石見銀山 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

駅舎探索がメインでしたが、せっかく近くまで来たのだから寄ってみようと行ってきました。

世界遺産になっていますから混んでると嫌だなと思っていたのですが、平日9:00に到着しましたら、殆ど人はいませんでした。外国人の方は皆無でした。

基本的に街並みエリアと坑道の2か所の観光ポイントがあり、車を置いて歩くかレンタル自転車で巡る形になります。坑道までは3㎞の緩い登り、そのうち最初の800mが街並みエリアです。レンタル電動自転車(2時間700円)を借りて出発しました。

最初にあるのが代官所です。今では銀山ミュージアムになっています。

古い町並みが連なっています。現住のものもいくつかあるようです。

タバコ屋の出窓が良いですね。

西性寺と言うようです。見事な石州瓦です。

郵便局は最近建て替えられた感じです。丸ポストが残されていました。

元裁判所だったそうです。今では交流センターになっています。

 

中山道の奈良井宿を彷彿させます。

 

 

 

大森小学校です。元ではなく現役です。良い校舎が残っています。セキュリティって何?美味しいの?って感じで正門素通りして入って行けます。校舎の廊下もピカピカの板張りです。皆で雑巾がけするのでしょう。丁度休み時間のようで、体育の先生が運動場に出てきましたので、少し話をさせてもらいました。現在全校生徒29人だそうです。心配なのは耐震だそうで、今来たらだめだよねとわかっているようです。でも不細工な斜交いを入れられるのもモヤッとするようです。運動場には子供たちが集まり始めました。

学校を過ぎると登りが少しきつくなりました。綺麗な蒼モミジです。秋にはさぞやと思われる川筋です。

漸く入り口にやって来ました。入場料500円です。坑内14℃高さ180㎝だそうです。頭上注意です。

 

 

確かに低いです。180㎝位ある所もありますが、それより低い所も多くあり、気を付けていても一度頭をぶつけました。鍾乳洞と違って足元は歩きやすいですが、逆に変化に乏しくずっとこのような感じで、面白みには欠けます。300mほどで終点でそこから脇に逃げるトンネルになります。

石見銀山の鉱床図です。右の福石鉱床は戦国時代から採掘がはじまり、当初は露天掘りから採掘できたようです。左の永久鉱床は福石鉱床の枯渇により開発されたようです。今回見学した坑道は龍源寺間歩と言い、永久鉱床の一つになり、最上部の間歩のようです。間歩とは坑道と言う意味だそうです。

帰りは外を歩いて行きます。これは粋な立て札ですね。出ても良いような雰囲気はありました。

 

佐毘売山神社です。一般的には銀山神社、石見銀山の守護神社ですね。階段の多さにたじろいで、勘弁してやりました。

 

以上帰りは下りですから、あっという間に帰って来ました。往復で観光しながら1時間ちょっとと言う感じでした。

世界遺産と言う事ですが、有りていに言うとしょぼいですね。坑道がなんといっても変化がなく、距離も短く、狭くて天井が低い。足の便が悪く他の世界遺産とも距離がある。効率よく廻りたいというインバウンド客には、外されてしまうのでなないでしょうか。(姫路城と宮島は近いし足の便も良い)