おはようございます
はんなりとのMです
今日は
中学生の頃の
読書感想文のテーマだった
遠藤周作の著書「海と毒薬」についてお話ししますね
『海と毒薬』(うみとどくやく)は、遠藤周作の小説で1957年に発表されました。

太平洋戦争中に、
捕虜となった米兵が臨床実験の被験者として使用された事件(九州大学生体解剖事件)を題材とした小説です。
テーマは「神なき日本人の罪意識」です。
第5回新潮社文学賞、
第12回毎日出版文化賞受賞作。
熊井啓監督で同名の映画が製作されました。
作中では九州帝国大学ではなく「F市の大学病院」とのみ書かれています。
登場人物も同事件に関わった特定の実在人物をモデルにしたものでなく、
ストーリーの構成においても創作性の強い作品です。

作者自身が九州大学病院の建物に見舞い客を装って潜り込んだ際、
屋上で手すりにもたれて雨にけぶる町と海とを見つめ、「海と毒薬」という題がうかんだといわれています。
評論家の山本健吉は、
「運命とは黒い海であり、自分を破片のように押し流すもの。
そして人間の意志や良心を麻痺させてしまうような状況を毒薬と名づけたのだろう」
とされています。

中学生の頃の自分にとっては
人体実験はやっていけないものであり
戦時下の中での人間の心理の危うさを考える機会になった記憶があります
あわせて
当時の現代国語の先生が
「君たちが戦火の中、無人島に流れ着き
人肉を食べないといけない飢餓状態になったときに
道徳観を超えて、食べしてしまうか?どうか?考えてみてくれ!」
問いを投げてこられたのは、とても印象に残っています
道徳観とは?なにか?
集団心理とはなにか?
2020年以降のコロナ禍の中で
日本人の同調圧力という集団意識もフォーカスされてきました
どの時代にも
共通する「人間と何か?」の問いは
とての深いものであって
私r達が「生きていく」上で、永続的に追いかけていく
課題でありテーマなのかも?しれないですね
わたしの人生に大きな影響をあた得てくれた方からいただいた言葉で
「人生最大の過ちは傲慢なり」です
人間とはなにか?を観ていくときに
かならず向き合う考え方のひとつが「傲慢さ」ですね
では
映画海と毒薬の予告編をごらんください