誰も眠りの中まで

嘘を持ってはゆけない

眠る額に頬寄せたとき

あなたは彼女を呼んだ

 

ようやっと対面授業が始まりましたが

やっぱり、話をしながら顔が見られる、

これだけで全然感覚が違ってきますね。

同じ話をするとしても楽しいものです。

しかし、昨今の情勢の中で、少しずつ

オンラインに戻す流れも起こっていて

今後どうなることやらと不安ですやね。

 

なにとまれ、母校からはまだそういう

お達しは来ておりませんので、明日は

新キャンパスで兼修語と専門の講読を

しに行ってくる予定なのでございます。

 

ずっと学部生の頃には、なんでそんな

「購読」って言うんやろ、別に何かを

買ったわけでもないのになぁとかって

ふんわり思っていたことは内緒ですよ。

 

一昨日はだいぶ久しぶりに20人越えの

授業を2コマ連続で致しましたのでね、

何と言いましょうか、少々疲れました。

男子学生ならば、一応同じ性別なので

何となく反応の予想はつくのですがね、

女子学生となると、何を思っているか

予想がつかないわけで、今変なことを

言ってしまったりしなかったかしらと

探り探りお話をすることになっちゃう。

おかげでその日の夢では、女子学生が

たくさん出てきて、普段見ないような

世界にうなされることになってしまい、

いやはや、大変に大変でございました。

直に慣れましょう。わしは強いんです。

しかし、二本の針で右手の親指の背を

何度も突き刺されながら肉を抉られて、

しみ出す血をすすられる夢というのは、

いやはやとてもしんどいものでしたね。

もうちっと楽しい夢を見たいものです。

 

性別の話ついでに少し思ったことなど。

授業する中でインパクトのあることを

思い付くことってあるじゃないですか。

直近なら、キューバの街の一つである

Camagüey(カマグウェイ)というの、

もし、この分音記号 (¨) を落とすと

「カマゲイ」というとんでもない音に

なってしまうので気を付けましょうね、

みたいなことを思い付きはしましたが

やはりポリコレ的に完全にアウトだし、

全くもっておもしろくないやつだから

お蔵入りやなぁとかそういうやつです。

 

しかし、例えばこれを一教師が気安く

言うと恐らく問題になるのでしょうが

デラックスなあのお方が、何かの折に

これに類する話をしたとしたらきっと

また印象は全く違うものになるのでは

ないかしらとかって思うわけなのです。

それってなんだか不思議なことですね。

 

配慮するっていうのは何なのでしょう。

区別することと差別することの違いは。

差異ではなく共通項に目を向けた発言、

これが本当に配慮に相当するのかしら。

でも、それで議論は進むのですかしら。

互いの相違点を見つけ指摘することと

互いの相違点を認めて尊重することは

一体どこがどのように違うのでしょう。

説明できる人はどれほどいるのかしら。

 

起きているときには自覚できていない

いろんな感覚も夢の中では露わになる。

今夜の夢は楽しいといいのですがねぇ。

 

なにはともあれまた明日。

 

さようなり、さようなり。