三日坊主の私が飽きもせずアホもせず
可愛いティヨコの面倒ばかり見ている５日目。
今日は亡き母千代子の六七日。
来週は七七日で四十九日を迎える。
今日は終戦記念日。黙祷。
今日はお盆。こぼん。
節目の日だな～。
先日死に関わるお仕事をなさってる方から
素敵なお話しをいただいた。
四十九日というのは
亡くなった方がこの世に残してきた大切な人に
心と魂の引越しをする期間でもあるらしい。
だからお母さんとたくさん色んな話しを
してくださいね・・・と。
そうね。
それすご～く納得。
千代子いよいよ私に入魂だ！
心強いぞ！と言いながら大泣き。
嗚呼、千代子といっぱい話しをしよう。
生前はあまり話さなかったな・・・
もっと話しをしたかったな・・・
ティヨコいつものように
ごはん食べたあと
私の腹部あたり
Tシャツのすそにくるまってお昼寝。
『キュルキュルキュウチュウチュクチュウ』
私のお腹が鳴っている。
お腹空いたな～。
なに食べようかお母さん。
案外、親としたい話しったってそれくらいのもんだ。
『キュウキュウチュウチュウ』
お腹は鳴り続ける。
っちゅうか鳴り止まない。
なんぼなんかて鳴り過ぎでしょ。
さすがに『え？』ってなって
お腹あたり見回したら
ティヨコが目をつむったまま
なにかしゃべってんの！！！
キュッキュチュッチュピィピィ
言ってんの
あ。きっと千代子と交信してるんだ。
時間にして何分ぐらいしゃべってたろう。
こんなティヨコを見るの初めて。
うちに来た次の日からピィピィ鳴いてたけど
いつもはいかにも鳥っぽかった。
鳥だから。
でもちょっと今日のは違う。
まぎれもなく会話してる。
鳥だけど。
ここでちょっと話し大きく飛びますよ。
あまり言いたくありませんがね
知ってる人は知っっている。
何を隠そう蟹を隠そう
私は寝言が凄いらしいんです。
自分じゃ聞いたことないんですから
みんなが嘘言ってんのかもしれませんが
大昔っからよく言われてました。
寝言が凄いと。
まるで起きてるかのようだと。
長文なんだと。
日常会話なんだと。
目を開けてしゃべってんだと。
だから寝言じゃないと思って会話しちゃうと
返事が返ってこないんだと。
で、みんなその寝言聞いた人は
なんて言ってたか翌朝本人に言ってやろうと
憶えておこうと思いつつ
忘れてしまうんだとか。
うましかーー！
あ。馬鹿ーー！
憶えとけーおしえてけれ～！
まあ実際は何人か記憶力の良い人がおってからに
なんつってたか聞いたことはあれども
到底ここで言えるようなものではなく、割愛。
寝言の凄さは実家暮らしの子供のときからで
それは女子高生になろうがOLになろうが
はんこやになろうがしっかり継続中。
千代子亡き後友達がかわるがわる
泊まりにきてくれて連日のように
寝言の報告を受ける。
これがまたウケルんだ
そんでみんな憶えちゃいないんだ。
でもほとんどの報告はやっぱり長文で
楽しそうにしゃべってたと。
時々相槌も打つんだと。
そのうちの一人の報告によると
『お母さんとしゃべってたね。
多くの人間は寝てる間にあの世と
交信するものらしい』
ぎょーーっつうかぎょぎょーーーっ
っつうかびえーーん
色々綜合すると合点がいく。
お母さん寝てる間に私とくっちゃべってたのね。
きっとアドバイスもくれてたね。
ほんとは現実で会いたいけど。
ああ、なんか嬉しいな。
だから今日も早く寝よう
と思いもするがまだ話しの途中ね。
ティヨコね２５０００００円もしたのよ。
あ、勢いついちゃって０がいくつか多かった。。。
もう老眼でいくつ多いか数えられない。
あ、ティヨコがお昼寝中にずっとしゃべってた
っつう話しね。
きっと千代子としゃべってたんだね。
千代子の心と魂は私にも引っ越してくるけど
ティヨコにも引っ越すんだね。
そのやりとりをしてたんだね。
居酒屋かどっかで
焼き鳥でも食べながら。。。
ああブラックブラック。
ティヨコが我が家に来たのも
きっと千代子の采配。
実際私は格段元気になった。
これから出会う人みんなそうかも。
出会うたびに元気になっていく。
私自身もそういう存在になれたらな。
死んだんじゃない。
隣の世界に行っただけ。
いずれ全ての人が行く隣の世界。
千代子の初盆は来年。
幸せになって笑顔で
千代子を迎えてあげたいと思う。
そんなこと思うお盆の晩のおばんである
隠れたい・・・