本当のルール | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

温度も上昇して、日々、風景が色づいて

きましたネ


仕事の関係(フリーの翻訳者でもありますメモ)、

勝間和代さん、福沢恵子さん共著の

会社でチャンスをつかむ人が実行している

本当のルール

を読みました。


勝間和代 さんは、経済評論家でもあり、公認会計士でもあり

3人の子持ちでもある、パワフルな女性。おまけに美しい。

新書で出版された「お金は銀行に預けるな

なんかは、本屋さんで見かけたことがあるのではないでしょうか。


福沢恵子 さんは、ジャーナリストで、主に女性の

仕事について書かれた著書が多く、現代社会を

冷静に見据えた切り口を持つ方です。


そのお二方の共著で書かれた、この本ですが

サブタイトル「若者と女性が教えてもらえない

キャリア・アップの法則」にふさわしく、

「会社組織」の中で、どう立ち振る舞い、どう

考えて、どう切り抜けていくかが、ケーススタディー方式で

分かりやすく書いてある、ルールブック


組織の中で働いていると、多かれ少なかれ、

理不尽な思いドクロ経験しますよネ。

理不尽な思いが重なって、精神的に病んでしまうことも

あります(HanaBananaバナナはそうでした)。

時には、ドンキ・ホーテの如く、真っ向から

反旗を翻して戦う必要もありますが、

それと同様、上手に泳ぎきることも必要

されるのではないでしょうか?


この本は、非常非情に冷静な目で、現代社会の

組織におけるルールが記してあり、そんな場面で

どんな風に振舞うかが、とてもシンプル

負の感情を焚付けることなく書かれています。

いやーな事があった時も、溜飲が下がり、一歩

客観的な立場に身をおくことによって、毎日の

社会生活が流れるのだったら、そしてそれが

自分の組織における評価に繋がるのだったら・・・


会社生活が辛いぜー、納得いかんぜー

思っていらっしゃる方、どうかパラパラっとでも

読んでみて下さい。


HanaBananaバナナ、こうやって冷静に世を見つめて

解説してくれる本、かなり好きです。例えば

ジェンダー研究者の、小倉千加子 さんの本。

女性の社会的位置(地位じゃないよ)、風潮などを

クールな観点から切り分けて分析して書く作品は、

「男女同権!」の観点から書かれた、「男性のここが

いかん!」系のフェミニスト本とは、まったく違って、

性的に理不尽なことを体験した場合でも、

「ふむふむ、それはそうとして、では自分は

どうすればいいかな?」という考え方に移行できます。


体験した痛み、涙を、共感できる友人に話して

解消することも大切、でも次のステップへ進む

戦略を考えるのも同じだけ重要。

それが「円熟」なのかな?って思います。


さーて、1週間、頑張るか。