角田喜久雄の同名推理小説を元に、パートカラーで映画化。

 

物理学者の摩耶龍造の別荘で火事があり、弟子の菅八郎が

焼死体で発見されたが、額に刺し傷があり殺人事件と断定。

 

事件当日、龍造の後妻の姪由利枝が女中かねと現場近くに
いて1時間ほど空白があり、アリバイを証明できなかった。


さらに凶器の小柄も、由利枝が失くしたという品物だった。

 

由利枝の親友で新聞記者の鳥飼美々が彼女から事情を聞き

出そうとすると、摩耶家は虹男に呪われていると言い出す。

 
すると火事直後から行方をくらませていた女中かねが警察
に電話をかけてきて、全てを打ち明けたいという電話越し
に、虹男と叫ぶや会話は途切れ、何者かに殺害されていた。