仮住まいに引っ越してくるまでは土鍋やシラルガンのミルクポットでお米を炊いていた私だが、海外に引っ越すにあたって、炊飯器を買っていかなくていいのか?という気持ちがむくむくと沸いてきた。

というのも、海外暮らしと言えば、15年以上前のベトナムのイメージが未だに払拭できない私としては、夕飯を作るのにも下準備が時間がかかる(野菜を洗うだけでも日本のそれとは大違いの手間や時間がかかるし、ましてや肉の処理なんて)!とか、ガスコンロの口が二口だったら一口炊飯に取られてしまうのも……なんて思ったりするわけで……。いや、マレーシアにはジャスコだってあるらしいんですがあせる

しかし、日本に来た外国人がわざわざ炊飯器を買っていくのに、日本人が持って行かなくて大丈夫なのか?なんて妙なことまで考えてしまい、結局、先日、新規に炊飯器を購入した。

炊飯器はやっぱりタイガーよね音譜と、ビッ〇カメラに出かけた。すると、お兄さんは
「最近は、パナ○ニックが人気です。釜がしっかりしているんですよ」
と言うではないか。見ると、銅鍋風の色味をしたダイヤモンドなんちゃら鍋というのがパナ社のウリらしい。
「炊飯器は象印かタイガーってイメージがあったんですが、今は違うんですかー!」と驚く私に
「そうですね~」とお兄さんは笑う。変圧器の容量などいろいろ丁寧に教えてもらい、商品知識もありそうなお兄さんだったので、彼を信じてパ〇ソニックを購入した。型落ちで3万円弱だった。

そして昨日。

新潟の山間部で親戚が作っているお米が届いた。魚沼のようにブランド化されているものではないが、同じような気候の土地で作られた無農薬天日干しの最高級のコシヒカリである。ひゃーん、楽しみドキドキ

これはぜひとも新しい我が家の炊飯器の威力を試してみなくては目
と、実家の炊飯器を隅に追いやり、我が家のニューフェイスでお米を炊いてみた。
「銀シャリモード」なるものを選び、スイッチをポチッとするだけ。
やはり炊飯器って楽ちんだわ~と嬉しくなった。1時間近くかかるのには驚いたけれど、美味しいごはんになるならそんなこと、キニシナイナイアップ

約1時間後、炊き上がったよーと炊飯器のお知らせがあり、蒸らし時間を経て炊飯器の蓋をワクワクしながら開けた。


あれ?あれれれれれれれ?お米、ビューチフルじゃないんですけどショック!

新米ってさ~、つやつやキラキラしていてさ~、宝石みたいなはずじゃないはてなマークビックリマーク

食べてみて、再びガックリ。ま、まずい……ガーン
どうしたらこの米をこんなにまずく炊けるわけっ叫び

言っておくけれど、この時点で私はガスの土鍋炊きと比較しているわけではない。夫の実家も私の実家も炊飯器を使用しているけれど、こんなにお米をマズイと思ったことはない。
ちなみに、仮住まいをしている実家の炊飯器はそんなに新しいものではない。もちろん、10万円近くする高級機種でもない。そんな普通の炊飯器が炊いた昨日までの古い米よりも、新しい炊飯器で炊いた新米が美味しくないってどうかしてないかーっパンチ!

ちょうど、この春、蓋が欠けたので処分した愛用の土鍋の代わりに、新しい土鍋を買って行こうと思い、信楽焼のちょっと素敵な鍋をチェックしていたのだが、炊飯が得意な中蓋つきの深めの鍋に急遽変更し、パソコンぽちっとした。


本日、実家の炊飯器で新米を炊いたところ、母が若干水加減を多めにしてしまい(母は年のせいか、最近は柔らかいごはんが好きらしい)、多少ヤワヤワしたところはあったが、我が家の炊飯器よりはるかにつやつやしたご飯に仕上がっていた。

すると、ちょうどぽちっとした土鍋が届いたのである。鍋屋さん、すばやいグッド!
こうなったら土鍋でご飯炊いてみちゃうぞ~ビックリマークと、炊飯器のご飯は味見だけにして、鍋でご飯を炊くことにした。

中強火で7~15分、という記載があったので、15分でキッチンタイマーをセット時計
13分経ったところで鍋からさっきまでと違う感じの湯気が出始めたので、もしやと思って火を消した。そこから待つこと10分。まだかな、
まだかなー、ビールが終わっちゃったよ~ん。

蒸らし時間を置いて蓋をあけると、そこには私が求めていた「一粒ずつお米が立ってキラキラした」ビューチフルなお米が炊き上がっていた!!
そうそう、こうじゃなくちゃ~ラブラブ銀シャリとはこういう米を言うんだーっ。
ビールを飲みつつお米の炊けるのを待っている間におかずは全部食べてしまったので、原了郭の志そ香煎をぱらぱら振りかけて、頂く。
おいしーっラブラブ!

ああ、炊飯器買ったの、時間とお金の無駄だったダウン

黙って炊飯器を箱に戻した私。これ、高い送料かけてマレーシアに持って行くべきなんだろうか……しょぼん