18切符 山陰、木次線 | outbackの旅日記

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日本中を気ままに旅する記録です。山の中の無人駅でビバークします。
タイトルが3代目になりました。レガシィ→ペケV→outback

今年も年末進行が始まりました。今年も18きっぷ片手に旅に出ます。今年は最近復活しつつある、木次線、芸備線、福塩線を吞み鉄予定にしました。しかし年末寒波も同時進行でやって来ており、出発前から木次線の出雲横田以南は、既に運休代行タクシーの案内になっています。どうなる事やら、
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福知山線も篠山口を過ぎて、積雪になって来ました。柏原(かいばら)駅では、晴れ間が現れました。雪と言うより桜が咲いたようでした。
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福知山近くの石生駅では交換しました。経験上殆ど当駅で交換する感じです。
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福知山に到着しました。雪は降っていないものの相当寒いです。名物のSL寒そうです。
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先程までは天気が良かったのですが、ホームに戻って来た時又ひどい降りになって来ました。今の所遅れは出ていない模様です。
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城崎温泉からキハ47になりました。やはり旅は電車じゃなくてディーゼルじゃないと雰囲気が出ません。雪はいつの間にか止んでいました。
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山陰線で旅に出ると気分のギヤチェンジの節目の駅があります。この柴山駅は、初めて日本海が見える駅として、テンション上げ上げのポイント駅でした。今回も海は見えたのですが、何と駅舎がありません。取り壊されています。この先の居組駅舎取り壊しはニュースになっていましたが、この柴山駅舎取り壊しは、青天の霹靂です。
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以前の柴山駅です。緑の柱が綺麗な木造駅舎でした。高台から眺める港の景色は、旅に出た感が高まったものでした。また一つ歴史が減ってしまいました。
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浜坂駅では少し停車しました。この駅はカニを食べに何度か訪れています。駅前に残る給水塔は、何時までも残してほしい遺構です。
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兵庫県最後の駅である、居組駅舎取り壊しはニュースになっていました。こちらも残念ながら更地になってしまっています。夏には無機質なコンクリート駅舎が立っている事でしょう。
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13:54鳥取到着です。高架の駅になりましたが、未だに非電化で、ディーゼルしか走っていません。
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16:41宍道到着。木次線乗換えです。キハ120は0番台でオールロングシートです。車内からは、ホームの行灯案内を撮り込みました。山陰地方には結構残っていますが、全国的には激減しています。
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17:42木次着です。本日はここまでで泊りになります。積雪が少し目立ってきました。しかしそれでも、道路は綺麗な状態でした。
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本日の泊りは天野旅館です。35年くらい前にも泊まっています。当時は出雲坂根の三段スイッチバックを撮るため、駅から国道を1時間ほど雪の中を登りました。今やその道もおろちループができて廃道化しています。
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素泊まり5500円ですが、12畳ほどの広い部屋に通されました。何と象牙と古いラジオがお出迎えです。
この天野旅館は、砂の器のロケ時でのスタッフ宿泊所にもなったそうです。
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翌日は6:45発の備後落合行に乗るために宿を早めに出ました。木次には昔から車庫があり、当駅仕立ての列車が宍道方面へ2本先に出発し、いよいよ雪国めがけて備後落合行も出発となりました。出発時は雪は降っていませんでした。が、、、
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出発してすぐに雪が舞い始めました。ドンドン雪深くなっていきます。
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線路も見えなくなってきました。出雲三成駅手前です。ここで交換予定ですが上りが15分遅れているとの情報が入りました。
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出雲三成駅進入です。ガッツリ降ってガッツリ積もっています。対向列車はやって来るのでしょうか?
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ホームへ降りましたが、除雪されていません。15分ほど待つようです。雪は小降りになりました。
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15分遅れで列車はやって来ました。何とか出雲横田までは行けるようです。直ぐに出発しました。
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出雲横田までやって来ました。列車はここまでで、ここから先は代行タクシーになります。木次と比べると積雪量はけた違いです。
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代行タクシーは9人乗りのジャンボタクシーでしたが、乗客は私一人でした。私は本来出雲坂根のスイッチバックを駅のホームから見る予定でした。しかし肝心の列車は来ませんので、とりあえず雪に埋もれたホームでも眺めるかと思っていました。タクシーの運転手と話すと坂根の待合室は暖房が無いから返しまでの2時間は寒いよ。どうせ時間調整で、坂根では10分くらい停まるからまた乗り込んだ方がいいとの言葉、有難くいただく事にしました。列車は三段スイッチバックをゆっくり上って行くので、車だと早く着き過ぎるので、各駅で時間調整が必要との事でした。
雪は1m程度になって、もうホームと線路の区別も良く判らない状態になって居ます。
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三井野原駅にやって来ました。この駅はスキー場前駅です。しかし鉄道はお手上げです。この程度の積雪では、本来ラッセル1本明け方に走らせれば、運休なんて考えられないのですが、そのラッセルをこの木次線に入れなくなってから、もう何年か経ちます。経費削減の為と思われますが、その為毎年この木次線は、冬眠に入る事が多くなりました。代行タクシーで運ぶ方が、断然経費が安いのでしょう。今回の積雪は、今晩ハイモを入れて除雪するので、冬眠には入らないようですが、次のドカ雪では、春まで諦めるでしょう。
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往路では素通りした、八川駅でも降りてみました。この駅は旧駅舎時代砂の器の撮影で、亀嵩駅として登場しました。本当の亀嵩駅では何か不都合があったようです。

一旦ここでページを改めます。これから出雲横田に戻って再び車中の人となり、亀嵩駅に蕎麦を食いに行きます。