アメリカで自家用単発ライセンスを取得したときの話

たぶん、ブログで皆さんにお伝えするのは初めてだと思います。
ロサンゼルスに限らずアメリカに航空留学をされる方が多いので、2回に分けて私が感じたこと、正直な感想などを書きたいなと思います。
私が「自家用ライセンスを取りたい!」と一念発起したのは、大学3年生のとき。
就活目前で、CAにしか興味のなかった私は、「なにか他の受験者と差別化できるものを」と思っていました。
もともと資格を取ることは好きだったので、秘書検定やサービス検定の他に、赤十字や乗馬検定などなど、暇さえあれば資格を取っていたのですが、「保安要員として、飛行機の基礎的な知識を知っておきたい!」と思ったのも事実

色々調べてみると、アメリカでライセンス取得をし、日本で書き換えるというのが一番リーズナブル。
それに、日本のスクールに見学に行きましたが、私には厳しすぎて無理

さて、渡米前に日本でグランドスクール(座学)を受けました。30時間くらいだったかな。。。ただこれは、いま思うと無意味

結局アメリカに渡ってからまた一からお勉強しますし、時間とお金の無駄でした。この日本での座学時間数は、免許を取る上での必要条件にカウントされないということでしたし。
そしていよいよ、大学3年生の夏休みにロサンゼルスへ。1ヶ月ほどのステイの予定。その間はホームステイしていました。
これが、私がお世話になった機体。
セスナの152です。
まずすることは、航空用アルファベットの暗記。
Aはアルファ、Bはブラボーなど。。。
管制塔とのコミュニケーションも全てこれを使用するので、覚えないと話にならない

そして、空港が発信している天気情報や空港情報を録音したもの(ATIS)があるのですが、それの聞き取り。
やはり独特ですし、私は英語では苦労しないだろうと思っていましたが、こちらは慣れるまで時間がかかりました!
操縦に関して。。。
今まで使ったことのない集中力と、緊張感。。。
インストラクターに、イメトレが大事だからと言われ、ステイ先でもぶつぶつ呟きながらイメトレ。。。
ちなみに私の担当インストラクターだったのが今の主人ですが、とーーーっても厳しくて怖かったです





それでも水平線や地平線、ロサンゼルスの夜景を見たときの感動は一生忘れません

座学に関して。
もともとお勉強は嫌いではないので、あまり苦痛ではありませんでした。
とにかく覚えることは多くて、大変でしたが。。。
一番難しかったのは、空域の授業。ピンと来ませんでした!
ちなみにこれは、実際にフライトで使う地図です

そして第一のリクワイヤメント。
ソロ(単独飛行)前に座学のテストと、飛行のチェックライドがあります。
それにパスして、見事ソロフライト。
慣習で、初ソロフライト後にはインストラクターや仲間が水をかけてくれます

ソロのとき怖かったので、くまちゃんのぬいぐるみを隣に。笑
ソロフライト終了後、大学があるため日本に帰りました

続きます。