傷もたくさんつけば | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

どもども。胃痛でまいっている今日この頃です。
食い気はあるものの、食べると、痛くて脂汗出ます。
痛みが治まると、食い気があり、喰うと痛み・・・
どしたらいいの?



野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!


木曜日になっちまったけど、今週の筋トレ占い。

http://d.hatena.ne.jp/weekly/






今週のみずがめ座は、実現したいことがあれば
激しいパワーを持って、自己主張や自己表現をせよ、
現状を変えることを恐れずに、打って出ろとのこと。




はい、もちろん打って出ますぜ。

何事も、まずはやらないと始まらないぜ。
動かなければ、傷もつかないかもしれませんが、
輝きもしませんぜ。
中途半端な傷は、傷に見えますが、
傷もたくさんつけば、光沢が出てくるってもんですぜ。




などと調子こいてますが、
ここ数年の仕事のことを思い出すと、
あらためて、前向きになれた幸運に感謝しますね。

ようやく、自分の理想としていた働き方を実践している会社に
出会えて、自分が追求しているプロとしての職務を
喜んでくれる方々にめぐり合えたから、辛かった時代を振り返り考える余裕と、
その時の心の傷(まぁたいしたものじゃないけど)が
やっと癒えてきたのかもしれません。




派遣時代も、「はぁぁ???」ということや「えぇぇ???」という人々には
多々あったけれど、
数年前、「それってブラック会社そのものじゃん!」という会社で、
暴力や暴言のパワハラに晒されていた時のことは、
お気楽な私も、実はひそかにジクジクと患っていたらしく。
生きるのに必死で、昔の傷がどうこうなんて思い出したり
悩む時間もないんですが、用事があって、その会社がある近辺に
いった時、その会社のビルが見える道を通って、
「まだあるのかな、あの会社、窓からあの社長が見えたりして・・・」
なんて見上げた時、なんだかめっちゃくちゃ
気分が悪くなって、それこそ脂汗出たんですね。
瞬間的に、インフルエンザになったかと思うほど。




古い読者さんなら、当時のウカレポンチな私を
よくご存知だと思いますが、
私は、その会社の仕事に希望を抱いていたし、
強引なボスが新鮮だったし、最初はチヤホヤされたので、
すっかりホの字になってしまい、
途中から「ん?」と思う経営や、
社員が失敗した時、その社長の読みどおりにコトが
進まなかった時の、言葉の暴力、本当の暴力は、
冷静に考えると、あれは人間的にも法的にも、
善ではなく悪。
しかしながら、いつまでもホの字でありたい気持ち、
また、その「ホ」な気持ちが成就しなくとも、
これで世界に出てやる!と息巻いていた自分を捨てたくなくて、
その行状は、ボーダーラインを超えていないと
思い込もうとしていたんですね。




また、やはり、チビの子供を抱えながらのキャリア形成は
当時は思い通りにいかないことも多々あり(ってゆうか、単純に
人の時間も体力も限られているし、そもそも未熟なので、
思い通りにいかなくてアタリマエなんだけどね)、
一足飛びに成功者になりたかった自分がいた、
これがあの失敗の最大の理由かと思います。




まぁ、そんな夢を追っている自分だったのです。




ある時、あるトラブルが起きたのですが、
社長が非常にイラッイラしていた時期だったのか、
その時期、毎日怒鳴り散らしていて、そこのところに
トラブルが起きて、その責任者である社員の人に
出勤するなり、暴言はきまくり、いつもだったら
モノを投げつける程度(それもアカンだろうが)が、
大きな穴あけパンチを手に、その人に殴りかかっていって、
「凶器?こいつ本気だ」と思うがいなや、
私は思わず身体が動いて、社長の片腕を掴んで。
私が飛びつく以前に、穴あけパンチは床に投げつけていたんですが、
その後、私が掴んでいない方の腕で、その担当者をボッコボコに
血が出るまで殴ったという事がありまして。
私も、爪が折れまして。



