酵素ダイエットって実際どうなの?

 

『酵素ダイエット』は、発酵した酵素ドリンクを飲みながら、体重をコントロールするというダイエット法です。聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。



今回は、40代からのカロリーコントロールに役立つ、酵素ダイエットの方法や、酵素ドリンクについて取り上げます。

 

『酵素ダイエット』で脂肪が落とせる?



『酵素ダイエット』で1週間で3~5kgの減量に成功!! 

 

こんな広告見たことありますよね。

本来、ダイエットというのは『脂肪』を落とすためのものなので、1週間程度で3~5kgの脂肪が落とせるということはまず考えられません。

 

なぜなら、脂肪を1kg落とすためには、7000キロカロリーの消費が必要だから。

 

1週間で1kg落とそうと思ったら、平均して1日1000キロカロリーの消費が必要なのです。

 

普段から食べすぎている人なら頑張れば1000キロカロリーを減らすことができますが、通常の食事をしている方が、1日1000キロカロリー減らすには至難の業です。

 

もしも、酵素ダイエットに限らずで短期間のうちに体重が減ったとしたら、それは脂肪ではなく水分や便の量で体重が減っているように見えるだけ。

 

酵素ダイエットは、脂肪を落とすのが目的というよりも、体に必要な最低限のエネルギーを取りながら、腸を休ませて体をリセットするのが目的です。

 

酵素ドリンクを食事の代替的に利用し、体重を落とす場合には1日1食程度にし必要以上にカロリーを制限しないようにしましょう。

 

ただし、今食べている食事から1日に500キロカロリー程度減らすことができれば、2週間程度で1キログラム体重を減らすことはできます。

 

無理のないダイエットの補助として、酵素ドリンクを利用するのは良いでしょう。

 

 

食物に含まれる酵素について



『酵素』という言葉が一人歩きして、『体には酵素が必要です』『体にいいので酵素をとりましょう』などと言われていますね。


そもそも『食べ物に含まれる酵素』は、直接私たちの体で働く酵素になるわけではありません。

このことについては、前回にも詳しくご紹介しています。

 

https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12856726206

 


食べ物に含まれる酵素と、私たちの体で働く酵素は全く別ものです。

 


食べ物に含まれる酵素の役割



●食べ物自信を消化する

新鮮な野菜や果物に豊富に含まれる酵素は、その野菜や果物自身を消化、分解するの役立つものです。

●分解物が腸内細菌のエサとなる

分解されてできた成分は、私たちの腸内に棲む腸内細菌のエサとなり、腸内細菌を元気にし、数を増やすことにも役立ちます。

●腸の負担を減らす

酵素がたっぷりと含まれる食べ物をよく噛んで食べることで、食べ物が消化されやすくなり腸がの働きをサポートしてくれます。

 

 

ダイエットに酵素を利用する意味は?

 
酵素ドリンクは、野菜や果物を長期間かけけて発酵したものです。
この発酵中に、野菜や果物の栄養素が分解されてできた『濃厚な栄養スープ』が酵素ドリンク。
 
『酵素ドリンクを飲むことで、野菜や果物の栄養を胃腸に負担をかけることなく摂ることができる』
 
というのが酵素ドリンクの役割です。
(発酵中に、野菜や果物の酵素が使われているので、酵素を取ることはできません)
 
 
甘味もあるため、満足感も得られやすくなります。
 
1日500キロカロリー減らすための『補助』として利用するのが良いでしょう。