姓について考えて見る。


私がツイッター上で「愛し合っているから夫婦同姓」と書いたところ、夫婦別姓を望む人達から袋叩きにあいました。

「考えが古い」「苗字を名乗れたのは、たかが明治以後ではないか!日本の伝統ではない!」

先ず、古いの?新しいの?どっち?

「不勉強なアホの子!」

私は、勉強は嫌いでは有りませんね。


本当に明治以前は庶民には苗字が無かったのでしょうか?先ず私の家には有りました。御墓参りに行くと、どう見ても江戸時代には有ったと思われるお墓に苗字が刻んで有ります。言い伝えでは、鎌倉幕府ぐらいまで遡れます。では、何故夫婦別姓推進派の方々は苗字が無かったと言い切っているのでしょうか?


明治維新後の明治8213日の「平民苗字必称義務令」に平民でも苗字を名乗っても良いと有ります。名乗って良いのですよ。苗字を作れでは有りませんね。ここを勘違いしている方が多いのではないのでしょうか?


では、いつから苗字を名乗る事を禁止したのでしょうか?

ここがポイントではないのでしょうか?

享和元年(1801年)7月の「苗字帯刀の禁令」によって、庶民の苗字の名乗りが禁じられましたので、69年間だけ公に苗字を名乗る事ができなくなりました。

公に苗字を名乗れなくても私的にはオッケーですね。


一般庶民が苗字を持つ様になったのはたかだか毎時以後は嘘です。

分家の方々も本家の御墓参りに行ってみてはいかがでしょうか?古いお墓にも苗字が刻まれているケースが多く有ります。

神社等の寄進帳が残っていれば御先祖様の御名前が見つかるかもしれません。

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