管理人はプラモデルを作るのが好きです。

いろいろ理由は有るのですが、実物を購入する事が困難でも模型なら買える…っていうのもその一つでしょうか。

しかし…

管理人はカーモデル…いわゆる自動車等のプラモデルを作るのが苦手です。

ブログでも何度か書きましたが、管理人は「下手の横好きの代表選手」みたいな人間。先達のブログや模型雑誌に掲載されている作品と自分のキットを見比べる度に自己嫌悪で押しつぶされそうになります。

特にカーモデルがそれ。

思うに…身近に実物がある…事が一番の理由だと思います。

つまり…嘘が許されない…ウソの許容度が少ないからだと思います。

その意味でいえば、いわゆるガンプラ…は許容度が広いので作りやすいですね。

そもそも実物が存在しないのですから。

 

そんな苦手なカーモデルですが、ちょっと視線を変えると…許容度の広いものが有ったりします。

今回はそんなキットの製作記です。

…もう判りました?

陸上自衛隊の軽装甲機動車…いわゆる「ラブ君」です。

キット自体はタミヤのものでダイキャストフレームが付いた結構古いロットです。

このキットなら、なんとなくそれらしく作っても許してもらえる?

…かな?

楽しみながら作りたいじゃないですか…プラモデルって。

なので、結構適当に作ってます。

ドライブシャフトは普通艶消しの黒ですが、ブルーメタリックに、スプリングはゴールドにしてみました。組み上げるとほどんど見えなくなるブレーキローターもガンダムカラーのメッキシルバーで塗装しています。

手を入れる部分が殆どない抜群の安定感のあるタミヤのキット。

そのままストレートに組めば良いのですが、プラバンで荷台部分だけ少し加工。

ダイキャスト製のシャーシの為、本来フラットな荷台部分が再現されていないので、それらしく「床」を作りました。

タミヤの指定では車内は「スカイ」で塗装するように指定されます。

このスカイ(空?)…は黄土色っぽい色で確かに実物に近いのですが、「軽く」見える色なので、私は愛用の「ファントムグレー」で塗装してみました。ダイキャストの部品なのでプライマーを塗布後エアブラシでプシュプシュ…それ以外の塗装は全てアクリルの筆塗りです。

メーター周りがとてもよく出来ているので、黒く塗ってから白のエナメルを差し、溶剤に漬けた綿棒で余分な塗料をコシコシ削るとそれっぽくなります。

実物のセンターコンソールはベージュっぽい色の樹脂部品ですが、フロアとのバランスを考えてファントムグレーに塗り、黒でウォッシングしています。

これも組み上げると殆ど見えなくなるんですけどね。

サスペンション周りを除くとパーツ数は多くないので、塗装をしなければ案外簡単に作れるキットです。金属フレームなので瞬間接着剤が必要なのですが、100均で売っているもので充分です。

塗装をする場合は若干「組み立てる順番」…を考える必要が出てきます。説明書通りに組み立てると後で色々不具合が出てくるからです。

特に上画像の赤丸のパーツ。

このパーツはフロントグリル下のナンバープレートを付ける部分ですが、これを組み付けるにはボディとシャーシを固着する必要があり、以後、車内の加工、塗装がとても面倒になります。

「説明書通りの順番に作る事」が必ずしも良い事ではない…典型的な例です。

 

その意味では、このキットはやはりミリタリーミニチュアではなくカーモデルです。

ミリタリーモデルの中でもこれらの自衛隊を題材にしたものは実物と触れ合う機会が多く、精密に作る事もオリジナルに作ることも出来るので、これからプラモデルを始めてみようという貴方にも…

「敷居が低い」

と思います。

ので、貴方もスケールキットのプラモデル…作ってみませんか?

て…言うか…買って!

プラモデル!

貴方もどんどん買って!

 

でないと…この業界、最近どんどん高額化、インフレ化が進んでいて…

そのうち管理人のお小遣いでは買えなくなってしまいそうだから…。