雑木林の中のマムシグサを半年追っかけ記録 | ガネーシャJr.の印西暮らし

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2015年迄印西市ではんこ屋を営んでいたガネーシャJr.と申します。角膜と硝子体の目の病気ではんこ屋を閉店しました。
里山と近郊都市の両立する印西市が大好きで、市内を散歩しながら見た事や行政に感じる事を個人的見解で書いています。どうぞ宜しくお願い致します。

こんにちは、ガネーシャJr.です。

今回は半年以上かけた超大作?です。


マムシグサと言う面白い不思議な植物です。

サトイモ科テンナンショウ属の多年草。有毒植物で球根の毒性が強く、汁に触れると炎症を起こし、食すと死亡もある。


昨年の4月に雑木林の中で、5~20cmの食虫植物の様な不思議な花?に出会いました。
ブロ友さんがウラシマソウと教えてくれました。その後も雑木林を探すと、何回かウラシマソウらしき花と出会いました。
ウラシマソウとマムシグサは同じ種類の植物です。ウラシマソウも赤い実の有毒植物ですが、毒性はマムシグサより弱いです。

その年の11月、雑木林の奥に不思議な赤い実を見つけました。そこに生えている植物か、木から落ちた実かもわかりませんでした。
気にはなりましたが遠すぎて、何かわからないままでした。


今年5月にウラシマソウに似た植物を見つけました。色が緑色で大型の草花でした。調べたらマムシグサだと知りました。
雑木林の下草の中に隠れていて、中々見つけるのが難しい植物でした。
これがマムシグサとの出会いでした。マムシグサと言われるのは、茎がマムシの柄に似ているからだそうです。


5月6日:30cmはある大きな緑色の不思議な植物、マムシグサを発見。

6月30日:マムシグサの花の場所に大きな葉の草が育ち、葉っぱの下に松ぼっくりを逆さにした様な、まだ小さな実を発見しました。
最初は何の実かわかりませんが、調べてたらマムシグサで秋には赤くなると知りました。去年の赤い実はこれかもしれないです。
そしてこの実の姿はどこも崩れがなく、図鑑より綺麗なかっこよい姿の実でした。その上に撮影しやすい場所なので、マムシグサを追い続ける追っかけが始まりました。

7月13日:それから実は徐々に大きくなり、全長20cmの実になりました。茎がマムシの柄みたいなまだら模様で目立ちます。
まだ青々とした実です。まだ実は大きな葉の下で目立ちません。

その後何回が見に行きましたが、暫く変化はありませんでした。9月と7月の実です。

10月14日:枯れ始めた葉っぱの下からマムシソウの実がその姿を表し始めました。

10月24日:ついに実の先端が色付きまた。

10月28日:たった4日でこんなに赤い目立つ大きな実になりました。
遠くからも目立ちますが、有毒植物ですので採集は要注意危険です。

11月4日:完全な真っ赤になりました。

11月7日:実が熟して欠け始めました。

11月10日:実は熟して欠けていますが、それより実のある枝が傾いて来ました。
このまま熟して枯れていくと思っていましたが、多分先に実の付いた枝が倒れて消えていくみたいです。
これ以上崩れていくのが忍び難く、ここで今年の追っかけは終わりとしたいです。

この植物の花を5月6日に見つけて、11月10日の実が熟すまで6ヶ月の間追い続けました。
マムシグサその名前と姿が気になり、こんなに長く観察しました。冬は枯れて消えますが、球根で育ち多分来年も咲くでしょう。
ただマムシグサにも紫花があり、どれがマムシグサかウラシマソウかわかりません。去年の赤い実の正体はどちらかな。
マムシグサを追ったガネーシャJr.でした。