ハーバード20カ条と情報量 | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
雨がしとしと火曜日の関東地方、打って変わって本日は五月晴れ。
気分がいいです。
とはいえ、一昨日の夜に久しぶりの携帯から鳴り響く警報に、関東地方誰もが「とうとう来た??」と身構えたのは、東北がようやく立ち直りの兆しが見え始めた矢先の熊本の激震を応援しつつ、直下型地震が来る、来ると言われ続けて何十年のこのあたりの住人の不安を大いに煽っています。
予知関連の色々な情報もたくさんあって、何を信じるか。どうそなえるか。


そうそう。
今日聞いた話ですが、
これって何の数字か知ってますか?

  2011年:江戸時代=1日:一生

情報量を数値化したらこうなるんだそうです。2011年に受け取る情報量は、江戸時代に暮らす人の一生に受け取る情報量が
同じ量だそうです。

  
じゃぁこれは?


  2000年:2011年=1:625

そう。2000年に受け取った情報量を1とすると、2011年は、にゃんと625倍に跳ね上がっているそうです。

この方式からいくと2011年から2016年も横ばいだってことはないわけで、それは数値化しなくても、世の中を知ろうとすればアタリマエに感じるだろうワケで、その情報化社会の速度と多様化から、真理を創出しようとするのであれば、単純化が必要。でも、単純化しすぎてもいけないわけで、
重要なのは必要な情報を集めてカスタマイズする能力、そして、最適な情報を提供することによる価値を提供することによって
報酬が発生する。それがビジネスと呼ばれるワケで。

それをするスキルとして、様々な経験と、それらの経験を考察する力。そこからいくつもの仮説を想定して、何が今求められているのかピックアップして、アウトプットとして創出することが出来る力がないと、
最適な情報の提供は難しいワケで。


・・・と小難しい事を書きましたけれど、
これを聞いた時、小さな事から大きな事まで、これは通じることだよなぁと思いました。まぁそもそも情報を知ろうとしない人もいらっしゃるし、そういう方々にとっては、どーでもいい話かもしれませんが。


でも私は、自分個人がこんなものを買いたい、こんなことをしたい、のレベルでも、お金を稼ぎたい、のレベルでも、情報に身をさらして、その中から選び取る力がなければ素敵なものは手に出来ない、人もお金もついてこない、そういう事なんだと毎日社会にどっぷり浸かっていると、びんびん感じます。


それからもう1つ、お話を聞きました。

とあるビジネスのリーダーに任命された人が同じような業種が渦巻く中で、どう自分がビジネスを発展させようとしたか、発展させているか、その話の中で印象的だったのは

 ・面倒くさいリストをつくる
 
です。
クライアントが100期待していることを、100叶えたとしても、それはサービスにならない、それ以外のこと、つまり手間や時間がかかることをやって、初めて100になるんだ、と。


わかるー。そうなの。わかるー。


アラフォー以上になってくると、つい、自分の仕事をいっぱしだと思いがちでしたし、出来ることをいかに高く売るか、に力を注いでいたけれど、前の会社で「あ、出来てアタリマエで、それはお金にならないんだ」って思わされる事が多々あって、そこからは、言われた事の1.2倍を意識して仕事をするようにしてきました。もちろん、失敗することもありましたけど。でも、1.2倍の仕事を続けていくことによって、初めて「1.0」の仕事の価値を認めてもらえて、その上、「0.2足してくれたんだね」ということにも気づいてもらえる、その数式に気付かされました。もちろん、時には1.0の価値すらわからないような人を相手と仕事をしなければならないし、むしろ、こちらが相手の1.0を穴埋めしなければならない仕事もありますけれど、そんなことで息切れもしないし、「んまっ!プロに向かって失礼な!」と逆切れもするほど、バカな嬢ちゃんオバサンでもありません。プロだからこそ、どんな状況にも対応できて、そこで技術の等価交換が出来なくても、次に繋げることが出来るのが、プロへの一歩(一歩だよ?一歩)だと思っています。


あと、もう1つ。

センターピンをとらえろ。

これはボーリングのピンを比喩に、クライアントの要求のど真ん中をキャッチしないと売買は成立しないよ、ということです。
アタリマエっちゃあアタリマエですが、先に述べたように、今は情報量、ぱねぇ世の中ですからして、通り一遍のサービスなんかでお金がもらえる余地ははどんどん狭くなってきています。だからこそ、1.2倍のサービスを常に心がけておくこと。対価が0.5だとしても、ですよ?仕事一つ一つは、お金にならなくても、自分の知識や知恵に変えることはできますからね。そういう無駄に思えた徒労が、生きる局面も実はあったり、クライアントのセンターピンであったりすることも、ままあります。


仕事は勉強と同様、定期的に続けてこそ、価値が上がりますし、知識量も体力も忍耐力も増えていくもの。その対価や扱いにいちいち振り回されて、他流試合に出るチャンスを潰していると、お金の入る間口も小さくなって、結局は自分の価値を低めていくことに繋がります。


今朝、友人の娘さんが学校の定期試験の前に、ハーバード20カ条を読んで頑張る!と言ってたと聞いたので、すぐよんでみました。心にドスンと来たところで、上の話を聞いたので、心にブッ刺さりました。

ハーバード20カ条、よろしければどうぞ。


ちょっと、姿勢を正す、そんなお話を聞いたので、また明日から地道にコツコツ頑張ろうと思います。