けなげで立派な息子 | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
いや、どもども。
今日って世の中、まだ祝日?っつう、俺、三連休は都内のとある場所で東北の震災で被災した子供たちの未来をサポートするプログラムで泊まり込みをして、本日、帰宅しました。

お疲れ様でしたー!自分!お疲れなんてハードルは軽々越えて、もう脳死してましたけどね、野牛、ぶもーっ。


ほんとはね、金曜日から泊まり込みで、まぁ、それまでも、終電滑り込み、寝たんだか寝ないんだかの生活続いて、何が何やらな10月。


で、明日からだ!最後のリハーサルだ!メディアの取材だ、なんだ、と大わらわの金曜日に、携帯電話が鳴り響き。



息子からの電話。


なんだ?今日は塾の日ではないか?


と、出たら、



「グラニーが痛いと言ってて、今、救急車がきているから、隊員の人とかわるね」




へ???


救急車、ですか?
(声に出していました)



瞬間にして、オフィスが凍りつくのを感じました。


というのも、入社して数日なのですが、今回のイベント、この数日の私が仕切っていたのですよ、ヨロヨロと。人が少ない団体ですからね?俺がスーパーなのではなく、ですからね。


で、とりあえず動揺しながら、救急隊員の人に聞いたら、痛がってる、それ以上のことはわからない。とりあえず、中学生の息子に付き添わせるのもあれだから、病院が決まったら、私が来てほしいと、確認の電話。



いや、うん、そうよね、私が唯一の子供で、特に親戚も近くにはいないし。

でも、明日からの仕事、放っていっても良いものか?などなど、親不孝と罵られようとも、迷いましたね。でも、もうここは、辞めても行くしかない、ってか、どんな状態なの?まさか、もしかして、うちの母が死ぬ?


とにかく、任せること任せて、行かなきゃ、


いやでも、とりあえず状況次第で全く来れないわけでもないかも!



と、千々に乱れつつ、

会社の皆に


「深刻でしたら、それはもうごめんなさい!戻ってこれないかもしれません。が、戻ることが可能なら、息子を同行させてください。戻ります!」


と叫び、


返す刀で、不安であろう息子に電話。


「病院が決まったら、ママが病院にいくから、状態によって、迎えにいくからね。安政で入院になったら、ママと一緒に出張にいってください。月曜まで。」


と。


息子、

「わかった。とりあえず、痛い痛いと言ってるくらいしかわからないけど、とにかく連絡待ってるから。あまり慌てないで。」



と。うん、冷静。冷静を装おってくれているのだろうけど、とにかく、しっかりした返事が。



まぁ、世間の14才なら普通なのかもしれませんが、うちの息子、すごく大人びたところもあり、半面、超ドキュウの甘ったれ。怖がりなのですよ。たまに部活や試験おわりの打ち上げなんかお友達とあり、ファミレスやマックにいって、9時過ぎに帰宅することもあるのですが、中学生なんていったら、ちょっと夜遅いことにドキドキして楽しくなるもんでしょ?でもね、もう怖くて怖くて、近所のコンビニまで友達と帰ってきて、そこから震えながら電話してきて、「迎えにきて」と言ってくるんですよ。しかたねぇなぁといやいや迎えにいくと、両手を広げて駆け寄ってくるんですよ。


聞くんですよ、わたし。こんな体たらくで、社会人になって残業になったらどーするの?って。したらね、親友も負けず劣らず怖がりで、二人で考えあぐねて出した答えが、シェアハウスを経営する、と。もしくは、漫画家とアシスタントになり、とにかく夜、外出することがないような仕事をふる、と。


でも、そんなんじゃ、結婚どーすんの?


って聞いたら、またまた数日後、



吉田沙保里選手と結婚する!



と。


アルソック独り占めかよ!


ってか、来ねえよ、そんな男の嫁に!



そんな弱気な男なので、こんな有事、息子が布団かぶって震えてるんじゃないかと思い、母が謎の痛みで苦しんでることと、もうない交ぜになり、オロオロしていたら、病院が決まったと電話。


慌てて電車に飛び乗り、その間、心落ち着かず、友達にlineしたり、チャットしたり。


いやーーー!俺はほんと、ヒトッコヒトリなんだなーーー!!知ってたけどーーー!!!



で、病院にいったら、母が揉んどりうって、痛い痛いと、吐いたりして、朦朧としてるし、その姿を見たら、こりゃヤバイのかもな、と。そうゆうときはかえって冷静になるもので。



で、色々検査してみたら、死ぬ病気ではなく、あの痛いという尿管けっせき、その影響でじんうえんになりかかってると。



でも、石が出れば、案外けろっとするかもです、と。



でも、いつ石が出るかはわかりませんと。



とりあえず、夜間の医師なので、一晩、入院して、明日の医師が診断して入院期間が決まりますとのこと。

そうか。命には別状ないんだな?


とりあえず、入院準備をしてこいと言われたので、さ、次は息子だ。どーなってるんだ?と家に帰りました。


意外。というか、びっくり。布団かぶって震えてるんじゃないかと思っていたら、ちゃんとお風呂に入って、救急隊員に、祖母の常備薬のおくすり手帳も渡して、やることやって待ってました。



状況を説明し、二人で入院道具を持って、もう1度病院にいって、しばらく母の背中をさすったりして、真夜中とっぷりになったので、翌朝また来ることにして、二人夜中、ラーメン食べました。


肩を寄せあって。


とは、まさにこんな夜のことを言うんだねって。



で、明日から入院となったら、一緒に出張いこうと。


それは強がりだと思うけど、「2、3日なら、僕、一人で大丈夫だよ」とまで言って、スースーと寝息をたてて寝ました。


ふとテーブルを見たら、成績表。


そーか!今日は一学期の終わりの日だったか!


見たら、、安定の5メイン4チョロチョロの立派な成績表。


いやぁ、ごめんね。気づかなくて。コンナニ頑張ったことを真っ先に誉めなくて。ほんと、ごめん。



で、明日から出張先に連れていくため、荷造りしようと息子の部屋に入っていったらね、


ちゃーんとリュックに3日分のきがえを入れていた。




泣いたね。不安で目がつり上がっていたけど、温かい涙が。



立派な息子だ。私は全然、立派な母ではないし、これからも努力してみるけど、きっといつまでたっても危なっかしくて、はらはらさせるけど、あなたは本当に立派な14才に育ってくれた。


ありがとう。



と、息子の寝顔、まじまじ見たね。



で、翌日ですね、病院いったら、母が「石、もう出た。全然痛くない、ご飯が美味しくない!家に帰ります」と、有言実行なファイティングポーズで待ってました。それでも、前の晩の様子を見ていたから心配だったのですが、医師も熱が出なかったら連休明けでよろしい、と言うし、息子が「俺、部活ないし、大丈夫だよ」と言ってくれたので、私、戦線復帰して、無事、イベント終えてきました。



はー。色々ほんと、どたばたでしたが、なんとかなった。


とりあえず、あまり寝ていないので、今夜はお風呂にゆっくりつかって寝ます。


息子とおしゃべりしながらね。