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なんか、もうその時点で、頭の中ですぅーって引くものが
あったんですけど、ですけどね?なんか、憧れの気持ちを抱いた自分と、
ビジネス的に大成功する夢に固着する自分も、まだいたりして。
とか言ってるうちに、細かいことは忘れたけど、
その事件を好転させようとか、なんとか自分を鼓舞しつつ
その後、社長は以前のように、チヤホヤもしなくなり、
最初は温かく迎えてくれた社員も潮が引くように
よそよそしくなり。
一緒に勤めていた、もともとその仕事を紹介した女性と、
その女性と仲良く私のその仕事を「是非入社して!」と
紹介した、当時、とても仲良くしていた女性が、
私のことを「いい気になるな」と陰口メールを送りあっていたこともあり
(あて先を間違えて、その悪口メールを私に送ってきた)。
好転どころか、毎日毎日、いやな思いをして。




それから間もなく、突然、社長に




「おまえ、懲戒解雇や」




と言われて。




まぁ、その頃は、だいぶん頭は冷め切っていて、「こりゃ間もないな」と
なんとなく思っていたので、




「懲戒解雇に当たる理由というのが労働基準法になるのはご存知でしょうか?
具体的にそのどれに該当して、懲戒解雇というのかをおっしゃっていただけますか?」




と言い返したら、




「出るとこ出るって言うんか?あ?ええ根性しとるなぁ?あ?」




などと、スゴまれまして、
「あ、こりゃ、懲戒解雇といって脅す、嫌がらせだな」と思ったので




「私は懲戒解雇の理由を聞いているんですが」

と、また醒めた調子で聞いたところ、




「だいたい、期待したこと何もできねえじゃん?」

と、のたまいやがったので、




「私の履歴書、ちゃんとご覧になりましたか?見ていれば、
私がどんなことが出来るのか出来ないのか、ご判断がつくと思いますが」




と、言い返し。今、考えれば、あのような暴君タイプは
こういう言い方したら、おさまるかヒートアップするかどっちの
危ない橋ではあったでしょうが、暴君は自分の城から
無駄を省きたい気持ちかもしれませんが、
他の会社を辞めさせてまで、言い値の給与払って
是非お願いします、といった責任はどこぞに行った?
それに私だって、自分の城と家族は守らなければならないんだ、あ?と
殴るんだったら殴れ、それこそ出るとこ出るぞと。




まぁ、その後、その日は問題を持ち帰ることを提案したら、
「こいつ、関係所管に駆け込むんじゃないか」と計算したらしく、
翌々日、「会社都合の退職」を提案してきたという。




会社都合の退職が提案される前日、
私は、当然の権利として、関係所管に相談しにいくため
会社に休みの連絡のメールを入れましたら、私の携帯メールを
拒否する設定がなされていたのか、軒並みどの社員のメアドにも
送れないという。電話で伝えたからいいんですけど。
とにかく、アカンことはしておいて、こちらがどんな手に出ても
言えないように、周到に手を打つことは、ピカイチの速さで。




その後、派遣社員と翻訳家で、なんとか生計を立てつつ、
その会社であった出来事は、その後、さまざまな派遣先企業で起きた
「え?」なコトや人と同等に扱っていたのですが、
どうもそうでもなかったことを感じまして。




野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!


何が言いたいかって、いまだに「呪ってやる!」と思っているワケじゃなく
(あ、でも、えげつない人々だとは思っていますよ、心狭いので)、
生計を立てるための仕事ではあるけれど、
同時に志や信念がある上での仕事でもあり、
その上で、自分の志や信念を明確にするためには
大変辛かったけれど、通る道だったのかなと思えるようになってきました。




家族を心配させないようにと、声が漏れないよう
お風呂桶のフタを閉めて大泣きしたこともありますが、
理想的な場と仲間を探しつつ、
自分から理想的に変えてゆく、
そういうスキルを身につけるのに必要悪だったのかもしれない。
一方で、自分の人生に起きたいやな経験を覆すのは、
周りを変えていくのではなく、自分が自分を好転させていく
力を持たないとね。
悪い経験に翻弄されない根を張ることですよね。




元に戻りますが、

何事も、まずはやらないと始まらない、
動かなければ、傷もつかないかもしれませんが、
輝きもしません。
中途半端な傷は、傷に見えますが、
傷もたくさんつけば、光沢が出てきます。




まだ、その会社を遠くから眺めて、オエーッとなるので、
中途半端な傷ではありますが、
もっともっと磨耗して、死ぬ時あたりには、ピカピカになっていたいなぁと
なんとなく、思いましたとさ。



おしまい。



あ、記事の途中に入る画像は、昨日、フェアトレードで

購入したものです。特に意味はないが、今、オレのデスク上の

おともだち。