4/24米財務省発表の米国債金利は、

 

10年米国債3%

 

となっており、久しぶりに3%を超えてきました。

 

現在は、2.95%程度ですが、3%というのは一つの節目であるので、それにタッチした意義は大きいと思います。

 

 

 

 

さて、どこまで10年米国債の金利は上昇するのか?

 

3%程度で止まるのか、それとも、論者によっては3.25%、3.5%あたりが限界、という意見もあります。

 

正直、将来はどうなるか分からないですが、実は、今回、3%超えに際して

 

非常に違和感を感じた事項

 

が一点ありました。

 

それは何か?

 

それは、4/24に10年米国債金利が3%であったのに、同日、

 

20年米国債金利3.08%

 

30年米国債金利3.18%

 

であったことです。

 

 

 

 

正直、

 

10年、20年、30年とほとんど変わらないじゃないか

 

というのが一番印象に残っています。

 

もしかして現在の市場は、10年後も20年後も30年後も

 

ほとんど3%強くらいの金利しか現段階では評価していないのではないか

 

こんなことで大丈夫なのか

 

10年ものが3%ならば、普通は30年ものの米国債は4%以上の金利になるはずではないのか

 

むしろ、2年米国債と10年米国債だけでなく、

 

いずれすべての米国債金利がフラット化するのではないか

 

と直感的に思い、何だか違和感のようなものを感じたのです。

 

30年ものの米国債を買って、30年間も3%強で金利固定されるのなら、

 

あまり金利が変わらない10年ものの米国債を買った方がマシだし、30年ものを買う意味があるのか疑問に思えたからです。

 

 

 

 

同じような疑問を大物投資家が有していたのが、自分の考えが追認されたようで嬉しかったです。

 

その大物投資家とは、ピーター・シフです。

 

シフも違和感を吐露しています。

 

https://www2.financialpointer.com/post-949/

 

 

 

 

 

そして、FRBのスタンスとしては

 

前議長のジャネット・イエレンは、

 

中国ショックのように市場や経済統計に変調が起きれば利上げを停止するという市場対話型

 

であったように思われましたが、現議長のジェローム・パウエルは

 

よほどの変調がない限り、四半期ごとに利上げを継続するし、バランスシート縮小も継続する、

 

市場が10%調整したくらいでは、利上げのペースは落ちない

 

というスタンスであり、FRBは

 

機械的に利上げをしていく、セミオート運転に移行した

 

と言えるかもしれません。

 

かつてグリーンスパン元議長は、2006年までFOMCごとに0.25%ずつ自動的に利上げしていっていましたが、

 

2006年に利上げは止まり、逆イールドになり、

 

その後、リーマンショックが起きました。

 

現在は、FOMCごとではなく、四半期ごとの利上げなので、利上げペースは遅いですが、

 

四半期ごとの利上げという自動運転

 

となると、グリーンスパン元議長の時のように、ある程度利上げのペースが読めるので、

 

またバブルを醸成するのか、最後の祭りがあるのか

 

逆に、今回はバランスシート縮小も同時並行で行われているので、より急速に引き締まるのか

 

など反対方向の動きが併存しており、とてもどうなるか読み切れないです。

 

 

 

 

 

加えて、30年米国債も金利がずっと3%強ならば、10年米国債も3%強あたりが限界で、

 

現在2年米国債が2.5%あたりなので、あと2回の利上げで逆イールドになりそう、

 

にも思えます。

 

逆イールドになれば、それ以上利上げはしないでしょうから(しても1回くらい?)政策金利はそのままにしてバランスシート縮小だけになりそうです。

 

さらに、市場がクラッシュすれば利下げを始める、ということでしょうか。

 

それとも、ここから、30年米国債が4%以上、10年米国債が3%以上になっていき、逆イールドにはならないのか。

 

ITバブル崩壊の2000年時の不況のように、2年半くらいS&P500がだらだらと下げ続けるのか、

 

正直、どうなるか全く分からないです。

 

ただ、違和感は残っています。