久しぶりに連休が取れたので、名古屋の徳川美術館に行ってきました。
元々気付くのが遅かったのですが、こちらでは7月18日まで…
「名刀正宗と相模伝」
と、
銘打った、尾張徳川家に由縁ある日本刀の展示がおこなわれています。
正直…桑名での「漆黒の村正」との出会いが無ければここまで日本刀に嵌まる事は無かったのですが、いざ足を突っ込んでみると奥が深い事…深い事…
もうズブズブに奥が深くて…私のような「にわか」にはバチ当たりなのかもしれませんが、乗りかかった舟から降りるつもりも無く、雨の中車を飛ばして行ってきました。
美術館はその名も「徳川町」の広大なエリアの一角にある大規模な博物館で、常設展でも多くの日本刀を見ることが出来ますが、今回の特別展は「壮観」でした。
で…
「にわか」なりにも努力はしよう…と、ミュージアムスコープなる単眼鏡を購入し、いざ「彼等」に会ってきました。
北野天満宮の時の様に日本刀の写真を…撮れないのが心残りですが…
仕方ないですね。
まず嬉しかったのが出迎えてくれた一振り目の日本刀が皆焼刃の「村正」だった事です。
「…相州伝」という展示を忘れ…早速「村正」にかじりつき、単眼鏡で刃文や地金、銘を鑑賞。
「をををっ!…見える…見える!!」
茎にある「村正」の銘や、ぎゅぎゅぎゅーっと詰まった地鉄が見えて感動!!
なぜもっと早く購入しておかなかったのかと反省しきり。
そして次に名物「池田政宗」にかじりつきました。
「ち!!ちがう!!ほんとに地鉄がちがう!」
と、感動。
皆さんも是非ミュージアムスコープをご利用ください…
で…
噂に聞いていたもう一つの名物「五月雨郷」を発見。正面に陣取り、右に左に…上に下に…照明の当たる角度を変えつつ、ふわりとした「匂い」の刃を鑑賞。
以前鑑賞した「桑名郷」とは明らかに印象の違う一振りで…なるほど…日本刀は本来こうして比較して見るものなんだな…と改めて感心しきりの一日でした。
10時に入館し、気付けば午後1時。
三時間もの時間を美術館で費やしたことの無かった私には貴重な経験をした一日でした。
調子に乗って美術館所蔵の刀剣冊子を購入。
ついでに何故か値下げされてお買い得になっていた「五月雨郷」の合金製の栞を購入。でも…怖くて使えないなぁ…
(^^♪