投資方法っていろいろあるように思えますが、自分的には実は

 

2種類しかないのではないか

 

と考えています。

 

それは、グロース投資とバリュー投資?

 

それとも、投資的手法と投機的手法?

 

いえ、もっと包括的に言えば、投資方法は

 

正攻法と奇策の2種類

 

です。

 

 

どういうことなのか。

 

すなわち、相当な資金があり、複利効果により将来に相当な資産になることが計算できるのであれば

 

S&P500ETFのVOO

 

ヘルスケアETFのVHT

 

生活必需品ETFのVDC

 

ナスダック100連動のQQQ

 

ワールドストックETFのVT

 

などが正攻法の投資となります。

 

個別株でもジョンソン&ジョンソン(JNJ)のような安定的な超wide moat銘柄も正攻法の投資といえそうです。

 

これらのETFや超安定個別株に投資して、配当再投資をしていれば自然と財産は増加していく可能性が高いです。

 

 

一方、相当な資金がなく、まず、一定程度のタネ銭を作りたいと考えているのであれば

 

2倍株、5倍株、テンバガー株などを狙って、個別株へ投資しなければならない

 

といえるかもしれません。

 

これは奇策です。

 

正攻法のみでは投資ひいては人生で勝ちにくいので、まずは少し無理をして一定のタネ銭を作らなければならない場合などに有効です。

 

もちろん、奇策が成功して一定のタネ銭ができたら、正攻法へ移行してもいいでしょう。

 

奇策は、米国個別株投資だけではなく、

 

その他の国の個別株投資

 

FX

 

信用取引

 

副業

 

不動産投資

 

美術品投資

 

なども含まれるかもしれません。

 

不動産に精通されている方は、不動産投資こそが正攻法になる可能性もあります。

 

これは、人それぞれだと思われます。

 

 

重要なのは、

 

投資方法としては正攻法と奇策の2種類しかないが、その組み合わせは無数であり、

 

状況に応じて、相手に応じて、手段を絶えず変化させて無数の対応パターンを作りだしたうえで資本及び労力配分を決定する、

 

自分の強みと弱みを押さえた上で、正攻法か奇策かをどう配分するか、十分に把握している

 

その上で、最終的な勝利をつかむ(すなわち、億万長者になる)

 

ということでしょう。

 

まさに、孫子の謂う所の世界です。

 

 

無数の対応パターンといっても、投資においては

 

正攻法のみで攻略する

 

最初は奇策で少し無理をして、ある程度の財産ができたら正攻法へ移行する

 

または、一定の財産がある場合も、当初から奇策と正攻法を組み合わせる

 

または、奇策一辺倒で押しまくる

 

くらいしかないのではないかと思われます。

 

奇策の内容に、副業・不動産投資・美術品投資などを組み合わせるとさらに複雑になりますが、

 

それは個人の専門や対応能力の範囲で決定すればいいように思われます。

 

 

そう考えてくると、ほとんど無限のように思えた投資パターンも、実は数パターンしか存在せず、文学的感傷に酔うまでもない、ということになります。

 

孫子では、戦いは正攻法でぶつかり合い奇策で勝敗を決する、とされますが、

 

人間の能力の全てをフル動員しなければ勝てない戦(いくさ)とちがって、投資のほうが局面が限定されておりより容易に勝ちやすい、といえるのかもしれません。

 

正攻法で全額VOOで運用する、というのがあまりにも刺激がなく退屈であるならば、

 

VOO で正攻法        80%

テンバガー狙いの奇策   20%

 

という配分もアリなように思えます。

 

VHTで正攻法              80%

CUREでレバレッジをかけた奇策   10%

美術品投資の奇策           10%

 

などもありうるでしょう。

 

ただ、それがもたらす少しばかりの興奮は、人を殺す退屈という毒から免れることができ、かつ、人生に適度な刺激を与えてくれるかもしれません。

 

 

自分はどうなのか、ですか。

 

自分は、ETFのみならずもっと刺激を求めて米国個別株も組み入れます。

 

レバレッジはかけないですが、不動産投資、美術館投資も楽しいかも。

 

億万長者になるという目標はみな同じ、しかしそれに至る過程は異なる。

 

その過程を、正攻法と奇策の絶妙のハーモニーで行う人生はきっと刺激的で楽しいでしょう。