先週末、トランジットでシンガポールに一泊する夫の知人が、急遽我が家に立ち寄ることになった。
朝、7時過ぎにシンガポールのホテルを出てJB入りをし、我が家で朝ご飯を食べ、14時半の飛行機に乗るために11時前に出発するという。なんちゅー、弾丸スケジュール。

朝ご飯の支度をせねばーーーーーあせる
pagi(マレー語で「朝」の意味)とは名ばかりで、朝が苦手な私。当日の朝、ばたばたしないよう、前日のうちに入念な準備をしておく事にした。

サラダ用のクレソンは念入りに洗って、ちぎって冷蔵庫に保存。ざぼんも皮を剥いて保存容器に。ホームベーカリーのセットも忘れないようにしなくちゃ。ラップサンド用のレタスやトマトも切っておけば、朝、卵とベーコンを焼いて巻き巻きすればOK

そうだ、ビシソワーズも作っておこうビックリマーク

普段なら分量以外は適当に作って、ミキサーにかけても残ってしまうつぶつぶ感はそれはそれで味よねシラーと見逃してしまうところだが、今回はおもてなし用だし、ちゃんとお師匠のレシピ通り、まじめに作るぞー!!と、レシピを見返した。

あ、シノアでパッセドンッ

レシピの工程に、煮込んだジャガイモやポロネギを漉す作業があった。漉す事を「パッセ」と言うんだそうで。

JBに来る前、お師匠からお餞別に頂いたシノアが役に立つ日が来たーーーーーアップ

$selamat pagi~始まったよ、南国ライフ~

ところが、お料理教室でみんなで順番にシノアで漉すのとワケが違い、一人で延々パッセパッセするのはかなりくたびれる。

お料理って力仕事よねショック!
プロのシェフに男性が多い理由も判るような汗

しかし、我が家の唯一の男性である夫は、映画を見始めてしまったようで、またもや超戦力外。仕方がないので、一人で延々パッセ。

しばらくすると、まだもうちょっと絞れるな、とは判ってはいたが、すっかりパッセに疲れてしまった。シノアに残ったイモとネギを見つめて、しばし呆然。ちょっと味見をしてみたら結構美味しい。やはりこれを捨てるのは忍びない。

しばらく鍋の前で仁王立ちになって考えていた私にいいアイデアが浮かんだひらめき電球

これって、芋餅にならない!?

つい先日、友人がブログにて紹介していた芋餅なるものは、正確には、マッシュしたポテトを片栗粉で固めて作るらしかった。
そして私の持つシノアには、少々汁気が多くゆるいものの、ポテトにネギが加わって、より美味しくなった(ような気がする)限りなくマッシュポテトに近いものが鎮座している。

で、早速片栗粉を混ぜて練ってみた。本当はラップに包んで成形すると聞いていたが、私の作った「芋餅のようなもの」はちょっと緩いのでガラスの保存容器に入れて落ち着くのを待つ事にした。

少し時間をおくと、容器の中で芋餅のようなものは落ち着いて来た。
ちょうどこの日の夕飯はスンドゥブの予定だったので、この芋餅(のようなもの)も入れてしまえ!と投入したところ、ぷるぷるもちもちの美味しい具材になったのだった合格

ただ、正解が判らないまま作った芋餅。果たしてこれを芋餅と呼んでいいのだろうか?それともやはり「芋餅のようなもの」と呼び続けるべきなんだろうか。

正解が判って作ったビシソワーズは、苦労して漉した甲斐あって、文句なく美味しくできましたチョキ
お師匠、これからは無精しないで、頂いたシノアでパッセしまくります音譜