壮犬の特徴と飼育ポイント、柴犬ブリーダー | 飯高山荘のブログ

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壮犬(2才前後~3才前後)特徴と飼育ポイント、柴犬ブリーダー

2才を過ぎるころになると、体はほぼ完成します。
犬の持つ特徴や精神構造もしっかりして個々の性格が定まってきます。
オスはよりオスらしさが増すようになります。

柴犬、(日本犬)は比較的闘争心の強い犬種です。
これはオス犬に多く見られる示威行動の表れでメス犬が見せるやさしい態度と大きく異なります。
このあたりが、オスとメス犬の根本的な性格の違いです。

この年齢に達すると、生まれて持った性格に飼育者の考えが加わって、その犬独自の持ち味が出てきます。
この時期になって、言うことを聞かない、吠えまくる(柴犬にはまず少ない)噛みつく、尻癖が悪い(所かまわず排便や尿をする)、などの悪い癖を矯正しようとしても、手遅れといえなくもありません。
成長過程の中で、いいことと悪いこととの学習を済ませておかなければならないのです。
手に負えなくなる前に、厳しくしつけてください。
犬は飼うのであって、飼われてはなりません。

運動!

この頃になると、骨格構成はほぼ完成しています。
これからの運動で、体の充実はかるということになります。
筋肉質で肉質の堅い犬は問題ありませんが、肥満体質の犬は同じ量と質の食事でも太ってしまいます。
これは遺伝からくるものですが肥満体質の犬は運動が嫌いなものが多いように感じます。極力運動するように心がけて、日本犬らしい体質、体型になるようにしてください。
運動量については、若犬時代と同じ程度でよいでしょう。

消化器!

犬の歯は肉を裂くためにできています、大きな肉の塊を丸のみできるほどよく伸縮する食道を持っています。犬はよく食べ物を吐きますがこれは容易に吐くことが出来るように胃に噴門があるからです。
胃液は、肉類などの動物性タンパク質を消化するのに適しています。小腸、大腸は短く、人間と違って一部のビタミン類を体内で自製する能力を備えています。
長い間の人間との生活で、雑食性になっていますが、犬の食生活や食に関する体の構造は肉食型といえます。

食事!

犬は植物性の食品を消化する能力が低い動物です。
手作りの食事を与える場合、野菜などに含まれる植物繊維は便通を助ける程度と考えてください。

犬もこの年齢になると、食生活の習慣が出来上がっています。急に食事内容を替えると体調を壊す原因になります。

元来、犬には好みは無いとされています。犬が喜んで食べるものとそうでないものがあるのは、飼い主やその家族の好みであってそれが犬の習慣になってしまったのです。
現在の柴犬日本犬には栄養が不足するということはまず考えられません。
反対に、栄養過多が心配です。脂肪分の与えすぎは特に注意してください。
日本犬特有の堅い体質を作るには過剰な脂肪分は禁物です。
さっそうとした姿態は、適度な栄養と適切な運動によって形成されます。