おはようございます。
はんなりとのタヌキです。

 

今日は「ゆるゆるマインドフルネス」について、
ちょっとだけお話ししてみたいと思います。


 

マインドフルネスと聞くと、「瞑想」や「座禅」のような、
かたくて修行っぽいイメージを思い浮かべる方もいるかもしれません。

 

実際、マインドフルネスのルーツには、
仏教の「禅」や「ヴィパッサナー瞑想」といった伝統的な実践が深く関わっています。

特に禅は、呼吸や姿勢を整え、雑念を観察しながらただ"今"を味わうという点で、
マインドフルネスと非常に近い考え方を持っています。

一方で、現代のマインドフルネスには、
心理療法として西洋で体系化されたスタイルもあります。
その代表が「マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)」です。

こちらは宗教色を取り除き、誰にでも実践しやすい形に整えられていて、
医療や教育の現場でも活用されています。

マインドフルネスには、実はいろんなやり方があります。
・静かに座って呼吸に意識を向ける

・散歩しながら足裏の感覚や景色に気づく
・音楽を聴いて、音の重なりや響きをじっと感じてみる


どれも「いま、ここ」に戻ってくるための、やさしい入り口です。

ここで、もっと身近な例をひとつ。
ラジオ体操の最後の深呼吸――実はあれも立派なマインドフルネスなんです。

体を動かしたあと、ゆっくり腕を上げて、呼吸を吸って、吐いて......。
その動きと呼吸にそっと意識を向けるだけで、「いまの自分」に戻ってくることができます。
ほんの数十秒でも、落ち着きや切り替えのきっかけになるんですね。

 

また、マインドフルネスははじめは2〜3分からで十分です。
「長くやらなきゃ」と思わず、ちょっと立ち止まって呼吸や音や感覚に気づいてみる。

それだけで心が少し整い、次の一歩が見えてくることがあります。
「できるかな?」と思ったら、ぜひ"ゆるゆる"でやってみてください。

正解も競争もありません。
あなたのペースで、あなたに合った方法で。

 

今日もあなたに、「いま、ここ」を感じる静かな時間が訪れますように