくれて、行動しようと思えるようになったくらい一緒に居てくれているパートナーに心から感謝。
「自分は不幸だったな」って思うのは構わないと思う。むしろ過去の自分をいたわってあげてほしい。
でもやっぱり、ずっと過去に埋もれて「不幸だ不幸だ」って言い続けていたら、これからも不幸なままになってしまうと思う。
どんな形でも良いから信頼できる人に出会えたら、その人に頼ったり、たまには頼ってほしいなと思いながら、昔から抜け出してほしい。