1番貧乏で恥ずかしかった思い出は小学3年と4年、中学1年から3年。

小学3年と4年の担任の先生は水商売で働いていた母を馬鹿にしていた。

毎月の給食費が払えずにいた。
先生は毎月皆の前でまた菊池給食費持ってきてない‼️と言うと皆が笑い出す。泣きたい気持ちをグッとこらえてうつむく。これが2年間続いた。その頃はまだ振り込みじゃなくて学校に持っていく時代だった。

あの時、母に言う勇気があれば先生に皆の前で言うのやめて下さいと言えたならきっともう少し傷つかずに済んだかもしれない。

とうとう耐えきれなくて3日ぐらい休んだ。
母は先生に学校に行きたくないと言うんですと電話してた。

子供心に理由を言って母を悲しませたくなかった。母は水商売でしか働けない。日暮しでまとまったお金がないから給食費払ったらその日何も食べれない。

まだ小さい妹もいる。

私が我慢すれば。

学校に行くと先生に問い詰められるどうして学校に行きたくないのか?先生は全く気づいてない。気づいて欲しかった。自分が私を傷つけていることを。
最後の最後まで私を責め続けた。私は頑として言わなかった。気づいてくれるのを待った。やっばり無理だった。予想通りだ。

先生は私の感性までも否定した。
それは私の版画だ。
私の版画にゾンビというタイトルをつけた。皆は大爆笑した。何をやっても笑われる否定される。何をやっても私はダメな人間なんだ。

音楽の時間ではある曲を聞いて感想を書くのだけれど。曲のタイトルは忘れてしまったがヨーロッパの音楽家の作品だ。

軍隊を思わせる曲でそれを聞いて感想を書く。

私はこれから兵隊さんが戦地へ赴く心情を書いた。
家族と離ればなれになり悲しい。苦しいと書いた。

先生は何だ⁉️これ‼️こんな感想はおかしい。変だ。皆は力強い、勇ましいって書いてあるのになんで菊池は悲しい、苦しいなんだ。変だぞ‼️と言った。未だに先生の一語一句が忘れられない。

私は皆と違うんだ。頭も悪いし、皆いじめるのは私が皆と違いすぎるからだ。この頃から自分を殺した。人と違うのは悪いこと。

未来からタイムスリップ出来たらきっとあの時の自分にこう言うだろう。
心配しないで未来ではかなり遠回りしたけど幸せな生活送っているよ。
そして皆と違っていいんだよ。自信もって。あなたの感性大事にして。個性大事にして。このままだったら遠回りしないで幸せにもっと早くなれるかも。