警視庁は、サイバー攻撃事案の捜査の過程で、家庭用ルーターが、
サイバー攻撃に悪用され、従来の対策のみでは対応できないことが
判明したと発表しました。警察と複数の関係メーカーが協力し、官民
一体となった注意喚起を行いました。

(確認内容)
・適切な暗号化方式を設定する
 Wi-Fi(無線LAN)での通信内容を第三者に読み取られないよう、
 アクセスポイント(親機)と子機側で送受信されるデータを暗号化
 の実施を行う。
 暗号化方式にはWEPやWPA/WPA2/WPA3が一般的に用いられていますが、
 できましたらWPA3が使用できる機種を使用してください。
・管理用パスワードは複雑なものに変更してからWi-Fi(無線LAN)
 ルーターを利用する
 機器を購入した時に設定されている初期管理用パスワードはインタ
 ーネット上で公開されていることがあります。
 パスワードルールは英大文字小文字、数字、記号を組み合わせた
 10桁以上のパスワードを推奨します。
・ファームウェアを最新の状態に保つ
機器に内蔵されているプログラムのことを「ファームウェア」といいます。
 一般的にファームウェアに脆弱性(欠陥)が発見されると、修正する
 プログラムがメーカーのサイトで公開されますので、ご自身でファーム
 ウェアをダウンロード、更新して、常に最新の状態を保ちましょう。
 自動更新が可能な機種の場合は、自動更新を必ず設定しましょう。
・サポートが終了した機器は買い替えを検討する
 機器が古い場合、メーカーのサポートが終了し、最新のファームウェアが
 提供されないことがありますので、買い替えを早急にご検討ください。
 サポート終了の有無については使用しているWifiルーターメーカーの
 ホームページにてご確認ください。
・機器の設定の定期的な確認
 設定した値を記録しておくかメモしておき、定期的に確認を行うことが
 簡単な方法です。もし、設定が変更されている場合には、Wifiルーターの
 初期化を行い、再設定を行うようにしてください。
 
下記のリンクは、警視庁のサイバーセキュリティに関する詳細の内容と
なります。