TV局に変えて「フロント・ページ」4度目の映画化。
現職知事と州検事リドニッツが争う州知事選も間近の
シカゴ、SNNで人気アンカーウーマンのクリスティ
は働き過ぎで様子がおかしくなり、長期休養に入った。
そこで彼女は若い実業家ブレインと意気投合して婚約、
帰るなり元夫で番組責任者のサリーに結婚引退を宣言。
彼女が惜しいサリーは、死刑になる警官殺しロスコー
のインタビューを流せば世論が変わると力説し、それ
はクリスティでなければ務まらないと引き留めに出た。
ロスコーは気の毒な男で普通なら恩赦になってもいい
ような事件だったが、犯罪に対する厳正な姿勢が売り
のリドニッツに票が流れることを現職の知事が恐れた
ため、リドニッツの思惑通り死刑執行が間近となった。
ところがそこにクリスティのインタビューが放送され、
彼女の最後の呼びかけもあって空気が変わり、死刑を
中止するよう知事に抗議の電話が殺到し、世論は急変。
立場が悪くなったリドニッツは、死刑の前倒しを独断。