紀州鉄道 2005年 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

和歌山県御坊市に紀州鉄道という名前の割に営業距離の短い(2.7㎞)小さな鉄道があります。何回か訪れていますが、デジカメにしてから、最初に訪れたのは2005年でした。当時から1両のディーゼルカーが往復するだけのガラガラの状態でしたから、当然赤字間違いなしです。しかしこの鉄道の運営会社は、不動産業が本業で、ホテル経営等もやっています。つまり紀州鉄道と言う、名前を聞くと大きな鉄道会社と誤認させるための路線維持ですから、赤字額がいくら大きくても廃止にはならずに現在も営業しています。

 

 

 

現在では廃車になっていますが、2005年当時はこの603が現役でした。7月に訪問していますが、当然のごとく非冷房で、窓全開です。床は木製ですね。大分の耶馬渓鉄道からやって来ました。1960年製ですから、バス窓を採用しています。2009年にさよなら運転をして、紀伊御坊駅車庫に保存されていましたが、現在は地元商店会が引き取って、保存展示しているようです。

2005年当時は、既に相棒だった604は部品取り用に途中駅で留置されていました。

 

 

 

 

終点の西御坊駅で待ち受けました。線路も細くて頼りないので、列車が左右にゆらゆら揺れながらやって来ます。

 

その後2013年にも再訪しており、その時は西御坊終点から御坊市内を散策しました。

 

 

2013年ながら、雰囲気はまるで1970年代の懐かしさです。万国旗や丸ポストが良いですね。10年後の現在は確認できていませんが、そんなに変わっていないのではないかと思います。

 

本社のある紀伊御坊駅車庫には、603が保存留置されていました。(2013年)

その後あの商店会が買い取って商店街の中で展示しているようです。(ウィキより拝借)綺麗に塗り直されています。

また近くを通ったら、見に行ってみようと思います。