さて、シリーズ渋谷系第二夜です。
前回書きました 女王陛下のピチカートファイヴ / Pizzicato Fiveと
ほぼ同時期に目にしたのがこのPV。
Goodbye Our Pastels Badges / Flipper's Guitar
この曲が収録されている1st、Three Cheers For Our Sideについての
本書の文面に自分は「嗚呼、やっぱり!!」と膝を打ってしまったのでした。
「ぼくは国内のパンク・バンドにあまりパンクを感じたことがないのだが、
フリッパーズ・ギターには非常にそれを感じる」田島貴男 ―本書第7章より転載―
これです。
アティテュードとしてのパンク。
パンクをパンクのままで終わらせず、転がしてこそパンク。
フリッパーズ以前にそれを実践していたAztec CameraやThe Smithsの
詞やインタビューを読んでいないと、このパンクというキーワードには
なかなか辿り着かないのですが、ともかく、自分が感じていた事と
全く同じ事を田島氏がコメントしていたのに驚愕も驚愕、だったのでした。
そして、自分の中のフリッパーズ=パンクは日本語詞になる2ndで
決定的になるのでした。
が、それは次回、第三夜で書く事とします。
今回はこの辺で。
おしまい。