ちまちま日記

JU87 タンクバスターのコックピットを塗装する

さて

ちょっとまじめにJU-87 G2を作る の 続き

コクピットの塗装です

前述のようにほとんどの航空機キットは 操縦席を先に作らないと先に進めないので

切り出したパーツを塗装していきます

まずはパーツを食器洗剤で洗っておきます

これはパーツ表面に残っている油脂 「離型剤」を落とす為です

筆塗り時に「色のノリが悪いなぁ…」という時 案外コイツが犯人という事も多いです

小さなパーツは必ず固定して塗装します

私の場合はウレタンボードの端材に マスキングテープで止めています

これで十分 固定できます

なお

説明書の色指定が英語表記で「ペールグリーン」だったので

よくわかんなかったので とりあえずラッカー系の「機体内部色」で塗装

この時点ではベタベタに塗って大丈夫です

つい忘れがちですが

ボディの裏側も塗っておきましょう

ここは後で手直しするのが面倒な場所です

あとラッカー系の塗料は

筆で重ね塗りをすると 先に塗った塗料が溶けて混色する事があるので

違う色で塗る部分は塗装しないようにします

なお

エアブラシを使う場合 筆塗りより溶剤の揮発が数段早い為

あまり混色を気にしなくていいので コクピット塗装もエアブラシを使う人も多いです

後の手入れとかマスキングが大変なので 今回は筆で塗りました

なので

混色が気になる場合は 細部を「アクリル系塗料」で塗る方法が一般的です

いわゆる「水性」と表記されているものです

白 黒 銀 暗灰 明灰 黄 赤

くらいあれば事足ります

「アクリル系」塗料には ラッカー溶剤が入っていないので 下地と混ざりません

乾燥時間は長くなりますので 要所に使います

シートベルトとか壁面を塗り分ける場合とかです

スミ入れブラックの登場です

ベッタベタに塗り付けます

ベッタベタに…

これは「エナメル系塗料」で 下地に対する侵食率が少ない塗料

と いうか 「油の中に混ざった塗料粉」のようなもので 油絵の具の親戚です

なので下地の隠ぺい力は弱いので 使う順番には注意します

「黒の下地に白」を塗る等には最も使いづらい塗料です

また

特に流動性が高いのでパーツの隅や 残った傷や 凹み等に溜まるので

「下地処理忘れ」などの発見にも重宝します

例えば画像の機体内側のような「押しピンの処理忘れ」なんかがすぐ見つかります

後でゴリゴリと ヤスリで削りましょう

そのままでも良いですけどね ほぼ外から見えないし

エナメル溶剤と「キムワイプ」の出番

要らないエナメル塗料をコシコシ拭き取っていきます

こしこし

こしこし

パーツの隅っこに塗料が残って明暗が出てきました

あくまでも個人の好みの程度に こしこし しましょう

手直しが楽な塗料なので

色や濃さや拭き取り度合い等

いろいろ試してみると良いと思います

なんとなく まとまってきたら ちょっと休憩

乾燥を待ちます

そして同じくエナメル系塗料でドライブラシ

今回はちょっとオーバー気味にシルバーを コシコシしました

全体的に見て やりすぎている部分はまた拭き取れば良いので

これも 色 度合い バランス等自分流に満足できる程度に コシコシして下さい

この時点で 床面と計器パネルを超極少量の瞬間接着剤で仮止めし

機体左右と組んでみて 様子を見ます

もちろん左右パーツは接着せず テープで仮止めするだけです

はい

仮止めですが 機体に組み込んでみると

なんとなくコクピットまわりのイメージが出来るようになりました

これ以降 ボディを接着すると後戻りできませんので

ここでパーツ同士の位置の微調整とか ドライブラシのバランス等を最終チェックします

問題なければ接着剤で固定します

瞬間接着剤は縦方向の「引っ張る力」には強く 横方向への「倒す」力に弱いので

少量の瞬間接着剤で固定したパーツを外す場合

板チョコレートを割る要領で軽く力を入れると パキッ!と外れます

 

んー

今回はこんな感じかなぁ

 

では前回同様

ちょっと多目の接着剤で ボディの「ムニュ組み」をしましょう

ちなみに

今回のキットに限らず

イタレリ社のプラスチックは溶剤に溶けにくいですね

結構 接着剤を重ね塗りしましたが あんまりムニュ!しなかったです

では

乾くまで しばしの辛抱~