それはホームの長さです。京都の近くの東福寺、深草、伏見桃山の3駅は前後が踏切で挟まれて、7両分の長さしかホームが取れないのです。この3駅に停まらない特急や急行は8両でも全く問題ないのです。また樟葉までなら、各停や準急も8両でも構わないし実際朝の通勤時には、8両編成の萱島行や枚方行の各停や区間急行が走ります。
3駅のうち深草は改良工事が進んで8両対応に近くなるそうですが、残りの2駅は全く対応できていません。その2駅を訪ねました。
東福寺駅淀屋橋寄り踏切からです。半車分くらいの余裕しかありません。
現在の京阪で最も古い2200系がやって来ました。大きなライトが特徴です。もう50年以上製造してから経っています。
京都寄りのホーム端の踏切にやって来ました。こちらの方が幅が狭い感じです。振り返ると一軒の家があり行き止まりです。JR奈良線が並行して走っていますが、そちらには踏切はそもそも存在しません。この家に来る以外にこの踏切は利用価値がなさそうです。これならこの家との単独交渉で、踏切廃止が見込めそうです。
京都寄りは全く余裕がありません。踏切を廃止しない限り8両化は無理ですね。
次にやって来たのは伏見桃山駅です。この駅の大阪寄り(上)のすぐ先にまた踏切があります。余裕は全くありません。京都寄り(下)も、大手筋商店街になっており、歩行者専用のアーケード街です。廃止はできる状況ではありません。ホームも全く余裕がありません。東福寺よりもこちらの方が難題に思えます。京都寄りが歩行者専用なので、大阪寄りは国道から伏見宿の中に車で入って行く時の有用な踏切になっています。どちらかを地下若しくは高架にするしか方法はありません。8両化を阻む最後の難関になるのが、この伏見桃山駅であることは間違いないでしょう。
本日は以前から気になっていた、ちょっとした懸案事項2点無事解決して満足した休日になりました。