今日は日経平均が若干、上がってた。
といったところで、やっとの思いで9,000円を上回ったようなものだから。
日経平均「暴落」って言葉を先週何度も耳にして、目にして、
「暴落」って日本語、的を得てるなーーーーーなんて妙に感心した。
私は、こんな異常な状況は長くは続かないと思った。
でも、よく考えたら、あっちのマーケットが下がったら、次の日
こっちのマーケットが暴落して、そしたらこの国に通貨が売られて、
あの国の通貨の価値が急騰して。。。。
悪循環の連鎖のさらに連鎖。
状況を楽観視する要因が、ない。
私はリーマンブラザーズが倒産する1週間前、ニューヨークにいた。
初めて見るリーマンの本社は、大手投資銀行にしては珍しく、
タイムズスクエアにあった。
ふーん、リーマンてこんなところにあるのね。
それから数日後、リーマンの決算の状況が著しく悪いということを
ニュースで知った。
今から思うと、その時点で、市場では倒産や売却のウワサも
あったのかもしれない。
リーマン株の売りが投資家の間で始まりかけていたのかも、しれない。
マーケットの動きは怖くて。
リーマンの従業員が時代の犠牲者のように思える。
多くの従業員は、破綻の原因となった金融商品の仕組みとか、
サブプライム問題の根源とかを理解もせずに、職を失ったに違いない。
仮に、自社のビジネスモデルに問題があると気づいていたとしても、
それを指摘して、なお会社に残ることが難しいカルチャーが
あったのではないかと思う。
明日のマーケットはどんなだろう。
いずれは今も歴史。
マーケットは動いていく。
私たちは生きていく。
でも、今生きてるから、今の状況を捉えてみたくて、今日は
日々動くマーケットについて書いてみた。